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朝露ころり

今日は暑さが戻って来ました。ここ数日息を潜めていたツクツクボウシが
大復活とばかりに鳴いていました。
それでも朝方は秋らしい冷え方で、昨日の雨が一面の朝露になって
そこらじゅうで光っていました。

写真はサトイモの葉に付いた朝露ですが、
サトイモの葉は、水をはじく性質が強いため、朝露の一粒一粒が
集まって大きくなり、やがて重さに耐えられず転がり落ちます。
本当はその瞬間を撮影したかったのですが、写真は一瞬シャッターが遅れ、
大きい水滴が落ちた後に残された、ちびすけ雫です。
しかしちびはちびなりにここで機会を待ち、後発の雫に便乗する構えです。

サトイモの葉が水をはじくのは、葉の表面にある毛の束によるもので、
水をはじく葉はたいていこのような毛をもっているか、
粉状の分泌物や鱗片に覆われているか、
コーティング加工がされたようにつるつるの表面を持っているかです。

水滴が転がる様子はハスの葉でもお馴染みですが、
これも表面の毛によるもののようです。
庭の植物だとブッドレアの若い葉が分泌物で水をはじくタイプかな。
ジュンサイやアサザ、ウキクサ類はつるつるタイプで、
このタイプは瞬間的な撥水効果は無いみたいで、
一瞬濡れて、やがてじわっとはじく様子が観察できます。

朝露は乾燥に弱い昆虫たちにとって重要な補給水源。
朝方観察をしていると、
いろいろな昆虫が朝露から給水しているところを目にします。
庭では今までにハムシ類、ゴミムシ類、フタモンアシナガバチ、
イチモンジセセリなどの他、クモの仲間もよく利用しています。

考えてみれば、朝露は前日の熱が地表の水分を空気中に押し上げたものが
気温差でまた降りて来たもの、
もっとも小さな大気系の水循環と言えそうです。

朝露の一雫に写り込んでいるのは同じ様に朝露に輝く周りの景色。
その景色の全てに雫の恵みが還元されます。
足元の小さな命たちにとっては、ひとつひとつが大きな一雫ですね。

Satoimosizuku


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