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甲虫さん、いらっしゃい2

今日は予報より天気が良かったので少し得した気分。
せっかく樹に咲く白い小花が満開なのに、
これまで雨ばかりで虫たちには可哀想でした。

写真はカンボク(スイカズラ科)の花にやって来たコアオハナムグリ。
カンボクの花って、とてもポップな印象があります。
基本的にはガマズミと同じなのですが、花序全体で見ると
周囲を取り巻くアジサイ様の装飾花がイラストっぽいんですよね。
この装飾花の広告効果は大きいようで、
朝から虫たちがこぞってやってきます。

一方、お客さんのコアオハナムグリは日本のハナムグリを代表する
とても身近な広域分布種です。
よくハルジョオンやマーガレットにもいますので
ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか?

この個体は濃い目のグリーンにベージュの斑点ですが、
地色はもっと薄いグリーンのものや赤銅色、
まれにかなりブルーっぽいものもいます。
斑点の方も真っ白からかなり黄色の強いものまであり、
地色と斑点の色の組み合わせを見るだけでも
かなりのバリエーションが楽しめます。

ハナムグリは大きなくくりではコガネムシの仲間ですが、
コガネムシとは異なるいくつかの特徴を持っています。
まず、飛行が達者なこと。コガネムシはお世辞にも
飛ぶのが上手とは言えない昆虫ですが、ハナムグリやカナブン
(カナブンもハナムグリのグループに入ります)は実に巧みに
速く飛ぶことが出来ます。
その秘密は堅い前翅をほぼ閉じた状態で、後翅だけをのばして
飛行できるような翅の構造を持っているから。コガネムシみたいに
大きく開いた前翅がブレーキになるようなことはありません。
それからハナムグリはコガネムシと違い、成虫が植物の葉を、
幼虫が植物の根を食べません。いわゆる害虫ではないのです。
成虫は種類によって花や樹液、あるいはその両方に集まり、
幼虫は生きた植物ではなく腐植や朽ち木を食べて育ちます。
面白いのは幼虫の歩き方?で、
仰向けになって背中をうねらせて移動します。
また、基本的に昼行性なので、夜に灯りに飛んで来ることは殆どありません。

この時期、コアオハナムグリは庭に何十匹もやってきますが、
どこから来るのか、どこで産卵するのかなど、
花以外の生活場面を見たことがありません。
春に最初に見る成虫は体にいっぱい泥がこびり付いているので
きっと湿った土の中で越冬するのだろうということは想像できますが
花の上で交尾を済ませたメスが
どんな場所を選んで産卵するのか、いつか見てみたいものです。

Koaohanamukanboku

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