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死の通行止め -ナガコガネグモ-

ホームセンターに行って角材などのナガモノを複数購入すると
レジのお姉さんが手慣れた手つきで、
クリクリクリッとロールのラップフィルムを巻いてまとめてくれます。
その動作を見ると、いつも思い出すのが
クモがエサを確保する時の「糸ぐるぐる巻き」の早業。
オニグモやコガネグモなど、
大型のコガネグモ科のクモでよく見られます。

写真のクモはナガコガネグモ。まだ幼体のメスです。
近似種のコガネグモはこの時期立派な成体が見られ、
大きな丸い網を少し高いところや開けたところに張り
中央にでんと構えている姿が印象的です。
コガネグモはおなかの模様が黄色と黒の横縞で、
よく漫画などに出て来る「いかにも・・・」というデザインのクモ。

対してこのナガコガネグモはその名の通りお腹がやや細長く
明るい黄色を基調とした細かい横縞が特徴。
網も立派な丸網ですが、草と草の間など、
コガネグモよりは低い位置に張ることが多いようです。
このため獲物も草の間に生活圏を持つ昆虫が多く、
バッタやトンボの仲間、シロチョウなどゆるやかに飛ぶチョウ、
時にはアマガエルの幼体などが網に掛かります。
体の表面が湿っているアマガエルは本来なら逃げ出せるところですが、
冒頭に書いたように、このクモは獲物が掛かると即座に飛んで来て
ぐるぐる巻きにしてしまうので、大抵は逃げられません。

さくら上池では、シオカラトンボやショウジョウトンボが
よく引っ掛かります。草の間を低空ですり抜けようとして突っ込むのです。
アクションムービーで攻撃をかわしながらビルの間をすり抜けたヘリが
角を曲がったところで突如現れた正面の壁に衝突する感じでしょうか。

ところで、写真をよく見ると網の上下方向に、
白いジグザグラインがあるのにお気づきだと思います。
これ、隠れ帯というのですが、意味や効果がよくわかりません。
クモの天敵から身を守る術のように思うのですが、
具体的にどんな効果があるのでしょうか?
あまり小さな幼体では見られないことも多いのですが、
成長すると必ず作ります。それも決まって、
上下方向に一本線の`I' の字型です。
コガネグモではこれが`X'字型ですので、網(巣)だけでも
どちらの種類のものか、見分けることが出来ます。

Nagakoganegumoyoutai

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