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蝶と蛾1

今日は七夕ですが、他の多くの所と同様、当地も残念な空模様。
でも、先ほど(23:50頃)、少しだけ星が覗いていました。
ず〜っとウォッチングしていると、織り姫とひこ星も見えるのかも・・・

さて、今日は時々観察会などでも話題になる蝶と蛾の違い。
多くの皆さんのご意見で最も多いのが「蝶は昼、蛾は夜」というもの。
これは概ね確かなことですが、若干の例外もありです。

蝶は昼間活動し、夜は葉影などで休むのですが、
蛾の方は夜だけとは限りません。
昼間に積極的に活動する蛾や、昼夜を問わず活動する蛾も
小数派ですが確かにいます。

例えば花を訪れる種類、多くの花が昼間に咲くため昼に活動することは必然です。
写真の蛾はキンモンガといいますが、
クリの花などで蝶に混じってひらひらと舞い飛んでいます。
写真の個体は黒地にクリーム色の模様ですが、
模様は白から割と濃い黄色まで変異があります。

クリの花には他にトンボエダシャクなどエダシャクの仲間も多く見られます。
また、アベリアやブドウ科の花にはスズメガ科のホウジャクがよく飛来します。
この蛾の仲間はホバリングで空中静止しながらストローを伸ばして吸蜜するため、
よく「うそっ、ハチドリ!!」なんて間違われたりします。

「チョウみたいな蛾」とよく引き合いに出されるイカリモンガも昼葉に活動し、
ハネを立てて閉じる所など、まったく蛾らしくありません。
この蛾はテングチョウというチョウによく似ています。

これ以外にも、配偶行動として相手を探して昼間に飛び回る種類もいます。
マイマイガ、ホタルガ、カノコガなどなど、この手の種類も色々います。

蛾に夜行動する種類が多く見られるのは、
冷涼・低温な環境に合わせた進化の影響だとも言われています。
確かに高山や北地に行くとチョウの種類は限られてきますが、
蛾はそれなりにそういう所を好む種類も多く存在しますし、
フユシャクのようにわざわざ冬のさ中に登場する氷河期の遺存種もいます。
逆に、蝶も蛾もひっくるめた鱗翅目という昆虫の中で、
昼間だけに活動を限定したグループが蝶なのだと言えるのかも知れませんね。

Kinmonga


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