第五の草はどこへ -コオニタビラコ-
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、
すずな、すずしろ、春の七草・・・お馴染みの文句ですが、
皆さんは今年、七草粥を食されたでしょうか?
我が家では苦労の探索もむなしく六草粥、
スーパーの「今日だけセット」を利用して、何とかかんとか七草粥でした。
六・七番目のスズナ(カブ)スズシロ(ダイコン)は、まあ野菜として入手し、
(本当は食べるところが違うのですが、料理として美味しくなるので)
セリ、ナズナ、ハハコグサ、ハコベ迄は庭や近所すぐに見つかるのですが、
五番目に登場する「ほとけのざ」がなかなか手に入りません。
いわゆる普通のホトケノザ(シソ科)はたくさんありますが、
七草で言うところの「ほとけのざ」はキク科のコオニタビラコのこと。
以前はその辺で沢山見ていた様な気がするのですが、
これが近年本当に見つからない!
ちょうど今から1年前に七草の下敷をつくる仕事を請け負って、
このコオニタビラコが近隣で全く見つからず、写真撮影に困ったあげく、
知り合いの動植物の師匠ともいうべき知人に相談し、
土浦市内の自生地を教えてもらってようやく写真が撮れました。
そこは河川敷に作られた水田の畦でしたが、
そこにはまさに溢れるほど自生していました。でも、隣の田んぼに移動すると
もう全く見られませんでした。
今日の写真は、そこからいただいた苗の種子を
我が家の水路の端に播いて咲かせたものです。
どうです?何だかどこにでもありそうな草でしょう。
これによく似ていて花茎がすらりと高くなるオニタビラコは
まさにどこにでもあるのですが、コオニタビラコは同じようにあるでしょうか?
この2種で決定的に違うのは、オニタビラコがキク科によくある
綿毛付きの種子で遠くに移動できるのに対し、
コオニタビラコの方は綿毛がなく、親株の周りにしか種子散布できません。
もしかしたらこの辺に、我が家の近所から姿を消した理由があるのかも・・・
またオニタビラコが春から秋迄花を咲かせ、いろんな世代の株が存在するのに
コオニタビラコは完全な二年草(越年草)の形態をとっていて、
秋に発芽し、小苗で冬を越して春に開花し、種子を散布すると親株が枯れる、
というパターンに徹している事も関係ありそうな気がします。
何となく除草剤とかにはすごーく弱そうな感じがありますね。
正直殆ど存在感の無い草ですが、七草という文化を支えて来たメンバーの一員、
もっと大事にしなくちゃいけませんよねぇ。
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コメント
初めまして、Kochanと申します。
七草のコオニタラビコを探していてこちらに巡りつき、私のブログ記事からリンクさせてもらいました。
うちの近所でも全く見かけません。土浦にはまだあるのですね。ちょっと遠いですが...。
http://blog.kochan.com/
投稿: Kochans BLOG | 2008年4月24日 (木) 00時10分
はじめまして!ようこそKochanさん。
そうなんですよ。私もここまでレアな植物になっているとはついぞ気が付きませんでした。
本文に記載したとおり、やっとこさ1カ所だけ自生地がつかめました。
今年の栽培はたった3株ですが成功しています。
自生地の環境を見る限り、よく肥えて水切れのない黒土や田土が好みのようですね。
あんなおチビさんなのに日照も大好きなので、背が高い草とは同居できないようです。
自生地も気になっているので、今年の状況を確認したいと思っています。
投稿: ぐりお | 2008年4月24日 (木) 00時59分
ぐりおさん、私のブログにまでコメント返していただきありがとうございます!
栽培成功された3株にもし種ができたら、少しでよいので譲っていただけませんでしょうか。第四種郵便で送料など当然こちら負担しますので...。
またちょくちょく寄らせていただきます。
投稿: Kochan's BLOG | 2008年4月24日 (木) 01時32分
Kochanさん、確約はできませんが、
もし完熟種子ができているようでしたらお分けしましょう。
様子をみてKochan's BLOGの方にコメント入れますね。
投稿: ぐりお | 2008年4月24日 (木) 15時43分