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食虫植物?

今日も随分と暖かかったようですが、
3週連続のワークショップの仕事で殆どインドアでした。
写真は帰宅後、夕方に温室で撮影したもの。
しょうがなくて撮った被写体ですが、
それでも日が延びたおかげで撮影が可能だったものです。

この花、一度花茎を伸ばすと一輪ずつですが交代するように次々に開き、
結局最初の一輪が開いてから半年前後咲き続けます。
一輪の寿命は概ね2週間ほどです。
こう見えても、南米原産のランです。
名前はフラグミペディウム・アマゾニカム(Phragmipedium amazonicum)
昨年12月18日にこのブログで紹介したフラグミペディウム・シリミィ
(Phragmipedium schlimii)と同じ属のランです。
くらべてみると、花の基本的なつくりが同じであることがわかりますが、
このアマゾニカムは色、模様、形のどれをとってもまさに「珍奇」。

我が家に来た人がこの花を見るとみな「これ、食虫植物でしょう」と言います。
確かにそう見えますよね、この色と形は。
特に袋状の唇弁がウツボカズラを彷彿とさせます。
食虫植物ではありませんが、あたらずとも遠からず・・・といいましょうか
じつは、この袋状の唇弁に虫を落とし、
唯一内側に毛が生えたところを足掛かりにして虫が脱出する際、
受粉が成立する仕掛けがある(あった?)ようです。
フラグミペディウムに限らず、
こうした袋状の唇弁を持つパフィオペディルムやシプリペディウムも
今現在の生活形態で活用しているかは別として、
同様の意味から出来上がった花の形らしいですね。

ランの仲間は虫を積極的に受粉に利用するため、
動く仕掛けや光って見える仕掛け、匂い、虫のメスに似せた色や形など、
花に独特の工夫を凝らしているものがあります。
ランの花がものすごく多様である背景には、
それぞれのポリネーター(受粉者)への強烈なアピールが見え隠れしています。

Phragamazonicum

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