« イン・ジオラマワールド | トップページ | 居候、三年目にはそっと咲き・・・ »

当たり年? -タガメ-

今日はしっかりと夕立ちが来ました。短時間のどしゃ降りでしたが、
何より雷が元気で、近所のあちこちで落雷があり、停電も頻発しました。
頻繁に降ってくれるのは嬉しいのですが、やはり雷は恐いですね。
何度か消防車が出ていたようですが、被害が無いといいのですけど・・・

とにかくほぼ一日どんよりでしたので、ろくに撮影も出来ず、
仕方なしに野外飼育しているタガメの幼虫を何となく撮りました。
この個体も先日掲載したぬけがらの個体と同じ時に採集したもの。
そろそろ羽化の脱皮が近づいていますが、体格がいいのでメスでしょう。
今回、全部で3個体採集し、まだ2個体が終令幼虫です。
全て羽化して記録をとったら、採集場所に戻すつもりです。
そのために、ほぼ野生と同じ条件で飼育しています。

それにしても今年はタガメを実に多く見かけます。
毎年同じ時期に同じフィールドを見て回っていますが、
感覚的には過去最高の豊産年かもしれません。
田んぼの中干しの時期に雨の方も少なかったので
タガメの幼虫には厳しい状況だと思っていたのですが、
多くの個体が無事にその時期を乗り越え、新成虫や終令幼虫が
田んぼにも水路にもあちこちに見られます。

タガメを見ているフィールドは筑波山の周囲と県北部の栃木県との境に
近いところですが、どちらでも状況はほぼ同じです。
もちろんどこにでもいるような昆虫ではないので、
その地域でも決まって見られるポイントは限られてくるのですが、
ポイントにおいてはとにかく多いと感じます。

イノシシやキノコでもこういう年というのはたまにあるようですね。
要因はそれぞれいろいろあるのでしょうし、単に今年の条件だけでなく
前年の影響や冬の状況に左右された結果ということもあるでしょう。
タガメ豊産の理由ははっきりわかりませんが、
来年も同じと限らないのが不思議なところ。
特にタガメの様な生態系の上位に位置する昆虫では、
エサ生物が大きな限定要因になるため、生態系全体がバランスよく
豊かになっている場合でなければ、
個体数が毎年目に見えて増える様なことは考えられません。

そういえば、今年はタマムシ(ヤマトタマムシ)も多く感じます。
タガメもタマムシも茨城県のレッドリストに登場する昆虫、
徐々にでいいから、環境がボトムアップしている証拠として
増えているのが確認できたら嬉しい限りです。

Tagameshurei

|

« イン・ジオラマワールド | トップページ | 居候、三年目にはそっと咲き・・・ »

フィールドノート」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/487746/23098972

この記事へのトラックバック一覧です: 当たり年? -タガメ-:

« イン・ジオラマワールド | トップページ | 居候、三年目にはそっと咲き・・・ »