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「生きた化石」健在!

昨年の12月、
以前飼育していた我が家的ギネスサイズのカブトエビについて
その抜け殻のオブジェ画像とともにこのブログで紹介しましたが、
その際にいずれ生きたカブトエビの姿を掲載する・・・と書きながら、
すっかり忘れておりました。
気付けば5月から始めるカブトエビ飼育も7月に入って
そろそろ終了が見えて来ています。あわてて撮影に挑みました。

飼育している種類はアメリカカブトエビ(Triops longicaudatus)。
日本で見られる3種類のカブトエビの中では最も広域に分布し、
東京近県では埼玉や山梨に多産地が点在しますが
我が家の個体はホームセンターなどで売られている
飼育キットを起源とした系譜。
野生の個体に比べ甲羅(背甲=はいこうという)が丸く、
プラチナゴールドっぽい体色が特徴です。

最初にキットから生まれ、産卵サイズまで育ったのはたった1匹。
その卵から8年目、今年も数多くのカブトエビが育ちましたが、
殆どの個体は6月のうちに寿命を迎え、
数えきれないほどの卵を泥の中に産みこんで消えてゆきました。

今年は今日現在で2匹がまだ生きていて、大きく育っています。
大きい方の個体を計測してみると、
尾鞭(=びべん)と呼ばれる尾端に伸びる一対の尾の先まで含め
84ミリありました。
さすがに70ミリを超えて来ると「大きいな」という感じになりますが、
以前も書いたように、我が家のギネスは108ミリですから、
まだまだ大したことありません。

それにしても面白い生物だと思います。
甲殻類の甲羅はふつう後方から開いて脱皮するのですが、
カブトエビは背甲前方から割れて脱皮します。
びっしり並んだへら状の脚(鰓脚=さいきゃく)を
ウェーブのように動かして泳ぎ
同時に水中の溶存酸素に触れて呼吸するため絶えず泳ぎ続けています。
底泥を後方に巻き上げながら殺風景な水中を進む姿は
なんとも古代めいていて、「さすが生きた化石!」という感じですよ。
今年はいつまで、何ミリまで生き続けるでしょうか?

Triops080709

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