帝釈さん

幾分光沢が強めなダークワインレッド。

そして、印象的な肋を刻む成長脈。

これこそ長年あこがれだったキセルガイ、タイシャクギセルです。

まるで海の貝みたいな素敵な殻は、

強いアイデンティティを放っていますよね。

広島県の帝釈峡に特産であるため、「帝釈煙管」の名を持っていますが

その後岡山県のごく一部にも生息している事が判明しました。

まあ、いずれにしても大変な希少種です。

このタイシャクギセルはいただきもので、

初夏に幼貝の状態で我が家に届きました。

その後すくすくと成長し、夏の盛りに成貝になりました。

繁殖してくれると非常に嬉しいのですが、

今のところまだその兆しはありません。

・・・というか、

この貝には繁殖確認の重要な証拠である『卵』が存在しません。

なんと卵胎生なのです。(まあ、そういうキセルガイは

ですから繁殖の判明形態は、いきなり

「赤ちゃんがいる!」という事になる訳です。

早くそんな驚きを味わいたいものです。

 

Taishakugiseru_2

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明日は晴れるか?

最後の晴天から2週間が経ちました。

まったく今年の秋雨前線の頑固なことと来たら・・・

しかし、明日はちょっと晴れ間が出る予報。

気温も久し振りに25℃を超えそうな感じです。

写真はフキの葉っぱに登って、本当は日なたぼっこがしたいカナヘビの子。

夏前に生まれた子のようで、もう体長9センチ程に育っています。

尻尾の付け根の鱗が乱れているので、

一度尻尾が切れちゃった経緯があるのかもしれません。

この時期小さな昆虫はまだまだたくさんいるので、

越冬を迎えるまでにもうひと回りぐらい大きくなれそうですが、

そろそろモズに気をつけないとね。

「はやにえ」にちょうど良いサイズですから・・・(笑;)

 

Kanahebi1609

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温室の日除けとカタツムリ

Nippon_hiyoke

 

もう呆れ果てそうな位、雨ばかりの関東地方。

喜んでいるのは陸貝一家ぐらいのもんです。

その庭のカタツムリたち、最近やたら温室の遮光シートに付いています。

何をしているんだろうとよく観察してみると、

どうやら遮光シートに付いた微細な藻類を食べている様です。

上はニッポンマイマイの亜成貝。

比較的すその方をゆっくりと移動していました。

下はヒダリマキマイマイの幼貝で、こちらはお昼寝中です。

この他にもミスジマイマイやウスカワマイマイも

この温室日除けに日参しており、

彼等にとってにわか人気スポットになっている様です。

この日除け、もう少しではずして保温カバーに取り替える時期なので、

ちょっとばかり困っています(笑)

 

Hidari_hiyoke

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蝙蝠蛾

Koumoriga

 

一見何だかよくわからない画像ですけど、

枯れかかったクワの葉に蛾がぶら下がっているところです。

この蛾の名前はコウモリガ。

名前の由来は知らんのですけど、

こうして葉っぱにぶら下がっているシルエットは

コウモリを思わせると言えば思わせないでも無い・・・かな?(笑)

色こそ地味ですが、翅の雲門紋様はなかなか芸術的・・・

そして、このしっかりとした脚。毛むくじゃらだけど頑丈そう。

体色には個体差が有って、こういう焦げ茶系ではなく、

赤錆色っぽいのもいます。

ストロボの閃光を受けて青く光る眼がミステリアス。

ところでこの蛾、幼虫時代ははじめ草の茎に潜って中を食害するのですが、

成長ステージが上がると今度は低木、やがてもっと大きな木・・・と

食べる対象を移しながら、相変わらず中に潜り込んで食害。

今年はコイツの幼虫に随分泣かされました。

ヤマユリ、ヒヨドリバナ、ブッドレア、ウリカエデ・・・

みんな茎や幹の中を喰い尽くされ、次々に倒されてしまいました。

恐ろしい蛾です(泣)

なんでも食べちゃうこの蛾は、特定の食草・植樹に産卵する事は無く、

何千粒という大量の卵を空中から地面にバラまくという産卵をします。

写真の個体はお腹に一杯卵を抱えたメス。

また来年も泣かされるんだろうと思いつつも、

小さな確率で成虫にまでなった凛々しい姿を見ると

やっぱり駆除は出来ませんでした(泣笑)

 

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懐かしっ!!

