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鼻(花)高々 -ナガハシスミレ-

自然界には時々極端な形が存在しますが、今日紹介するスミレもかなり極端。
距と呼ばれる花の後方への出っ張りがとにかく長い!
その名もナガハシスミレ(別名テングスミレ)、
そのまんまの、分りやすいネーミングです。

全体の特徴や花の色は タチツボスミレによく似ているのですが、
何しろ花の形がこれですし、葉もハート型というにはちょっと横広がり。
葉の質感もタチツボスミレよりはパリッとして若干つやがあるので
見間違えることはなさそうです。

主に日本海側に分布しているスミレですが、
太平洋側にも限られた小さな自生地が点在していて、
茨城県にどの程度の自生地があるかは分りませんが
私自身は県北部にたった1カ所だけ自生を確認しています。
そこは未舗装の作業用林道の脇で、せいぜい20〜30メートルほどの範囲。
そのごく小さなエリアに30株足らずが生えています。
でもそこを少しでも外れると、タチツボスミレやフモトスミレはあっても
このナガハシスミレは全く見られません。
(でも、少し距が長めのタチツボがあるので、交雑しているのかも・・・)

4年前に林道の拡幅整備があって、一度全滅しました。
毎年確認していたので、そりゃもう大ショック!
今生えている個体は、
その時点で周辺に僅かに残っていた種子から育った貴重な株です。
全滅の翌年、小さな苗を見つけた時には心からホッとしました。
今年はまだ見に行っていませんが、少しは殖えてるかなあ・・・

我が家で育った写真の株は、8年前に現地で採取した種子を育てて以来、
ずっと付き合っているものです。栽培してみると思ったより丈夫。
このスミレは、少し湿っぽくて暗めのところが好きなようですね。
極力交雑を避けるため、近くに同属の他のスミレが来ないようにしています。

Nagahashisumire

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コメント

スミレにもいろいろあるのですね。
それにしてもこのナガハシスミレ、美しいですね〜。
写真をずーっと眺めていたくなりました。

スミレと言えば、長い間都会暮らしだった私。
去年、久々にタチツボスミレの群生を見て、その林の持ち主に
「ちょっと持ってかえっていい??」とお願いし、
「いいけど。。。いるの?」と言われ、ずっと茨城暮らしの友達に
「私はいらない、その辺にあるし、殖えるぞ〜。」と冷たく脅かされ、怯んでしまった私。

でもでも!スミレってやっぱり可憐で可愛いですよね〜。
夏の姿が可憐とはほど遠いって聞いたのですが。。。
どーなんでしょっっ?

投稿: nishio | 2008年4月 9日 (水) 21時10分

nishioさんこんばんは!
ナガハシスミレは清楚でスマートな貴婦人という感じですよね。昨日載せたケマルバスミレとはまた対照的なスミレです。(あれはあれである種貴婦人だと思いますけど・・・妙にマダムっぽいでしょうか)私も以前はあまり気にしていませんでしたが、身近にも意外にたくさんの種類があることに気付いてから春はスミレに注意するようになりました。

筑波山に行くと沢山あるエイザンスミレは、夏になると「これがあの?・・・」という感じの巨大で雄々しい葉っぱを広げます。でも、夏になっても印象があまり変わらない種類や、初夏にほとんど姿を消してしまうものもあるので、生活史もいろいろです。

個人的に一番好きなスミレはnishioさんと同じでやはりタチツボスミレです。いくら殖えても大歓迎!あの春らしい明るい紫が広がる様はやっぱり見ていて幸せです。
ロックガーデンが完成したら、山地系の黄色い種類も栽培してみたいなあ!
結局、好きなんですよねぇ。おっしゃる通り、可憐の一言に尽きますね。

投稿: ぐりお | 2008年4月 9日 (水) 23時37分

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