夫婦の距離 -ヒメガマ-

今日もメチャメチャ暑いですね。みなさん大丈夫ですか?
現在(16:30)34℃、さっき見た時は36.5℃でした。今日の最高気温です。
日中はあまりの暑さに、飛行中に落下してしまう昆虫をみかけました。
チョウも花を離れて木陰で休んでいましたし、
トンボも陽に当たる面積を減らす「逆立ち止まり」でした。
人に限らず、みな辛そう・・・

写真はさくら上池のヒメガマです。
少しは涼しげかなと思い載せてみたのですが、う〜ん、今ひとつかな・・・
このあたりでは池や川、そして霞ヶ浦の湖畔に
ガマ、コガマ、ヒメガマと3種類のガマの穂を見ることができますが、
穂の特徴に注目することで種類を判別できます。

いわゆる「ガマの穂」で、ソーセージのように見える部分は雌花です。
雄花はそのソーセージの上に、刺した串(花茎)にまとわりつくように
ごしょごしょっと見える部分です。
写真ではすでに雄花は咲き終わっていて、枯れた様な焦げ茶色になっています。
同じ穂では、雄花は常に雌花より先に咲いて、
雌花が受粉の準備ができた頃には咲き終わっているのです。
自家受粉を避けるためですね。

ヒメガマの特徴は雄花と雌花の距離。ほら、よく見ると隙間があるでしょ。
遠目で見てもこの隙間があるようなら、まずヒメガマで間違いありません。
雄花と雌花(夫婦)のほどよい距離でしょうか。
また、雄花の部分が長いのと、雌花が明るい赤茶色なのもヒメガマの特徴です。
ガマとコガマは穂の形がよく似ていますが、サイズが明らかに違います。
ソーセージの長さが10センチ未満であれば、ほぼコガマです。

池のヒメガマは植えたものではありません。勝手に生えて来ました。
ガマの穂は晩秋に熟し、ぼふっと崩れて種子の綿毛を風に乗せます。
見た目風情があり、トンボの羽化や成虫の止まり場所として役立つので
そのまま生えてもらっていますが、とても旺盛な植物なので
放っておくと池じゅうに広がってしまいます。
しかも、横に這う地下茎は先端がとても堅く尖っているので、
シートで出来たビオトープなどではシートを突き破って
漏水の原因になることも少なくありません。
ですからさくら上池では、風情を楽しむ程度に株を残して
毎年刈り取ってセーブしています。
切り取った穂は室内に飾って楽しみますが、
ドライフラワーにして長くとっておくことも出来ます。

Himegama

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大暑 -ツマグロヒョウモン-

暑かった!いやぁ本当に今日は暑かったです。
最高気温は35.5°を記録しました。
近頃よく言われることですが、こういう日が毎年増えている気がします。
そういえば今日の夜の天気予報で、
小雨についてのコメントがようやく出ました。
もうとっくに雨量が少ないとみんな気が付いているのですが、
気象の世界では記録が整いきってから例年や過去何年と比較してから初めて
「今年はこうだった」と発表するので、
こういう事象については結果報告としてしか出て来ません。
いつもながらちょっともどかしいと感じてしまいます。

写真は大暑にふさわしい「北上蝶」、ツマグロヒョウモンです。
ここ数年で急に現れ、すっかり定着したことを、
以前幼虫を紹介した時に書きましたが、今年も彼等は躍進しそうな勢いです。
写真はオス、ツマグロという名はメスを指して付いた名ですから、
このオスでは意味が分かりません。
このチョウも、以前紹介したメスグロヒョウモン同様、
オスとメスで模様や色が全く異なるチョウです。
後日、チャンスがあったらメスの方も撮影してみましょう。
メスもまた、きれいなチョウですよ。

それにしても、やや薄いブッドレアの紫色と
ツマグロヒョウモンの僅かにくすんだオレンジ色はぴたりと合う
カラーコンビネーションですね。
本当は白いブッドレアにもう1匹、翅にスレやよじれの無い個体がいたのですが、
色合いがあまりにパッとしていたので、
少々キズものでしたがこちらを撮影しました。