みなさま、長らくのご無沙汰でした。

じつは8月から仕事の状況が大きく変化しつつあり、

各種の手続きだの研修だのとず~っとバタバタしておりました。

お盆は3日ぐらい休めたのですが、

前後に環境系の摧事も多く入っていたため、

疲労と体力・気力温存のため軽く夏眠状態(笑)

まあそれにしても、こんなにお天気が悪い9月というのも経験が無く、

どちらにしてもあんまりブログネタも無かったんですけどね。

この間何人かの方から私を心配してのメールをいただきました。

黙って更新サボってしまい、本当にすみませんでした(謝)

9月11日から18日まで、とある研修プログラムのため

富山に行って来ました。ついに乗っちゃいましたよ北陸新幹線。

11:30上野発の「はくたか561号」への乗車でしたが、

富山着が13:52分と・・・速っっ!!

帰りなんか10:05富山発の「かがやき508号」で12:14には上野着、

そのまま常磐線に乗り換え、13:26には牛久に着いちゃいました(笑!)

富山を出ると長野、大宮と停まって3駅目がもう上野ですもんねー!

近くなったなあー北陸!!

 

Moto_seibu5000kei

 

新幹線も感動ものでしたが、富山から乗った「ちてつ」こと

富山地方電鉄がまた泣かせんるんですわ~。

話には聞いていたのですが、ほんとにいろんな私鉄の

かつての花形車両が現役で走っているんですね。

電鉄富山駅に向かって最初に対面したのが上の車両。

これはかつて西武鉄道で活躍した「特急レッドアロー」じゃありませんか。

私は小学校の最後の時代、西武池袋線沿線に住んでいたので

めちゃめちゃなじみ深い車両です。懐かし~(泣)

で、私が乗ったのはこれ↓(右の方の車両)

もと東急電鉄の車両ですね。こいつも知っとるぞ。

 

Moto_tokyu

 

Sycleride

 

2両編成の電車は前の車両の一番前寄りのドアしか開きません。

降車駅の改札が無く、運転士さんが切符の確認をするワンマン式です。

サイクルライドに対応しているので、自転車同伴の高校生さんが

何人か乗って来ましたが、

なるほど、開かないドアの部分は自転車の納まりがいい具合ですね。

帰りは電鉄富山駅に京阪電鉄の花型車両「テレビカー」が!(下の写真)

あいにくの雨降りでしたがテンション上がっちゃって

もう濡れながら大激写です(笑)

 

Moto_tvcar

 

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食道が丸見え

飼育しているアマノヤマタカマイマイの幼貝が、

一心不乱にカルシウムチョークを食べています。

カタツムリの仲間はみんな殻を作るためにカルシウムを摂取しますが、

殆どの種類が「しばしばまとめ食いをする」という方法をとるようです。

このまとめ食いをしたあとは、カルシウムだけで構成された

真っ白なフンを「まとめ出し」(笑)

食べたうちの何割が殻の材料として摂取されているのか分かりませんが、

あまり摂取効率はよろしくない様ですね。

幼貝は体は小さいので、口から入った真っ白なカルシウムが

どんな風に消化管に送られていくのか、目で見ることができます。

画像をご覧下さい。よく見えますね。ほとんどバリウム状態です。

先端に眼がついた2本の大触角の間に見える白い筋、これが

口にある歯下で削り取られたカルシウムが最初に通過する食道です。

食道はすぐに下方へ潜り込み、Uターンをするようにまた上方に現れ、

さらにもう一度後方へUターンするとぐっと太くなります。

じつはこの部分が胃です。

その先は殻の中に入って行くため見ることができませんが、

胃から出るとまた消化管は細くなり、

殻の頂部寄りの肝臓に接するところまで達すると、

そこから反転して殻の出口に向かいます。これが腸管。

画像の個体よりも小さい「稚貝サイズ」になると殻がごく薄いため、

カルシウムを食べた際、殻の中の様子を一部観察する事ができます。

ちょうどそういう画像を昨年このブログでアップしているので

併せてそのカットももう一度掲載してみます。

ちなみに、殻の中の消化管のレイアウトはほぼ固定ですが、

活動時に殻の外に出ている部分のレイアウトは体の伸び縮みや

ひねり方に寄ってかなり自在に変化・融通がきく様です。

このあたりはさすが軟体動物ですね。

 

Amano_shokudou

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ついに赤星登場

Akaboshi_hiki160723

 

