あれ?クリーム色じゃなかった?

Cypxxx202303

 

先日、デルフィニウムに関して、栽培が難しいので原種に拘らず

原種の面影を強く残した交配品種まで栽培の対象にしよう・・・という意向を書きましたが、

アツモリソウ(シプリペディウム)も近年、かなり丈夫な交配品種が出回ってきたので

「交配品種もありかな」なんて思っています。

この冬、ひとつ交配品種を入手してみました。

アツモリソウの白花とタイワンキバナアツモリの素心花を掛け合わせた

`Burnd Pastel'なる品種で、

まるでレブンアツモリソウのようなクリーム色の花が特徴とされています。

ところが、咲いたアツモリソウは紅紫色を帯びた花で、

期待したものとは異なりました。

一瞬「騙されたか!?」なんて思ったりもしたけど、

よく考えたらこれはありえる現象かもしれません。

白花(fma alba)は一般に劣勢形質ですが、白花同士のシブリングでも

なぜか標準花の色素が現れることはさほど珍しくないからです。

色は置いておいて花の形を見る限り、

確かにアツモリソウとタイワンキバナアツモリソウ両方の特徴がよく出ています。

まあ、ちょっとがっかりはしたけれど、これはこれでそこそこ綺麗だし、

丁寧に栽培を続けようと思います。

 

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残念、羽化を見逃した〜

Akebikonoha202210a

ついブログにアップしそびれたこの画像、昨年10月3日に撮ったもの。

羽化したばかりのこの立派な蛾はヤガ科の大型種、アケビコノハです。

撮影時刻は午前6時半過ぎ。前夜、なんだかそろそろ羽化しそうな気がして

早朝からスタンバっていたのですが、

うっかり小一時間目を離した間にこの状態でした。

もうすっかり翅が伸びているあたりから察するに、

こいつらの羽化時間って、案外短いんじゃないかと思います。

この蛾の特徴は前翅と後翅の色&模様が全く異なるところですが、

普通とまる時には木の葉に似せた前翅が全体を覆ってしまうので、

鮮やかなオレンジ色の後翅を見ることはできません。

ちょっとだらしないけど両方見せてくれているのは、羽化直後ならでは。

体が固まってきたら、下の画像のように「しゃんっ!」

としてしまいました(笑)

春までの間、アケビコノハは枯葉になり切ったこの姿で

寒い季節をやり過ごします。

Akebikonoha202210b

 

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みてみて、捕まえたよ!

Doenitzi202207

初夏を迎えて昆虫の種類や数が増えてくると、捕食者も増えてきますね。

身近なところでチョコチョコと動くハエトリグモの仲間も

多くみられる季節になりました。

ハエトリグモは動きが活発で面白いので、見つけるとつい撮影してしまいます。

画像は軽トラのシートの上にいたデーニッツハエトリ。

自分より大きなアミガサハゴロモを捕まえてさも得意げですね。

 

 

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デルフィニウムの道険し

 

Delphi202205

じつは昨年からちょっと本腰入れてデルフィニウムの栽培をしているんですが、

やっぱり難しいですね〜

常々「原種派」を自称するぐりおですが、デルフィニウムに関してだけはちょっと柔軟。

だって、まんまの原種は私の住んでいるところだとほぼ栽培不可能なんですものー

言うたらアツモリソウやコマクサよりも難しい・・・

そこで、デルフィニウムに関しては、原種同士を一回きり掛け合わせた、

原種の形質を強く残す品種までは「許す」としました。

やっぱり濃いブルーのデルフィニウムがいいので、

銘花「アルデブルー」と

両親にシネンシスとエラータムを持つ「ベラドンナ」をメインにチャレンジ。

ご覧の通り、まあどうにか咲いてくれてます。

「アルデブルー」は不稔性なので頑張って株を維持し、

「ベラドンナ」は昨年採れた種子からの実生継続栽培。

ことしも夏越し、がんばるぞ〜

 

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イボタにイボタガ

5月中旬、

庭のイボタノキに今年は複数のイボタガの幼虫を見つけました。

イボタガは春の短い間だけ成虫が現れる年一化のガですが、

春に現れた成虫が交尾・産卵をして生まれた次世代の幼虫が

晩春から初夏にかけて成長します。

イボタガの幼虫は非常に特徴的な姿をしていて、

スリムな体に7本のよれっとした針金みたいな突起を持っています。

この突起は終齢幼虫になると無くなってしまうのですが、

一体何の役に立っているのでしょう。

決して硬いものではなく、触ると曲がります。

刺さるようなものでも、毒のあるものでもありません。

何かの擬態に役立っているようにも見えないですしね・・・

終齢になると無くなってしまう理由もよくわかりません。

不思議な不思議な突起です。

 