時に自然の中に見つける色や模様の取り合わせは、
実に美しく絶妙なものがありますよね。
私の場合、本業のデザインに役立つことも多かったりします。
今日のコレもネタの引き出しに入れておくとしましょう。

Tsumagurohyomonosu

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創世の宇宙

Paipukazuraup_5

ついに確認されたホワイトホールの最新分析影像です。
中央に見える物質の放出域では、プラスの重力の成す超エネルギーの光と
連続するプラズマの発光の両方が映し出されています。
意外なことに、うしかい座の周辺で見つかったそうです・・・嘘です(笑)

でも、この画像を見て正体を見破ったなら、あなたは相当な植物好き!
実はこれ、パイプカズラというウマノスズクサ科のつる植物の花、
それも大きく開いた、花の中心部のアップです。
和名でパイプカズラと呼ばれるものには近縁の数種類がありますが、これは
アリストロキア・ギガンテア(Aristolochia gigantea )
ブラジル原産です。

縦長の楕円形をした花の一輪がとにかく大きく、
長径で21センチ以上ありました。
その独特の色合いと模様が相まって、ものすごい存在感!圧倒されます。

我が国にもウマノスズクサはありますが、
花の構造は基本的にほぼ同じであるものの、非常に小さく、あまり目立ちません。
ウマノスズクサといえば、ジャコウアゲハの食草として有名ですが、
いくら外国産でも同じような成分を持っているためか、
やはりジャコウアゲハは産卵にやってきました。

この株はいつもお世話になっている三郷の洋ラン園の社長さんが
ご好意で分けてくださったもの。
昨年の夏に挿し木をし、温室内で越冬しました。
当然今後も温室内で越冬させる必要があるので、
鉢植えで育て、秋遅くに地上部を刈り取り、
地下茎で温室に取り込もうという作戦です。

それにしても春から初夏にかけての肥培が効を奏したのか、
蕾が鈴生り、当分花が楽しめそうです。
かなり奇怪な雰囲気ですが、これだけ大きいと注目度は高そうです。

Paipukazuramini_3

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24時間戦えますか? -カブトムシ-

昨日、関東地方も梅雨明けしたんですね。
昨年は何だか梅雨も明けないまま真夏に入ってしまい、
振り返ればえらい猛暑でした。
今年はお手柔らかに願いたいものです。

さてさて、3日前にも書きましたが、クヌギがカブトムシで賑わっています。
殆どが近くの竹林などで発生したと思われる飛来個体ですが、
昨年から1本のクヌギの根元周りに落ち葉や堆肥、刈り枝を積んだところから
自家発生した個体も加わっているようです。

彼等はいうまでもなく夜行性ですが、
個体数が増え、樹液の量も増すに従って昼間も居残る個体が増えて来ました。
こういう個体に単独のオスはあまり見られず、たいてい単独のメスかペアです。
メスは産卵のため、オス以上にエネルギーと栄養を補給する必要があるため、
産卵する直前までなるべく長くクヌギの樹液に滞在します。
結果、昼間も居残って食事を続ける訳ですが、
これが小型で力の弱いオスにとっては
大きくて力の強いオスの邪魔が入らない絶好の交尾の機会となります。

写真のオスはそう小さな個体ではありませんが、
あちこちに傷を負っているので、結構苦労人のようです。
きっと昨夜もバトルにフル参戦したに違いありません。
24時間態勢で頑張っちゃってます。

カブトムシの成虫は長生きしてもせいぜい1ヶ月ほどしか生きられません。
よく似た性質を持つノコギリクワガタも同じくらいです。
その間戦いと交尾に明け暮れる訳ですから、なんか納得ですね。

一方、同じようにクヌギの樹液で生活する昆虫でもオオクワガタは、
大型の成虫で3年以上も生きるようですが、意外にも戦いを極力避けます。
おとなしく臆病な性質のため、決まった穴蔵に住み着き、
結果人目につきにくく、生息地でもその姿を見ることはなかなか困難です。
(もっとも滅多にいないのも事実ですが)

「豪快に短く」というカブトムシの生き方、
私には到底出来そうにありませんが、目一杯で悔いが無いようにも思えます。
みなさんはどう感じますか?

