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悪魔のkiss -ジョロウグモ-

ちょっとショッキングな画像でしょうか?
蜘蛛を嫌う人は多いですね。私も子供の頃は大の苦手でした。
今でも「大好き」とは言えないのですが、独自の生き方には興味があります。

このジョロウグモはメスですが、今の時期としてはやや生育が未熟です。
すぐ隣にはもっとおなかが卵でパンパンに膨らんだ別のメスがいたのですが、
鳥に食べられてしまいました。そちらは一段高いところに大きく網を張って
景気よくやっていたのですが、その分、少々目立ってしまったようです。

写真のメスは以前店舗を構えていたところの立地が悪いため、
先日越してきました。低い位置ですが下一面にノコンギクが咲き、
客通りが多いのです。さっそくセイヨウミツバチが掛かりました。
蜘蛛はすばやく近寄り、まずお近づきのkiss。
お客さんはそれだけでもう、全く動けなくなりました。

観察会などでよく「日本に毒蜘蛛はいるのですか?」と聞かれます。
「みんな毒蜘蛛です」と答えると、皆さんかなり驚きます。
しかし嘘ではありません。蜘蛛の毒は消化液の一種で、
かぎ針状のあごの先端から注射のように一瞬で注入され、
相手の神経系(種により循環系経由の壊死毒)に強く作用するのです。
この毒性が特に強く、人が噛まれたら危険なものを私たちは「毒蜘蛛」と
呼んでいますが、日本の在来の蜘蛛でそれほど強い毒性を持つものはいません。
フクログモ科にちょっと毒性が強いものがいますが
せいぜい少し腫れて痛む程度です。(でもけっこう痛いです)
それでも、体の小さな昆虫にとっては十分な猛毒なのです。
しかもそれを一撃で作用させるために最も太い神経系・循環系が
厚いキチン質に覆われていない首の僅かな隙間を狙い撃ちです。

女郎の早業、仕事一筋の「働き蜂」には一段と効くようですね・・・

Joroukiss

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