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水草の天井

朝からどんよりで気温がなかなか上がらず、
時折落ちてくるのは雨ではなくて霰(あられ)でした。
しゃらしゃらという独特の音はなかなか耳に心地よい響きでした。
昨夜遅くから雲に覆われたので、寒く感じる割に冷え込みは弱く、
池も水路も氷は無しでした。

昼前、にわかに晴れて来たところで池の写真を撮ってみました。
池の畔からぐるりと、水面ギリギリに天井のような張り出しが見えるでしょ。
クヌギの落ち葉を沢山のせて、水底に影を落としています。

これはタヌキモやオオカナダモの上部が低温で分解され掛かってできる浮遊層。
この部分が寒さを下に下ろさない断冷シャッターになり、
より下層のタヌキモやオオカナダモ、それに他の水草を守ります。
同時に物陰を作り春まで温度変化の少ない空間を確保し、
ここで多くの魚や水生昆虫が安心して越冬できます。

さらに、落ち葉を引っ掛けて載せるため、底質の富栄養化を防げ、
春の水温上昇時にアオミドロが分解した水草ごと一まとめにしてくれたところで
さらって陸にあげるといい肥料になります。

実際のため池でもかつては数年に一度水を抜いて干し上げ、
底泥をさらって肥料にするという作業を、集落ごとにやっていました。
人が関わって物が循環し、汚れやゴミが出ない暮らしを
縮小スケールですが何とか実現したいなあと思っています。

Tenjosuimen

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