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気付けば君がいない

現在23時半を回って気温が5℃、外が温かく感じます。
夕方までに少し降った雨の湿り気もあって、なんだか春の宵のよう。

さて、学生の頃から身近な自然を何となく見ていた自分ですが、
こういういい加減な見方をしていると、いつの間にかよく見るようになったり
反対に気が付いたら、あれぇ、そういえばもう何年も見てないなあ!
という動植物種があるものです。

写真の虫は後者、この秋に久しぶりに見かけて嬉しくなった水生昆虫です。
種名はマルガタゲンゴロウ、体長15ミリ前後の中型のゲンゴロウです。
黄色い襟巻きとはねのブロンズのような模様がかっこいいでしょ。

7〜8年前までは茨城県内でも東北などに出かけた折りにも
ちょいちょい姿を見たのですが、ここ5年ほど全く見かけませんでした。
極めて不確かで感覚的な意見ですが、激減したような気がします。
ゲンゴロウの仲間は多くが今非常に崖っぷちに立たされているのですが、
同じ中型の種類でもシマゲンゴロウやハイイロゲンゴロウはまだ見かけます。
なぜマルガタゲンゴロウはこれほどまでに姿を消したのでしょう?
ひとつはもともと生息密度が低い種だったから、もうひとつは中型種の割には
やや水深のあるあまり汚れていない水域(水生植物の豊かなため池など)を
好むからなのかなぁ・・・と勝手に推測しています。
昨今こういう場所はほぼ無いか、あっても外来魚だらけですから。

私はゲンゴロウが大好きで、子供のころからいつも何種類かを飼育しています。
大人になってからは繁殖することも出来るようになりました。
そもそもさくら上池を作ったのも、ゲンゴロウをはじめとした水生昆虫が
あまりにも不遇な状況にあるため、
なんとか守れる糸口が見つからないかという思いもあったからです。
しかし、移動能力に長けたトンボにはビオトープが極めて効果的ですが、
他の水生昆虫は好条件の環境がもっと近距離のネットワークになっていないと
存続できないようです。
できれば自分の子供や孫の世代にも、ゲンゴロウやタガメをすくう楽しさを
味わってもらいたいんですけどね・・・

Marugatagen

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