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カトレヤの周辺

ちょうど今、東京ドームで「世界ラン展日本大賞」が開催されていますね。
行きたいのだけれど、毎年のことながらこの時期は業務繁忙期。
とてもそんな状況ではありません。
今日も僅かな休憩の時間に、やっと温室に駆け込んで湿度をもらいました。

ところで、ランの王様といえば一般的にはやはりカトレヤなのでしょうね。
交配品種の多さも群を抜いていて、殆ど数えきれない状態です。
私自身は数種類しか栽培していませんが、
もともと丈夫なランなので長い付き合いをさせてもらっています。

植物学的には原種のカトレヤ属がカトレヤ(Cattleya)なのですが
園芸の世界ではカトレヤ属とそれに近縁な属の属間交配種まで含めて
カトレヤといいます。
例えば、今日の写真の花はソフロレリオカトレヤ マリカナ「ミユキ」
ラテン表記だとSlc. Maricana `Miyuki'となります。
ソフロレリオカトレヤとはソフロニティスとレリアとカトレヤの3つの属を
交配してできた人工の属名です。
Slcは略号でちゃんと書くとSophrolaeliocattleyaとなります、長いですね。
マリカナ(Maricana)は品種名、原種の場合は小文字で始まりますが、
交配品種では必ず最初の一文字は大文字です。
「ミユキ」(`Miyuki')は個体名、一般的には
同じ交配の中でも特に優れた個体に付けられます。
更にコンテストで入賞した個体の場合は、
賞のランクと審査団体名が大文字で続きます。(例:AM/AOSなど)
この名前表記の決まりは他のランでも同じです。
ラン展に行った際にはちょっと気にしてラベルを覗いてみてください。

・・・と、少し脱線してしまいましたが、カトレヤという属は周辺に
近縁の属がとても多く、それらとの間で頻繁に属間交配が行われています。
代表的な近縁属は先述のソフロニティスやレリアの他に
ブラサボラ、ブロートニア、エピデンドラムなどが用いられています。
もちろんそれぞれ掛け合わせに応じた交配属名がつけられています。

写真のマリカナ「ミユキ」はソフロニティスのコンパクトさとレリアの
星形の花型がよく出ているいわゆる「ミニカトレヤ」です。
咲き始めは濃いめのカナリアイエローで、日本のキンランによく似た色ですが
数日たつとアンバーが掛かって来て山吹色に変わります。
本当に丈夫でよく殖え、たくさん里子に出しました。

Maricanamiyuki

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