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池の初秋2008

爽やかな秋晴れでした。
空気がとても乾いていて、さらりとした風に箒で掃いた様な雲。
昨日は4種類揃っていたセミの声も、
今日はアブラゼミとツクツクボウシの2種類でした。

写真は池の定点画像。ちょいと見た目には先月とそう変わりませんが、
池の水の透明度はかなり上がって来ました。
水中の夏も明らかに終わろうとしています。

魚の世界も秋を告げる様に、ゼニタナゴのオスに婚姻色が現れ始めました。
胸びれの後方にサーモンピンクの鮮やかなスポットが輝くのです。
秋の深まりとともに、側面全体にも紫色がのって来て、
実にエキゾチックな魚に変貌します。
しかしこの池にはゼニタナゴのメスがたった1個体しか存在しません。
こちらも丸く膨らんだお腹が卵の順調な成熟を物語っています。
今春の稚魚の誕生は3匹でしたが、この秋が本番だと思っています。
たった1匹のメスから何匹生まれるか・・・目標は二桁です。

このピーカンの状態では確認できませんが、
池の周囲では秋の草花も咲き出しています。
ツリフネソウ、サワギキョウ、ユウガギク、ヤクシソウ・・・
初夏から頑張っているブッドレア(実生で生えて来たもの)には
今や最優先種のツマグロヒョウモンに加え、夏眠明けのミドリヒョウモン、
そしてこの数日でメスグロヒョウモンも加わり、ヒョウモンまつりです。

鳴く虫ではアオマツムシとクサヒバリが数で圧倒的ですが、
今年はクツワムシもやって来ています。
クツワムシは近年やや減少傾向のようなので、
居着いてくれると嬉しい限り。

彩りの秋はまだまだ先ですが、
ガマズミの実はだいぶ赤味を増してきました。
ノシメトンボとアキアカネはまだ集まって来ませんが、
彼等がやって来ると、秋も一気に加速するはず。
楽しみな様な、寂しい様な・・・それもあと、もう少しですね。

Ike2008shoshu

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コメント

どもです。
池が庭にあるなんていいですね~。
タナゴが産卵してると言うことは、二枚貝もなんかいるんですよね。
私、茨城に学生の時に休みになると行ってたんですが、
暇なときはカネヒラを狙って釣りをやってました。
名前は忘れましたが、近所の川で金平が結構釣れたんですよ~。

投稿: こー | 2008年9月24日 (水) 23時57分

こーさん、いらっしゃいませ。
こーさんは随分茨城に縁の深い方だったんですね〜。
阿見町とか土浦市とかでしょうか?

カネヒラは大きくてきれいなので地元でも人気のタナゴです。
でも本当は西日本の魚で、人為的に移入された国内移入種
(国内版外来魚)なのですよー。
ゼニタナゴと同じ秋産卵のタナゴなので、
在来のゼニタナゴが絶滅状態になった原因のひとつが、
このカネヒラとの競合ではないかという見方もあります。

さくら上池にはドブガイ、イシガイ、マシジミの
3種類の二枚貝がいます。すべて霞ヶ浦ルーツで、
今では池の中で勝手に殖えています。

実はかつて霞ヶ浦では、ゼニタナゴはアカヒレタビラと並ぶ代表的な
タナゴでしたが、ここ何年も確認されておらず、野生絶滅の可能性があります。
池のゼニタナゴは、琵琶湖博物館で霞ヶ浦系統のゼニタナゴを累代飼育した個体で、
霞ヶ浦の環境NGOが譲ってもらい、うちで預かって、将来的な自立生息に向けて
半野生環境の飼育での繁殖を試験的に行っているものなんです。
だから絶対うまくいってくれないと困るのですよ〜!!

投稿: ぐりお | 2008年9月25日 (木) 11時32分

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