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冬芽拝見 -スダジイ-

スダジイ、関東で椎の木といえば一般にこの木をさします。
ブナ科の常緑広葉樹・・・照葉樹といった方が馴染みがあるでしょうか。
表面に光沢のある葉っぱが冬でも茂っている木です。

ブナ科の木ですが実はいわゆるどんぐり型ではなく、
鱗状の皮にすっぽりと包まれ、熟すとその皮が先端から3つに割れてめくれ、
中の実(=種子)が顔を出します。
この実は生でも食べることが出来、ナッツ系の風味でけっこうイケますが
から炒りすると一層香ばしくいただけます。

茨城県南の雑木林は温暖な霞ヶ浦(古東京湾)の影響もあってか
武蔵野などのほぼ落葉樹で構成される雑木林と異なり、
このスダジイやシラカシ、シロダモなどの照葉樹が混じり込む
混交林気味の雑木林が殆どです。
以前は、冬でも日陰をつくり暗い緑色の葉をしたこのスダジイやシラカシなどを
あまり好きではなかったのですが、近所の里山を長く見ているうち
こうした照葉樹が雑木林の中や周囲に混じることで、フクロウやコウモリ、
小型ほ乳類など多くの生き物の生活環境を豊かにすることを知り、
また歴史的観点から見てもこのあたりの潜在自然植生であることから、
役に立つ植え方が出来るのであれば、
積極的にビオトープの周辺植栽に取り入れてみようと思うようになりました。

我が家のスダジイはまだ2.5メートルほどの幼木ですが、
いずれ屋敷を守る大きな1本になってくれたらいいなあ、と思っています。
がっしりしたいかにも頼りになる印象の樹種ですが、
冬芽は案外遠慮がちな大きさで、卵形に重なった鱗片もカシ類に比べると
少なめです。しかし春の芽だし以降はパワフルに成長し、
成木ではクリに似た姿と匂いの花を沢山つけます。
ブナ科では小数派の虫媒花で、香りに誘われたくさんのハチや甲虫が訪れます。

Sudajiifuyume

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コメント

スダジイのドングリ、美味しいですよね。
私は昨年の秋にそれを教えて頂き、一気にファンになりました。
食いしん坊ですね^^ゞ
甥っ子と一緒に、美味しいね、美味しいね、と喜んで食べました。

私も以前は落葉樹系が大好きだったのですが、一度茨城を離れてからは照葉樹になぜか愛おしさを覚え、好きになりました。
それは、小さな頃からの記憶が影響していたのですね、きっと。
私は照葉樹はクスノキが好きなんです。
でも、我が庭に植えたら。。。無理かなぁ〜。


投稿: nishio | 2008年1月20日 (日) 07時38分

クスノキ、nishioさんのところならいけるんじゃないですか?
うちの近所や土浦市内のクスノキも、一昨年の厳冬ではだいぶやられていましたが、
幹や枝までは枯死せず、復活したようですし。
スダジイの実は、斜めにスライスするとケーキやクッキー、パイなどに使えるのではと
いつも思っています。アーモンドみたいに大きくないので、小振りなスイーツに
おさまりが良さそう?

投稿: ぐりお | 2008年1月20日 (日) 18時21分

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