Kabutomushikoubi

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食用ヘメロカリス -ヤブカンゾウ-

昨日から天気予報で「暑くなる」とさんざん脅かされていたので、
午前中の日射しは覚悟していたものの、相当にこたえました。
しかし午後からはややカラッとした風がそよ吹いて
思ったよりも、昨日よりも、ずっと過ごしやすく感じました。
それでも最高気温は31℃。最低が21℃、けっこういってたんですね。
体にこたえるのは暑さ以上に湿度なのだと痛感しました。

写真のオレンジ色の花はユリ科ヘメロカリス属の多年草、ヤブカンゾウです。
同じく今頃の時期に開花する同属の近縁種にノカンゾウがありますが、
ヤブカンゾウには「八重咲き」という決定的な特徴があるため
見間違えることはありません。
ヘメロカリス属の花の基本形は、ユリ科らしい6枚の花びらのうち
外3枚が顎片、内3枚が花弁というスタンダードなもの。
しかしヤブカンゾウは雄しべ(場合によっては雌しべも)の一部が花弁化し、
不整形な八重咲きになるのです。

とても美しいというフォルムではありませんが
離れてみる分にはパッと目立つオレンジ色の印象が強いので、
色として楽しめる花ではあります。

ところでこのヤブカンゾウ、こんな花のつくりですから
種子を付けることができません。
数を増やすにはもっぱら栄養繁殖に頼ることになります。
しかし、それじゃあ広範囲に分布を広げることが出来ません。
その割にヤブカンゾウは日本全土に分布し、ちょっと気を付ければ
里山や河川堤防のあちこちで見られるなじみ深い花です。
どうしてこんなにあるのでしょう?

実はこの花、中国原産と言われています。
日本には、おそらく食用として持ち込まれ、
全国に普及したのではないかと考えられています。
いわゆる飢饉対策でしょうか?
ちょっとヒガンバナと似た様なストーリーですね。

さくら上池でも、ヤブカンゾウは食用に活躍しています。
まずは春の若芽。おひたし、和えもの、天ぷらにと大活躍。
クセがなくて柔らかいので、初めての人でも全く抵抗無く食べられると思います。
それからこの時期だと蕾。写真の花の脇にも美味しそうなのが見えますね。
こちらも和え物、天ぷらの他汁の身、炒め物にもバッチリです。

もっとも、先述のノカンゾウも同様に食べることが出来ますし、
観光地で「ユリの蕾」と銘打って売られているものは、
やはり同じヘメロカリス属のニッコウキスゲの蕾だったりします。
何度か買ってみましたが、結構美味しくいただけました。
初夏の高原を彩るニッコウキスゲも
ついつい美しいより美味しそうと感じてしまいそうです。

Yabukanzou

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オモダカの花

水生植物は陸生植物にくらべ、スロースターターが多いですね。
陸の上では春が終わろうかという頃、
ようやく芽を出す種類が少なくないようです。
これは私たちの身近にある水生植物の多くが、
どちらかというと南方系の植物だからかもしれません。

やっかいな田んぼの雑草として有名な コナギやオモダカもそうした植物です。
どちらの仲間も、熱帯圏の水域で数多くの種類が繁栄していますから
気温(水温)が高く、強い日射を好みます。
だから四季のハッキリした日本では、田植えから少し経った頃、
日が長く水温が目一杯高くなったところでやっと目覚めます。
しかしそこからのダッシュは目を見張るもので、
あっという間に株を大きくして花を咲かせます。
ですから多肥を好み、水田などでは本来イネのために施した肥料を
イネよりも先に吸収してぐんぐん成長します。

