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新成虫登場 -シマゲンゴロウ-

6月26日のブログに掲載したシマゲンゴロウの幼虫は、
翌日の27日に上陸して繭を作り、昨日(7月7日)に繭を破って
ピカピカの丸い体で登場しました。ちょっと大きめの女の子でした。
それにしても、あの細長くて強面の幼虫が
流線型のボディにくりくりとした目を持つ成虫に変身して繭から出て来る様子は、
劇的なイリュージョンを見ているようで感動します。

すべての行程を見届けることが出来る蝶やトンボの羽化もドラマティックですが
箱の中を見せないゲンゴロウの演出も、またワクワクさせてくれるという訳です。

シマゲンゴロウは体長16ミリ前後の小さなゲンゴロウですが、
それでもゲンゴロウの中では「中型種」と位置づけられます。
黒地に黄色いラインとドットの模様が特徴的、腹面は紅茶の様な赤で、
彩りが美しいためファンも多い種類です。

写真を撮影した時点では、ようやく出て来て一息ついたあたりのようで、
暫くじっと休んでいました。
夕方から元気に動き始めたので浅い水を張った水槽に移しました。
現在は既に水槽内を泳ぎ回り、エサの魚肉も食べています。

クワガタなどを幼虫から飼育していると、羽化不全ということがまま起こります。
軽度であれば前翅の合わせ目がガタついたり多少のでこぼこができる程度ですから
生活に支障ありませんが、重度の場合体液の循環が損なわれ、死んでしまいます。
しかし、水中生活に適応し、体全体が
優秀な潜水艦としての機能を持つゲンゴロウにとっては、
他の甲虫なら問題にならないような軽微な不具合が命取りになります。
本人は勿論ですが、飼育者の私にとっても
繭や蛹室の中で過ごす蛹の時期が最も緊張します。

これから、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウが
次々に羽化し始める予定。
みんな無事の羽化で元気な姿を見せて欲しいと願っています。

Shimagenuka

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