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池の卒業式 -アズマヒキガエル-

昨夜から大荒れの天気が続いていましたが、
予報通り昼前にはすっきり晴れて爽やかに・・・と思ったら
それからまた曇ってしまい、結局夕日が僅かに覗いただけでした。
花にとっては嵐でしたが、手足が生え揃ったヒキガエルの子供たちには
門出を祝う恵みの雨となったようです。
雨上がりが第一陣の卒業式となりました。

まだおぼつかない足取りで、岸に這い上がる。石を登る。
いきなり強い日射しが雲間から照りつける。
土の上なら大丈夫だが、石は急速に乾き小さな体が張り付きそう・・・
一瞬ひるんだ後、運命の跳躍。

あるものは失敗して水面に落ち、思わぬ命拾い。
あるものは上手に着地したところが完全に乾いた部分、
自らが黒い一点のピリオドとなる。
たった一歩で、もう分かれてしまう明暗!

水際を離れ、目指すは竹林。
体が乾かぬルートを選べるのか。
動くエネルギーが切れる前に、その小さな口に入る獲物は見つかるか。
アリが食いつく。ゴミムシが襲いかかる。カナヘビが待ち構える。

それでも後戻りは出来ない。
池の落ち葉も藻類も、もはや変化した体の糧にはならないのだ。
全ての卒業生の思いはひとつ。
「大きくなって、必ずまたこの池に帰って来る!」

過酷な試練と言ってしまえばそれまでですが、
この一匹一匹が卒業式を迎えるまでにも、
尋常ならぬ試練はいくつもあったはずです。
確かに数は多いです。しかしあまりにも小さすぎる!!
でもこれが神様のバランス。
勝ち残った僅かなものは、アリもゴミムシもカナヘビも
一呑みにしてしまうキングとなり、繁殖のためにこの池に戻って来ます。
今目の前で繰り広げられる子供たちのサバイバルは
切ない気持ちで見守ることしか出来ませんが、その分
繁殖に戻って来る強者たちは、心からたたえてあげたいと思います。
「ちびども、頑張れ!」

Hikigaerujoriku

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