写真はオモダカの花、120°ずつに割り振られた3枚の花弁が印象的です。
この、3枚花弁という花のデザインは水生植物には案外多く、
ミズオオバコ、トチカガミ、カナダモなど、どれもみな3枚の花弁をもった
可愛らしい花を咲かせます。

オモダカは中国から伝わった野菜の「クワイ」にとても近い植物で、
元々は同じ種だったとも言われています。
実際にオモダカの株を掘り上げてみると、
クワイと同じ形をした球根があることに気が付きます。
この球根は今年茂った株から放射状にでたランナーの先端に出来、
食べることも出来ますが、どんなに肥料を与えて育てても
クワイのように大きな球根になることはありません。

農家の方には憎まれっ子のオモダカですが、あらためてその姿を見ると
実にバランスのとれた美しいフォームの植物であると感じます。
根生する葉は長い葉柄の先に狐の顔の様な切れ長の三角の葉を付け、
その葉よりも高く伸びた花茎に段々に数個ずつの蕾をつけます。
見ようによって和風にも洋風にも見える植物なので、
気の利いた鉢で栽培すると洒落たアクセントに使えそうです。
日当りと目一杯の肥料が必要なので、
おうちの中には持ち込み辛いのがちょっと難点ですけどね・・・

Omodakahana


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池の潤夏2008

昨日、中国・四国地方が梅雨明けしたようですね。
東日本はまだですが、かといって梅雨らしいお天気でもなく、
今日も結局午後からはよく晴れました。
梅雨後期らしいどしゃ降りやそのあとの虹が恋しいです。

池の緑は一層濃くなって、クヌギは池畔の3本のうち2本が樹液を出し、
連日カブトムシやコクワガタ、ノコギリクワガタ、
ミヤマカミキリなどで賑わっています。
夜になると部屋にいてもカチッ、パチッとオス同士の戦う音や
ブル〜ンという太く低い羽音が聞こえて来てその賑わいぶりが伺い知れます。

ヘイケボタルは例年7月の上旬いっぱいで見られなくなるのですが
(あくまでもさくら上池の場合です。多産地では9月まで見られます。)
今年は7月に入ってから2回目の発生ピークがあったので、
まだ複数の個体を見ることが出来ます。

それにしても、年々緑の成長速度が速くなってゆきます。
クヌギも他の樹もまだ幼木ですが、下枝払いが必要になって来ました。
水草も強いものは水面を遮へいしてしまいますので
今週中に一度大幅なトリミングを敢行するつもりです。
こざっぱりとカットできたら、また画像をアップしてみます。

Ike2008junka

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定番トンボ -アオモンイトトンボ-

初夏から夏にかけての水辺には、繊細な姿のイトトンボがよく見られますが、
どれもみな糸という表現が似合う超スリムなスタイルです。
飛び方もそろ〜っと移動する感じで、普通のトンボが飛行機なら
イトトンボの仲間はヘリコプターといったところ。

写真のイトトンボはアオモンイトトンボ。
とてもよく似たアジアイトトンボとともに、
ビオトープには定番のイトトンボです。
両種ともオスは黄緑の胸と水色の尾端が特徴です。
アオモンの方が、気持ち大きくて
尾端の水色の部分に入る黒紋が短く太く切れていて
腰の上側に入る黒紋が青味を帯びているものが多いようです。
メスは両種ともよく似ていて、私は判別の自信がありません。

しかし、写真の様な交尾姿勢で見つけると、
オスを見分ければよいので悩まなくて済みますね。写真では上側がオスです。
この交尾姿勢はイトトンボの仲間に広く見られ、
交尾時間が長いため、多くいる場所ではいい確率で見かけることが出来ます。
2匹がアクロバティックに繋がって、ハートを形作るあたり、洒落てますね。

