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水面に揺れる黄色い花

数日前のニュースで、霞ヶ浦の湖岸でアサザが見頃だと言ってました。
アサザは霞ヶ浦の行方市から潮来市にかけて大きな群落が点在しています。
ハスやスイレンのような大きな花ではありませんが、
水上で揺れながら黄色く群れ咲いている様子はなかなかいいものです。
10月上旬まで見る事が出来るとか・・・たまには霞ヶ浦の湖岸で、
ゆったり時間を満喫するのも悪くないかもです。

この時期、さくら上池でもやはり黄色い花が水上に群れ咲くのですが
こちらはアサザではありません。
その名はオオバナイトタヌキモ(Utricularia gibba)、
食虫植物として有名なタヌキもの仲間で、この種もやはり食虫植物です。

タヌキモの場合、食虫植物といってもごま粒程度の捕虫嚢なので、
モウセンゴケのようにチョウやトンボを捕まえる荒技ではなく、
水中の動物プランクトンやごく小さな虫を捕まえるのが専門です。
それでもボウフラやアカムシぐらいは捕まえる事が出来るのですが、
オオバナイトタヌキモの捕虫嚢はさらに小さいので、
ミジンコ専用でしょうか。

その名の通り糸状のごくごく細い茎を水面のすぐ下に縦横無尽に伸ばし、
それがお互いの茎を支えにしてさらに成長するので、
結果的に1センチ近い厚みのあるクッション状の群落になります。
この細い茎からすると花を支える花茎は太いですよ。
水中茎の倍以上あります。
花も15ミリ近くあって大きいため、
離れたところから見てもとても目立ちます。

ちなみにこの植物、植えたものではなく、勝手に現れて殖えまくりました。
除去しても僅かに残った切れ端から
さして時を置かずにまたクッション状に回復します。
よく水生植物を購入した際に紛れ込んだという話を耳にしますが、
さくら上池には水生植物を買って調達した経緯は無く、
侵入の原因は全く不明です。あえて言えば魚や貝を移入した際に
ごく小さな切れ端が入ってしまったかもしれない・・・位でしょうか?

オオバナイトタヌキモのクッションには功罪があるため、
除去という対応には少々慎重です。
「罪」は、水中への太陽光を完全に遮ってしまう事。
「功」はそれゆえ夏期の水温上昇が抑えられる事。
冬場の水温低下や氷結を和らげること。
捕虫嚢に捕まらない程度の小生物の隠れ家になること。
落ち葉等がいきなり水底に落ち込んで底が低酸素状態になるのを
防いでくれること・・・ね、功の方が多いんですよ。
ですから今のところはあまり目に余った時、まとめて水揚げしています。
いつも都合で重宝に扱って、ゴメンなさいです。

Oobanaitotanukimo

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