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お色直しはいつ? -ショウジョウトンボ-

今日は4日ぶりにまたお天気が下り坂、
午後から冷たい北東の風が強くなりました。
明日は冷たい雨になるとのこと。九州南部と四国が梅雨入りしたようですね。

写真は池の排水路で撮影したショウジョウトンボの羽化。
ショウジョウトンボをご存知の方なら
「え?これがあのショウジョウトンボなの!?」とおっしゃるかも知れません。
なぜならショウジョウトンボは、
赤トンボよりも赤いといわれるくらい真っ赤っかなトンボだからです。
ショウジョウとは猿に似た赤毛赤顔を持つ伝説の動物「猩々」のことで、
この形容でわかる通り、とても赤いことを表現して付いた名前なのです。

ところが写真のトンボはどちらかというと
黄色っぽいというか、金色っぽいというか、ちょっと赤とはほど遠く見えますね。
これは羽化直後で体が固まっていないせいかというと、そういう訳ではなく
体がしっかり固まって、ここから飛び立つ時もこの色です。

トンボには成虫になってから、
体の成熟に応じて体色が変わる種類が少なからずいます。
シオカラトンボは、オスとメスで体色がはっきりと違うトンボですが
羽化して日が浅いオスは体に青味がなく、メスと同じ様な色彩です。
以前池で羽化し、その後も池に縄張りを張った
オスのシオカラトンボにマーキングして観察したところ、
体に青味が出て来たのは羽化後4日目ぐらいからで、
完全に成熟して粉が吹いたような水色になったのを確認したのは9日目でした。
他にもイトトンボのいくつかの種類は色彩性差が現れるまでに日数が掛かり、
しかも複数の種類で似た様な変化の段階を踏むので
雌雄だけでなく種類の見分けも難しいものがいます。

ショウジョウトンボについてはマーキンングして追跡観察していませんが、
やはり少なくとも4日から一週間ほど掛かりそうな気がします。
しかしそれまでにどのような段階を踏むのかは分かりません。
いきなり真っ赤になるとは思えませんが、
かといって変化の途中段階みたいな個体を見た覚えもありません。
白状すると、写真のトンボがショウジョウトンボであることを知ったのも二年前、
それまではキトンボの仲間かと思っていました。
ちなみにショウジョウトンボも、メスは真っ赤にはなりません。
写真のものよりは濃い色ですが、赤ではなく薄いオレンジ。
ん?ひょっとするとオスも途中経過として、メスと同じオレンジになるのかな?
こんな具合ですから、トンボはそれほど種類がいないように思えても、
その何倍も色や模様を細かく覚えないと充分な同定ができません。
難しくもあり、面白いところでもあります。

Shoujouuka

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