体の小さなアオモンイトトンボは卵も幼虫(ヤゴ)もとても小さいため、
幼虫時代のエサも小さくてすみます。
主にミジンコの仲間、大きくてもせいぜいボウフラや
小型のユスリカの幼虫(アカムシ)を食べて充分に育つことが可能なため
都会の屋上緑地の小さな水域や
ベランダビオトープに姿を見せることも珍しくありません。

以前に書いたチョウのヤマトシジミ同様、
天敵が多く食物連鎖の中では弱い方に位置しますが、
コンパクトな暮らし方で小さな隙間にしたたかに入り込む、
生き方の強者です。

Aomonitotonbokoubi


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初の豊作 -ハマナス-

またまた予報よりもいいお天気、結局ほぼ晴れの一日となりました。
それでも湿度が低い分、少しの風でも救われる心地よさでしたね。

写真の果実はミニトマト・・・ではなくハマナス。
今年は花数が多かったのですが、花後の気温が低めだったせいか、
果実の方も鈴生りです。

とりわけ丈夫な性質を持つハマナスも、今までさすがに結実は今ひとつでした。
ところが今年はどうでしょう。充分膨らんで赤く色付いてきました。
これなら収穫してジャムを作ることも可能かも知れません。
どの実もつやつやして奇麗です。

以前にも書いたように、ハマナスの名の由来は浜梨だとか・・・
しかしどう見ても梨には見えないなあ。
やっぱりミニトマトに見えてしまいます。
ミニトマトはナス科の野菜ですから、浜茄子の方がピンと来そうな気もします。

とりあえずあと数日様子を見て、もっと赤くなるようならそれまで待って
まずは生食してみることにしましょう。
結果はまたブログでお話できるかも知れません。乞うご期待!

Hamanasumi

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セルレア

今日は午後からかなりの確率で雷雨とのことでしたが、今のところは気配なし。
ひと雨来ると、少しは涼しいのでしょうが・・・

温室では初夏〜夏咲きの熱帯植物が活発ですが、
一株の原種カトレヤが満開になりましたので、掲載してみます。
このカトレヤの種名は「カトレヤ・ボウリンギアナ・バー・セルレア」
(Cattleya bowrinbiana var. coerulea)
以前から書いているように、この場合カトレヤがランの属名、
ボウリンギアナが種名、バーはバラエティ(=変種)のことで、
最後のセルレアが変種名。

変種名にはいくつかの基本的なパターンがあるのですが、
「セルレア」というのは青い花の変種に付けられる変種名です。
カトレヤ・ボウリンギアナの基本種は濃いピンク色の花です。
ところが中にはごく少ない確率の花色変わりがあって、
青っぽいこのセルレアの他に
白花の「アルベッセンス(=albescens)」も知られています。
(白花変種については「アルバ(=alba)」や「アルバム(=album)」という
表現が一般的ですね。「アルベッセンス」は少数例です。)

さて、「青い」変種名のセルレアですが、写真を見ていただいての通り、
いわゆる「青」ではなく、実際の所は「青味が強い紫」といった感じです。
それでもこのボウリンギアナのセルレアは、カトレヤの原種セルレアの中でも
かなり青っぽいと言われています。
「青い蘭の花」は中世より多くの人々の憧れでした。
ゆえに王侯貴族から特命を受けた多くのオーキッドハンターたちが
世界の熱帯域を駆け巡り、千の砂の中から選りすぐりの一粒を見いだすように
競ってセルレア個体を探し求めた歴史があります。

しかし実際の所、プレミアムな人気を誇るラン、バラ、ユリ、チューリップ・・・
そのどれにも、羨望の「青い花」と「黒い花」は存在しません。
品種改良が進み、栽培技術が進歩した今日でも、未だ幻です。
原種好みの私としても、この辺の話にはおおいにロマンを感じます。
どこの国の誰が、最初に実現させるのでしょう?
それとも永遠の幻なのでしょうか・・・

Cat_bowr_coerulea

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