午前中、洗濯物を干していた家人が

「ちょっとちょっと、いまアサギマダラが来てる!」と

興奮して呼びに来ました。

我が家では毎年5~6月と10~11月に

移動途中のアサギマダラがよく立ち寄ってくれるのですが、

この時期には珍しいなとカメラ片手に見に行ってみると・・・

「ああ、やつか。ついに来たな」

なるほど、多少チョウの種類を知っている人が見たら

一見アサギマダラに見えるこやつ・・・外来種のアカボシゴマダラでした。

ゴマダラチョウやオオムラサキに近縁のこの外来種は

鳥等からの捕食を避けるため、体内に毒を持ち鳥に嫌われる

マダラチョウの仲間に擬態しています。

その擬態は色や模様だけでなく、飛び方もふわりふわりと

マダラチョウっぽくゆるやかに飛ぶ・・・という技を持っています。

関東の西の方から徐々に広がり、

茨城県では県南部を中心に2年くらい前から見られるようになったので、

我が家にやって来るのも時間の問題だろうとは思っていましたが、

そうかー、ついに来たか~・・・

我が家のエノキで発生している在来のゴマダラチョウたちとは

上手く共存していけるでしょうか。

 

Akaboshigo160723

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各員鋭意調査中

今月の15日に落下してしまったキイロスズメバチの古巣、

じつはまだそのままにしてあります。

いろんな生物が隠れ家にしたり越冬場所にしたりと

二次利用が絶えなかったので、その分いろんな生物の

匂いと言うか、気配と言うか、そんなものが残っていそうなので

何か起きるかもよ・・・というのが放置の理由。

まず、鳥がよく調べに来ます。

確認しただけで、カラスとヒヨドリが来ていました。

大きな破片が結構な距離動かされていたので、

何かは分かりませんが、少し体が大きめな哺乳類も来た様です。

息子は夕方遅くに鼠ぐらいの動物が飛び回っていたのを見たそうです。

こちらはハタネズミとかアカネズミでしょうかね。

今日はまだ体長40~50センチ程度の

アオダイショウの子が探索していました。

面白いですね。面白いのですが、そろそろ片付けようと思います。

じつは巣の底にコウモリの糞がたまっていたらしく

それがなかなか良い匂い(笑)

発行させたらバットグアノ!?良い肥料になるかもです(追笑)

 

Aodaisho_chibi

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的が大きければ・・・

もう庭のミドリシジミもほとんど見られなくなってきましたが、

入れ替わりにムラサキツバメが賑やかに飛び回っています。

このチョウも夕方に非常に活発に飛び回るので、

せっかくミドリシジミで少し使い慣れて来たので

「夕暮れ望遠レンズ」にチャレンジをしていたのですが、

一向に駄目。

ひょっとしたらムラサキツバメというヤツは

ミドリシジミより早くて豪快な飛び方かもしれない・・・

飛び回る範囲が結構広いんですよね。

おまけに卍飛びとかはやってくれないし。

レンズの重さでいい加減腕がプルプルし始めた(笑)頃、

カシワの枝に止まってずっとこちらを伺っているキジバトに気が付きました。

ためしに何枚かシャッターを押してみたら、

「お、そこそこきっちり見えるじゃん」

そう、やはりこのカメラ&レンズ仕様で、シジミチョウなんて

やっぱ的が小さ過ぎるんですよ!

もうちょっと的が大きくてじっとしていてくれれば、

たとえ夕暮れの手持ち望遠でもほらこの程度には・・・ね。

と、自分を納得させているのでした・・・(笑;)

 

Kijibato160719

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ついに落下!

一昨日の事、シトシトと降る雨音を聞きながら仕事をしていると

窓のすぐ外でいきなり「ズザッ・・・ドサッ!」と鈍い音が・・・

「何だろう?」とは思いませんでした。

すごく不思議なんですけど、直感しました。

「あー・・・ついに落ちたな」と。

窓を開けて真下を見るとビンゴでした。

そう、落ちたのは我が家の東妻面の軒下についていた

大きなキイロスズメバチの巣。

もうずいぶん前からくっ付いているのですが、

14日の夕方に降った横殴りの豪雨にあたってから

湿り気を含んで重くなっていたのでしょうね。

本当ははずして標本にしておきたい位大きくて立派な巣立ったのですが、

きれいにはずせそうも無いので仕方なくそのまま放置してありました。

約8メートルの高さからの自由落下ですから、

さすがに木っ端みじんですね(笑)

標本どころか、こりゃゴミ以外の何ものでも無い・・・・

スゴく残念なのは、すぐに巣のかけらを調べてみたかったのに、

予定がびっしりの日だったので、放置せざるを得なかった事。

じつはこの古巣、コウモリやらヤモリやら、

いろんな生物が二次利用していたんです。

すぐに調べればその利用痕跡だけでなく、なんか面白い生き物が

見つかるかもしれないんですけどね~・・・残念!

 

Kiiro_su_rakka

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