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トクテイガイライシュ1

憂鬱な梅雨空にも負けず、一面に晴れやかな濃い黄色。
時には河川の土手、時には造成地、その花は逞しく咲き誇ります。
みなさんも目にしたことがあるのではないでしょうか?
キバナコスモスによく似た色ですが、それにしてはちょっと早咲き、
この花、オオキンケイギクと言います。

生まれは北アメリカ、日本に入って来たのは明治期といわれています。
うっかり来たのではなく、栽培植物として導入されました。
しかし、繁殖力がめっぽう強く、人の手から逸出したものが野生化し
今や全国至る所で大群落が見られるようになりました。

そしてこの花、ついに2006年からは外来生物法により「特定外来種」として
海外から国内に持ち込むことはもちろん、国内での販売、譲渡、移動、
さらには栽培することも基本的には禁じられました。
しかし一方では、つい最近まで種苗としてホームセンターなどで
普通に売られていたり、公園や造成地、グリーンベルトなどに
公共の事業として植栽されていた経緯があります。
ここだけの話、今でもお庭で可愛がられている光景も珍しくありません。
うちの近所にも植えているお宅は結構ありますよ。

写真の花は我が家のものですが、植えた訳ではありません(ホントですよ)
持ち前のバイタリティーで侵入してきました。
撮影したものの、これから抜いて処分しなくてはなりません(タテマエ)

この国へ来て100年が経ち、思えば人間の都合に翻弄されながら、
今や駆逐対象という運命になりました。
憎らしいくらい丈夫ですが、境遇には切なさを感じてしまいます。
「いてはいけないのだよ」という理由は「いるはずがないものだから」ですよね。
じゃあなぜ「いる」のでしょう・・・

今流行のガーデニングスタイルはなにガーデンなんでしょうか?
そこらへんの最先端には疎いのですが、相変わらずホームセンターでは
扱い方次第では問題になりそうな輸入種が乱売されています。
ペットの世界でも同様ですね。
全員が等しく責任を持てればいい訳ですが、なかなかどうにも・・・
オオキンケイギクのため息が聞こえてきそうです。

Ookinkeigiku

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