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南端の野生バラ -ヤエヤマノイバラ-

毎年この時期になると、我が家の原種バラのファイナルを飾る
真っ白なバラが開花を迎えます。
それが今日の写真の花、その名もヤエヤマノイバラ。
ヤエヤマとは八重山、沖縄県の八重山諸島のことです。

ヤエヤマイバラ、カカヤンバラという別名もあるようですね。
学名は、ロサ・ブラクテアタ(Rosa bracteata)
一見するとテリハノイバラやナニワイバラと同じように見えますが、
花の中心部に対して花弁が大きく、その花弁が椀型にならず平開します。
当然花径も大きくなり、だいたい平均すると7センチから9センチ程度のサイズ、
日本の野生バラとしては大きな花です。

このバラに初めて出会ったのは沖縄県石垣島の景勝地、
「平久保崎」を新婚旅行で訪ねた時のこと。
海に向かう道沿いの放牧地には所々にソテツが生え、それに寄り添うように
このヤエヤマノイバラのブッシュが点在していました。
珊瑚礁の海の色と真っ白な平久保灯台をバックに咲いている姿は
まさに夢のような光景でした。
不思議なのは、この景色を見てパッと連想したのがなぜか北海道知床の景色。
そちらは濃紺の海と真っ白な灯台で、咲いているのは濃いピンクのハマナスの花。
「・・・おお、北と南で実に好対照、日本の自然はやはり多様で素晴らしい!」

アップの写真を撮ろうと近寄ってみると「・・・でかい!」
あらためてその花の大きさに圧倒されました。
訪ねたのは10月なので本来の花よりは小さくなっていたと思うのですが、
それでも迫力は充分でした。

こうなると持病の「実生症候群」の発作が避けられません。
枝に付いている実は未熟なものばかりでしたが、
株元の古い落ち枝に真っ黒な実が・・・(ホントだってば)
割ってみると綿の様な繊維質に包まれた白い種が出てきました。
これを播いて育てたのが庭の株です。
実生株からは色々な個性の花が出ましたが、写真のものは大輪の咲く株で、
枝が充実すると10センチを超える花を連発します。
写真の花は10.4センチでした。

残念なのはたった2日で散ってしまうこと。
蕾は少なくない方なので花期はそれなりにあるのですけど、
もうちょっと長持ちしてくれるといいのになぁ・・・

●今日、沖縄地方の梅雨明けが発表になりました。何だかふさわしい記事だっ
 たと、とても嬉しくなりました。あぁ、また八重山にいきたいよ〜っ!

Yaeyamaibara

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