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アマナの花

三度目でくどいようですが、日本のチューリップ、アマナの花です。
今日はアップでご覧ください。
星形の花は一見花びらが6枚と見えますが、
となり合う同士は付け根の微妙な重なりが互い違いになっていて、
花を正面から見て上の3枚が花弁、下の3枚が顎片です。

この「3」という数字はユリ科の花の構造ではキーになっている数字で
割合近いラン科やアヤメ科、ヒガンバナ科でも共通です。

めしべ・おしべの様子はまさにチューリップとそっくりですが、
花茎に一対の(小)苞葉あるところや地下でシュートを伸ばし、
その先に来年の球根をつくる点は独特です。
このためツリパ属(チューリップ)から独立させた属として
分類されることもあります。

顎片と花弁の外側には赤紫色の細いラインが幾筋も並んでいますが
これを花の内側から透過光でみると、うっすら桃色掛かって見え、
なかなか奇麗です。

もうちょっとスポットが当たってもいい植物だと思うのですが、
カタクリと比べると知名度はかなり負けているようですね。
自生地の多くは土手や空き地、林縁など
昨今は除草剤が撒かれたり開発されたりする様なところで、
本来は身近な植物ですが、気が付くとまるっきり姿を消していたりします。
近い将来、人気者のカタクリよりも見る機会が少なくなってしまうかも・・・

Amanaup

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庭のphotoログ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは.
茨城在住で水海道の川の一里塚でアマナを見ました.
庭で原種チューリップのクルシナ(Tulipa cv. Clusiana var. Chrysantha)を育てているのですが,花茎に一対の(小)苞葉あるところや地下でシュートを伸ばし、その先に来年の球根をつくる点はアマナとそっくりです.

もしこの点がチューリパ属とアマナ属との違いなら,クルシナの属を考えなければなりませんね.

地下でシュートを伸ばし、その先に来年の球根をつくっている写真は私のブログ http://hanamoriyashiki.blogspot.com/2010/04/blog-post_10.html を見てください.

投稿: 佐倉 想 | 2010年4月26日 (月) 13時48分

失礼しました.

http://hanamoriyashiki.blogspot.com/2010/04/blog-post_10.html

を見てください.

投稿: 佐倉 想 | 2010年4月26日 (月) 15時50分

佐倉 想さん、はじめまして。そしてようこそいらっしゃいました。
画像拝見しましたです。大変興味深い画像ですね。
じつは、うちにもクリサンサ・クルシアナがあるのですが、
ほとんどの株はシュートを出しません。一部のものが
ごく短いシュートの先に小さな球根を作る様です。
鉢栽培のせいかも知れませんが・・・
私自身はアマナの様に長いシュートを出したクリサンサを見たのは
今回ご紹介いただいた画像が初めてでした。
苞葉の方も、佐倉 想さんの画像に見られる様な一対になったものは
たまにしか見ません。ほとんどは片側に一枚、大きめのがあるだけです。
また、未熟な場合しばしば苞葉がはしょられることもあるみたいです。

クリサンサ・クルシアナで販売されているものが
全て本当に原種なのかどうかを疑った事もあります。
ステムが簡単に20センチを超える個体や、
黄色い部分がレモンイエローの個体が咲いたりしたためです。
こういうのはクリサンサをうたっていても、なんか交配種くさいんですけどね・・・
私は残念な事に、「これぞ本物のクリサンサ・クルシアナです」という
折り紙付きの個体を知らないので、原種の発現形態の幅が分からないです。
でも、佐倉 想さんのがスタンダードなクリサンサであるなら、
アマナとの共通点は実に興味深いです。萼(外花被片)の外側に色が入るところも
アマナににた表現形質と言えるのかも・・・

ところで、私自身はクルシアナよりも「シンシア」などが知られる
母種の白いクリサンサが好きなのですが、なかなか売っていませんね。

●そちらの記事でお礼を兼ねてコメントしたかったのですが、方法が分かりませんでした。
 ここでの書き込みで失礼します。

投稿: ぐりお | 2010年4月26日 (月) 21時35分

こんにちは.

先日移植するために地植えで育てていたクリサンサ・クルシアナを掘りましたら,あの地下で伸ばしていたシュートの先の小球が球根状(皮に包まれた)になっておりました.シュートはその頭に付いたままでしたが.

これを育てればまた,葉が出て花が咲くのではと思っております.

佐倉 想

投稿: 佐倉 想 | 2010年5月19日 (水) 18時11分

佐倉 想さん、こんにちは!
そうですか!やはり予想された通りになったのですね。
栽培株の全て、もしくはほとんどがそうなのでしょうか?
それとも一部に見られた現象?
いずれにせよ、じつに興味深いです。
我が家の株はまだ球根を掘り上げていませんが、
今年は慎重に掘り返して観察してみたいと思います。
ところで、そちらの記事のヒメウズ可愛かったです。
私も大好きな野草です。

投稿: ぐりお | 2010年5月20日 (木) 00時16分

ぐりおさん

その後,いかがですか?
シュートの先の小球の球根状の部分を植えていたら,一枚の葉が出てきました.花は咲きませんが,来年は咲くでしょう.
他の株も大分はなれたところから新芽が出てきているので,やはり地下茎?を伸ばしているのではと思います.
本物のクリサンサ・クルシアナかどうかは分かりませんが,チューリップ属であることは確かなのではと思いますが.

佐倉 想

投稿: 佐倉 想 | 2011年4月 9日 (土) 18時33分

佐倉 想さん、お久しぶりです!
その後我が家のクリサンサ・クルシアナもいくつかの鉢に分けて植えてあるものを
一つ一つ注意してみたら、花壇のそばの地面に置きっぱなしで栽培していた鉢で
なんと鉢底から伸び出したシュートの先に球根を作り、
結果的に鉢から逸出して出て来た数本の株があるのを発見しました。
やはりそれなりに立派なシュートを出す種類の様ですね。

ところで、今年の3月28日の記事で紹介したツリパ・シルベストリスも
シュートを出すことが判明しました。
近年ではアマナもまたツリパとして扱われるのが一般的なようですし、
ツリパの中にはシュートを作る一群が存在するようですね。

投稿: ぐりお | 2011年4月10日 (日) 00時21分

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