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春待つ蜜源 -レンゲソウ-

霜につかれたら、いっぺんでダメになりそうな柔らかな葉なのに、
毎朝しおっとなって真っ平らに伏しているのに、
ひとたび陽が射すとすぐ元のピンとした姿に戻るたくましさ。

レンゲソウの葉は、凍結でダメになるのを防ぐために
細胞内の水分を積極的に排出して、一時的な脱水状態で寒さをやり過ごします。
「もう大丈夫だな」と思ったら高性能の根からすぐに水分を補給、
力に抗わず、柔軟にやり過ごしつつも決して己を失わない・・・
なかなか学ぶべき点がありそうです。

よくレンゲといいますが、これを漢字で書くと「蓮華」即ち蓮の花を指します。
花の見た目が蓮の花に似ているのでこう呼ばれる訳ですが、
それに似た草という意味であえてこの記事ではレンゲソウと書きました。
げんげという呼び方もあるようですが私はあまり耳にした経験がありません。
しかし分類上はマメ科のゲンゲ属ということで、
同じゲンゲ属には○○ゲンゲという名の植物がいくつかありますから、
げんげという呼び方も通りは悪くないはずですね。

案外知られていないことですが、中国原産の外来種です。
マメ科の特性である根粒菌との共生で、土中に窒素を固定する働きがあるため
耕作前の水田の緑肥として利用されてきたほか、
二次的に養蜂の蜜源植物としても利用され
日本の里山にもすっかり馴染み深い植物となっています。結構年配の方でも、
原風景の中にこの植物が存在する方が多いのではないでしょうか?

最近では「景観作物」という考え方も一般的になってきて、
ハナナ(=菜の花)やコスモスと並んで
このレンゲソウも休耕地に植えられることが多いようです。
我が家では石積みのクレーターの中に植えています。
今年は葉伸びのいい苗ができたようなので、5月の花が今から楽しみです。

Rengeshimo


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