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ボート型の憎いヤツ -オンブバッタ-

コオロギ類が日中も鳴くようになりました。
彼等は明るさではなく気温に影響されて鳴くとされています。
そういえば今朝方はちょっとした冷え込みでした。
日中も空気がさらさらに乾いていて、秋本番みたいな陽気でしたが
いくら何でもこれはまだ早すぎですね。

この時期、コオロギばかりでなくバッタの仲間も目立つ様になります。
写真はオンブバッタ、まだ3センチ足らずの幼虫ですが、
サイズ的にメスであることが分かります。
オンブバッタの最大の特徴は、
名の由来にもなっている交尾姿勢がやたら目につくことと
前方に尖って突き出したこの顔でしょう。

子供の頃はウルトラマンに似ていると思っていたのですが
よく見るとウルトラマンだってこれほど変な顔ではないですよね。
今見ると、どちらかいえば敵役のナントカ星人にいそうな顔です。
これはやはり、植物の葉の形に見せた擬態なんでしょうけど、
意外にこういう細く尖った植物ではなく、
面積の広い葉にとまっていることが多いので、見つけるのが簡単です。
バッタの仲間では他にショウリョウバッタとショウリョウバッタモドキが
同じ様なタイプの顔ですが、どちらもオンブバッタと同様、
植物に付いている事が多く、クルマバッタやトノサマバッタなどの
他のバッタでよく見られる、地面にペタッと止まっているシーンは
あまり見かけません。
・・・ということは、やはり植物に擬態していると見てよさそうですね。
脚を折り畳んだ時、ぴたりと体のフォルムと一体化するのも特徴で、
全体が笹舟のようなボート型になります。

いろいろな葉っぱを齧って穴だらけにしますが、
我が家で見る限り、水生植物全般が好みなようで、
特にオモダカ、トチカガミ、コナギ、ホテイアオイなどの
水分が多くて組織が柔らかいものに好んで付きます。
特にオモダカは、どの株も可哀想なぐらいぼろぼろにされてしまいました。

オンブバッタの体色は大きく分けて緑色型と褐色型の2タイプですが、
褐色型は少ない様です。
緑色型も色合いが様々で、
気をつけてみるといわゆる黄緑色から、かなり青味が強い
エメラルドグリーンを薄くした様なものまで幅があります。

でも、広い葉っぱにいるとやはり目立ってしまうようで、
いろんな天敵から、ファーストフードみたいに
お手軽な食事の対象とされてしまいます。
水辺の緑を穴だらけにする憎いヤツではありますが、
幾多の天敵に数で対抗するイワシの様な生き方には
頑張れよ、という気持ちも湧いて来ます。(でも、顔はやっぱりヘンだぁ)

Onbubatta

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コメント

どもです。
私、あまりバッタは分かりませんが、
こちらでもこの時期は結構見られます。
私ですね、カンタンってのがすごく好きなんですよ~。
あの「るるるる~」ってはかないような鳴き声が何とも言えなく
いいんですよね~。
カンタンはこちらではあちこちで見られる珍しくないバッタ(?)ですが、
鳴き声のいちばん好きなバッタでーす。
私的にはスズムシよりも好きっす。

投稿: こー | 2008年9月11日 (木) 00時05分

こーさんどうも!
カンタンですか。軽やかで甘い声ですね。私も好きです。
聞きなしは図鑑によって「リュリュリュリュリュ・・・」ともなっていますが
たしかにその方がリアルかなあ?でも言いにくい!(笑)

たぶん北海道にはあまりいないと思うのですが、
こちらには外来種のアオマツムシがとても多く、
樹上性の種類なので、一斉に上の方から鳴かれると
鳴き声が降って来るようなのですよ。まるで「青松虫時雨」です。
声そのものは確かに奇麗なのですが、何しろ多過ぎ!
実際に他の鳴く虫の繁殖行動に支障が出ているらしいです。

私はマツムシの「チンチロリン・・・」が好きなのですが、
最近滅多に聞けなくなりました。

投稿: ぐりお | 2008年9月11日 (木) 01時17分

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