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キング・オブ・ワイルドリリー

雨が降らない・・・本当に降りません。
毎日どんよりするのですが、ここまでなってどうして一滴も降らないものか。
わが庭ばかりでなく、近所の雑木林でもクヌギの樹液が涸れはじめました。
植物も昆虫も辛そうに見えます。

さて、本日の写真は日本有数の豪華な野草、
そして世界有数の美しい原種ユリ、ヤマユリです。
ここ数年で株が充実して来たためか、
直径20センチを超える花が7〜8輪咲いてくれます。
目立つ所に虫食いがあるのはご愛嬌ってことで・・・(笑)

ヤマユリは身近な里山の植物なので古くから愛され、
日本人にとっては、最もポピュラーな野生のユリではないでしょうか。
地下の鱗茎(いわゆる百合根)は食材としてもお馴染みですね。

私たちには見慣れたヤマユリですが、今から130年あまり前、
ウィーン万博で初めて西洋に紹介された時は
あちらのフローリストたちを驚愕させたそうです。
大輪、多花性、強香と3拍子揃った夢の様な美しい百合に
多くの人たちが魅せられ、こぞってヤマユリの球根を求めたとか・・・

最近では「カサブランカリリー」に代表されるオリエンタル系の
交配親としても知られていますね。
実はこのオリエンタル系には、ヤマユリの他にもカノコユリやヤマユリの変種
サクユリ(タメトモユリ)も交配親として活躍しています。

我が家では、この時期10本ほどが花を咲かせますが、
今年が芯喰い虫に2本がやられ、倒れてしまいました。
咲く寸前の状態でしたので家人が花瓶に生けたところ見事に開花、
置いてある玄関は百合の香りでむせ返りそうです。
しかし、生ける際に花粉が服に付いたらいけないと、
オレンジ色の6本の葯を切り落としました。
お花屋さんでもユリは同様の処理をされていますが、
葯が無いとこれほど締まらないものかというほどイメージが変わりますね。
葯はユリの花を立体的に魅せる重要なアクセントだと感じました。

Yamayuri

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