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学校ビオトープ09 -もっともっと植栽-

今からちょうどひと月前の6月10日、行方市立羽生小学校のビオトープの
第二回目の植栽工事を行いました。
今回植えるのはセリ、コナギ、オモダカといった浅瀬に生えるタイプの抽水植物。
セリはともかくコナギとオモダカは、
5月の気温が低かったためか例年より成長が遅れていて、
ここまで待って苗がようやく植え付け可能なサイズになりました。

コナギもオモダカも大変旺盛な植物で、
ひとたび水田に入ると駆除にやっかいな雑草です。
しかし、両種とも栄養分に富んだ有機質泥土を好むため、
できたてほやほやのビオトープでは案外上手く育ちません。
この点はセリも同様ですね。

写真は昨日撮影したもの。植栽から一ヶ月が経過しましたが、
やはりこの3種はもりもり育つ感じではなさそうです。しかし、
セリはランナーを出し、株数は増える方向です。
水はそこそこの透明度を保っているものの、ビオトープ初期によく見られる
やや薄緑がかった色合い。水中に植物プランクトンの緑藻類が増えているためです。
やがて水生植物の生育が軌道にのったり水中の生態系が充実して来ると
水の色は今より透明に戻り、アオミドロが出始めるはずです。

植栽作業と併せビオトープに来ている生物の観察も行いました。
6月10日にとにかく目立ったのがヒメゲンゴロウの幼虫と
ニホンアマガエルのオタマジャクシ。
もちろん人為的に入れたものではなく、早速登場したビオトープの利用者です。

ひと月経った昨日は、ヒメゲンゴロウの幼虫はすっかりいなくなり、
ニホンアマガエルのオタマジャクシも手足が生え揃い、中には親と同じ様な
黄緑色の体のものもいます。
そして何よりトンボが何種類もやって来ています。
シオカラトンボ、コシアキトンボ、ノシメトンボ、アキアカネ、
アジアイトトンボなど・・・

この一ヶ月の間、子供たちは毎日植物の様子や
利用生物の観察記録を続けています。
来るべきものは想像より早いペースでやって来ているようですね。
植物の状態の経過や水温の様子を見ながら、
よりよいコンビネーションの植栽を更に進める必要がありそう・・・
しかし、あまり爆発的に増える植物は要注意!
部分的にもっともっと緑を濃くして、ビジターの層を厚くしてみましょうか。
いよいよ楽しくなって来ました!!

Hanyushokoji05


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