スタンダードofスミレ -タチツボスミレ-
今日は午後から雨になりました。
明日に掛け風雨が強まるとの事、また低気圧が発達しそうです。
この間の雨は久しぶりにたっぷり降ったのですが、翌日通り過ぎた低気圧が
ものすごい風を置き土産にしてくれたので、またすぐにカラカラでした。
今回もあのパターンでなければいいのですが・・・
さて、それでも今朝はぼんやりとした日射しがあって、
春の花たちが撮影向きの色合いでした。
花って、ぴーかんの晴れだとあまり上手く撮れないですね。
強い日射しで表面反射がきつくなるせいか、しっとりと写りません。
完全な曇天だと今度は色がくすむし周囲の色がかぶるし、やはりいまいち・・・
今日のぼやけた日射しはある意味ちょうどよかったです。
写真はタチツボスミレ、関東地方の平野部だと最もスタンダードなスミレです。
道ばたにも雑木林のフチにもありふれたスミレですが、
群生すると遠くから見てもそれとわかるくらい、見事に咲き揃います。
このあまり主張しない薄紫が好きで、毎年写真を撮っているのに
見るとまた繰り返しシャッターを押してしまいます。
我が家のものは植えたのではなく、
元々土地にあったものが芽を出してあちこちに点在しているのですが
好きな花なので踏んだり抜いたりしないように家族共々気をつけています。
それでも、なかなか野山で見る様な大群落にはなりそうもありません。
花の後の若い果実がキジバトの好物のようで、
毎年かなり食べられてしまいます。
近所の林で見る群落も、
できあがるまでにはかなりの年月が必要なのではないでしょうか。
その間、草刈りなど人が行う手入れも、この背が低い春の花には必要なはず。
やはりタチツボスミレも、人の暮らしの側にある里山の植物なのですね。
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