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冬芽拝見 -コブシ-

空気がとても乾燥しています。
この冬は寒いながらも時々お湿りがあったので、
手のひらがひび割れませんでしたが、とうとうかさかさになってしまいました。
霜柱も解けてびしょっとなるのではなく、半分くらいは蒸発してる感じです。
今日も一日北西の風が強かった〜。

こんな日はただでさえ体感気温が低いのに最高最低は-6℃・6℃でした。
そんな中、少しあったかそうに見えたのが写真のコブシの冬芽でした。
こういうムートン系の装いは、
人間の感覚からするとわかりやすい冬仕様と言えそうですよね。

確かに保温性はありそうです。この装いをしているのは花芽に限ったことで、
葉っぱの芽は毛なんて全くない、もっと味気ないバナナみたいな質感で
ぼけてますけど中央の花芽の上の方のバックに見えるものがそうです。
もうひと月ちょっとで、花芽はこの上品な毛皮のコートをはらりと脱ぎ捨て
純白の大輪を開いて見せます。
ちょっとショー的な演出ですね。

コブシの属するモクレン科の花は比較的大輪のものが多く、
花の構造はかなり原始的だと言われています。
ポリネーターは飛ぶのがへたくそな甲虫ではないかということで、
そんな虫でもランディングしやすい
水平上向きのヘリポートになっているのだとか。

ところで我が家のこの木、純粋の原種のコブシではなさそうなんです。
植木屋さんにはちゃんとコブシと頼んで仕入れたのですが、
「ワダスメモリー」というコブシとタムシバの交雑種みたいです。
花の匂いが強く、葉っぱの質感、花芽に小さな葉芽が寄り添うところなど
両方の特徴を分かち合っています。
ワダスメモリーは、ホームセンターや多くの園芸店でコブシとして
扱われていて、実際「コブシ」のラベルが当たり前についています。

ふつう、多くの業者さんはどうしても市場流通上の名前を
(決して悪意はなく)種名と混同してお客さんに案内します。
園芸の世界ではこういった例は枚挙にいとまが無く、
こだわる人間には要注意です。
もっともそんな人は殆どいないのでしょうから、
こちらが偏屈者ということになるのでしょうね。
ま、しょうがないか・・・

Kobushifuyume


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