Ibotaga3rei

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オダマキコレクション4

Aquilegia-chrysantha

このオダマキ、面白い形でしょ。

といっても園芸品種のオダマキにはこの花の交配が多く作られているので

オダマキの園芸品種を多く栽培されている方なら、割と馴染みがある花形かもしれません。

名前をアクイレギア・クリサンサ(Aquilegia chrysantha)といい、

アメリカ北部からカナディアンロッキーに分布している原種です。

やたら目に付く後方に長く突き出した距が特徴で、

園芸的な交配においてもこの特徴が色濃く残ります。

個体の性質には差があって、日本の暑さに負けてしまう場合も多いみたいですが

我が家の個体は当たりだったようで、植え替えさえ怠らなければ丈夫に育ってくれます。

距は蕾の時からぐんぐん突き出して伸びるので

蕾の形(うしろにぼんやり写っています)も面白く、

個人的には「サイボーグ009」の002を思い出してしまいます。

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オダマキコレクション3

Aquilegia-atrata

オダマキ連投・・・

今回のは「黒いやつ」です。

アクイレギア・アトラータ(Aquilegia atrata)たしか北米大陸のオダマキだったかな。

和名に「黒花オダマキ」とつけられた中国産の種類がありましたが

このアトラータの方が断然黒いです。

これ一種だと何とも地味なんですが、他のオダマキに混じって咲いていると

アクセントが効いた感じになって結構好きです。

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オダマキコレクション2

今週は雨スタート。明日以降もスッキリしない日が続くようで

このまま梅雨入りなのかな〜なんて気がしてます。

5月も雨の日が多かったですよね。

以前のように梅雨の期間がはっきり区切られなくなってるのかな・・・

さて、先月から咲き続けてくれたオダマキたちも、そろそろ花が終わりを迎えます。

今日の画像はアルプスオダマキことアクイレギア・アルピナ(Aquilegia alpina)です。

青紫一色のオダマキですが、主張の強い色なのでたくさん咲くと壮観。

我が家にはやや薄い青紫で花が大きいタイプと、

花色が濃くて小ぶりなタイプの2系統があり、画像は後者の方です。

このオダマキは種子発芽率が非常に高くて、庭のあちこちで増えています。

よく他の植物の鉢植えにも入り込んで、うっかりすると乗っ取られてしまいます(笑;)

 

Aquilegia-alpina

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オダマキコレクション1

A-buergeriana-var-oxysepala

私はキンポウゲ科の植物が好き。

個性的で綺麗な花が多いですから・・・

とくに早春から初夏にかけては次々とお花リレーで楽しませてくます。

中でもオダマキとは付き合いが長く、

古い株はまだ10代の頃に入手したものなので、もう40年栽培しています。

この写真の花が最古参の一株。

と言ってもオダマキはさほど寿命の長くない宿根草なので

種子を採って蒔いて育てて・・・を繰り返して繋いできたものです。

基本的にはヤマオダマキ(A. buergeriana)なのですが、

花の後ろに突き出した距(きょ)と呼ばれる部分がくるりとロールする

オオヤマオダマキ(A. buergeriana var. oxysepala)という変種になります。

海老茶色と黄色のコントラストが渋いでしょ。

青と白の組み合わせが爽やかなミヤマオダマキも美しいですが

茶花などに用いるにはこちらの方が味わい深いかもしれません。

背が高くて、株が出来上がると50センチを超えてくるノッポさんです。

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確信!キンラン衝撃の事実

No5kinran2205

 

皆様お久しぶりです、ぐりおでございます。

今年こそは年一ブログにしないようにと思ってるんですが、

もはやPCに向き合う時間もぐっと減ってしまい

もっぱらスマホで事足りちゃってどうにも書くタイミングが見つけられない・・・

いや、スマホで撮影してスマホでブログ書けばいいんでしょうけど

画像の方は相変わらずデジカメがメインなので、なんとも中途半端な状態です。

そんな私が今日はしれっとスゲー自論を書きます(笑;)

 

さて、5月を迎え、今年も庭にキンランが咲きました。

前にも書きましたが、私が植えたわけではありません。勝手に実生したのです。

4年ほど前に最初の株が現れたキンランは年を追うごとに数が増え、

昨年は3株3本、今年は5株6本になりました。(一番大きいのが2本立ちなので)

つまり今年新たに2株増えたことになります。

栄養繁殖で増えたんじゃないですよ。

5株は全て、数メートル離れた距離感で存在しています。

 

写真の株は今年登場した新たなる2株の片方です。

茎葉がちょっとひしゃげたように右によれてるでしょ。

実はこれは、まだ芽の時にあると気づかずぐりおが踏んづけたせいなんです。

だって、去年ここには全くなかったんですもん。

こういう事はこれが初めてではありません。

今までの実生株もみな突然現れ、その年に一気に開花しました。

 

不思議なのは、花が咲くサイズになるまでの子株の状態が一切確認できていない事。

見逃していた?・・・確かにそうかもしれません、今までは。

でも写真の一株の生えている場所は、

タチフウロという別の植物の実証実験がしたくて

かな〜りこまめに除草していた場所。「無かった自信」があります。

だからあると思わずに不用意に踏んづけちゃった次第です。

ここで確信しましたよ私は。

「キンランは、開花株に成長するまで地上部が存在しない!」

 

もう一つあります。一番大きな2本立ちの株は昨年、虫に根際の茎を食害され

花が咲く前に地上部を失ってしまいました。

本来なら11月初頭まで残って光合成をするはずの地上部を早々に失ってしまったので

普通なら翌年の生育に多大なダメージがあると思うのですが、

何とその株は何事もなかったかのように今年も2本立ちで立派な花を咲かせました。

 

キンランはラン菌との共生依存率が非常に高い植物だと言われています。

この二つの事象は、その事を強く裏付けているように思います。

いろいろと論文や報告を探したのですが、

他にそういった記述を見つける事はできませんでしたし

某植物の先生にその話をしたところ、軽く笑われてしまいました。

でも、確信しました。キンランは地下部分だけで開花サイズに成長し、

地上に姿を表すときは即開花!・・・多分これは事実です。

 

 

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