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軒下の住人 -キイロスズメバチ-

快晴とはいきませんでしたが、落ち着いたまずまずのお天気。
朝晩の冷え込みがあっても、日中の気温がこのくらいだと
まあ過ごしやすいというものでしょうね。今日の最高気温は21℃でした。

写真は我が家の池に面した側の軒、
左右の傾斜でわかるかと思いますが、もっとも高い部分です。
見事な球形の物体は直径約60センチ!
作ったのはキイロスズメバチさんです。

春に作り始めた頃は下向きにぶら下げた一輪挿しみたいだったのですが、
家族構成が膨らむに連れ、相次ぐリフォームの末
このようになりました。
キイロスズメバチはもっとも都市環境に適応したスズメバチといわれ、
人家の軒先やベランダに巣を作る事も珍しくありません。
こちらは御呼びでなくとも、人に近いところにいるスズメバチです。
故に刺される被害も件数としては一番多い様ですね。
本来なら駆除対象ですが、他の家に面していない側だし、
我が家は将来屋根裏部屋を作れる様な小屋組みにしてあるため、
なにしろ位置が高く、ちょっと大変だからまあいいか、てな感じで
観察対象にさせてもらっています。

意外な事に、危険を感じた事はありません。やはり高いからでしょうね。
むしろ、よそから庭に来て樹液の場所取りにやっきになっている、
スズメバチ(いわゆるオオスズメバチ)やコガタスズメバチの方が
いつも苛立った感じで怖かったです。

この巣のせいか、毎年庭の数カ所で営巣するフタモンアシナガバチが
今年は巣を作りませんでした。
キイロスズメバチは、幼虫の食料確保のため、アシナガバチの巣を
攻撃対象にしますので・・・

そんなキイロスズメバチも、スズメバチをはじめとする他の
スズメバチ類から常に巣を狙われています。
観察の結果、夏の間は一週間から10日に一度の割合で、
スズメバチの攻撃を受けていましたが、ここ半月ほどで、
攻撃の間隔が4日から5日に一度と高頻度になっています。
しかし、この巣の家族は迎撃が上手く、
途中で落城する事なくここまで立派な城を築き上げました。

こういう巣を放置しておく事にはいろいろな意見があると思いますが、
うちのような空間的な距離感がある場合は、お互い干渉せずに
無理なく共存できると感じました。
因果関係の証明は出来ませんが、今年はハンノキハムシや
ヒトリガ、クヌギカレハの大発生がありませんでした。
ある地方の農家では、スズメバチが農業害虫の天敵であることから
軒先の巣を魔除けとして大切にしているそうです。
危険害虫、農業益虫、稀少食材(幼虫)と、
これほど価値観の分かれる昆虫も珍しいと思います。
私は・・・そうですね、いろんな意味で嫌いじゃない虫です。

Kiirosuzumebachisu

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コメント

私の知り合いの家にも名前は分かりませんが
スズメバチみたいのが巣を作りました。
業者に連絡して除去って考えてたようなのですが、
こちらは冬になれば、みんな冬眠してしまうので
お金をかけずに冬まで待ってから自分で取り除くとのこと。
雪が多く寒い冬は嫌なのですが、
こういう面では寒い冬って役に立ちますね。(笑)

投稿: こー | 2008年10月20日 (月) 07時18分

こーさんども、北国のそちらでは
もう蜂も活動を終える頃だと思います。

実はスズメバチやアシナガバチの巣は、北国に限らず、
冬の到来とともに寿命を終えてしまう運命にあります。
一年限りなんですよ。
今までの女王は秋に羽化した新女王が雄蜂と巣を飛び立つと、
間もなく死んでしまいます。
雄蜂も交尾の成否に関わらず、すぐに短い命を終えます。
交尾をした新女王のみが朽ち木などで越冬し、
翌春から新しい巣作りを単身でスタートします。
女王が働き蜂に守られ越冬するミツバチとは大きく違う点です。

もっとも巣が作られるような場所は、蜂にとって「適している」
と見なされているいうことなので、
除去してもまた作られる事も多い様ですね。

投稿: ぐりお | 2008年10月20日 (月) 11時01分

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