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紅の玉簾

今朝は結構冷えましたよ。10.5℃、あわや一桁でした。
日中は26.5度まで上がりましたが、そよ吹く風がさわやかでしたので
さほど暑いとは感じませんでした。
梅雨の晴れ間と言うにしては、出来すぎた快晴でした。

この時期は中型〜大型の宿根草に開花する種類が多く
雨にたたられっぱなしでは可哀想なのですが、今日は心なしか嬉しそう・・・
写真の花はシモツケソウの園芸品種、「京鹿の子」。
園芸品種といっても交配から生まれたものではなく、
原種の中から優れた個体を選抜した形です。
普通のシモツケソウはもっと淡いピンクで、やはり今頃同じように咲きます。
たまに白花もあるようですね。

シモツケソウはバラ科、同じバラ科の低木、シモツケに花がよく似ています。
なのに草本なのでおしりに草を付けて「シモツケソウ」。
ヤマブキに対してヤマブキソウ・・・と同じタイプの命名ですが
こちらはバラ科とケシ科の関係です。

遠目で見ると泡立ったような印象の花ですが、
近寄ってひとつひとつを丁寧に見ると小さいけどバラ科らしい形です。
花序の先端に向かって玉簾が伸びたように玉の蕾を並べ、
それが付け根の方から徐々にほころんでいきます。
派手な色合いですがこの色はアゲハを呼ぶようで
時折クロアゲハやカラスアゲハが色につられてやってきますが
チョウの吸蜜対象ではないようで、すぐにプイッといなくなってしまいます。

この株はずっと以前に、知り合いの方が愛培しておられた株を
「シモツケソウ」として分けていただいたものです。
当時の私は基本種の淡いピンクのシモツケソウを知らなかったので、
随分長い間、京鹿の子という名を知らずに
これが普通のシモツケソウだと思って育てていました。
実はその選抜品種「京鹿の子」。
強烈な花色ですが、和菓子っぽい名前とマッチしているようで気に入っています。
くださった方はだいぶ以前に亡くなられましたが、
この花をとても可愛がっていらしたのを存じておりますので、
その分の思いも込めて栽培しています。
ですからその方が花へ向けた言葉や表情が今でも鮮明に思い出されます。
花というのはその身を触媒にして、人の思いを遺伝するのだと知りました。
すごいですね・・・

Kyokanoko

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