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高倍率! -キチョウ-

今日も午前中はよく晴れたものの、午後はぼんやりして
寝ぼけた感じのお日様でした。
気温はこの時期としては高めだったでしょうか。

関東平野の当地では、紅葉こそまだまだですが
昆虫たちにとっては既に晩秋、朝晩の冷え込みが厳しくなって来ましたから
弱ったものから少しずつ一生を終える事になります。
このブログで度々紹介しているキチョウは成虫越冬をするチョウですが、
繁殖活動はいよいよ終局を迎え、
複数の雄によるメスの争奪戦が激しさを増しています。

キチョウのメスはは複数のオスと交尾するチョウですが、
交尾で受け取った精子を精子嚢にストックできる量は限られていますから
オスとしては確実に自分の子孫を残すため、
より早い段階での交尾をしたいと考えます。
その究極の方法が、蛹から羽化したばかりのメスを確保して交尾すること。
そのため、オスはメスの蛹が羽化直前になると、
蛹にはり付いてメスをリザーブしようとします。

写真にはとまっているオスが2匹、飛んでいるオスが2匹、
計4匹のオスがひとつのメスの蛹を巡って争奪戦をしている最中のカット。
じつは画面の外にもう2匹いるので、実質は6匹による争いです。
左下のオスが、羽ばたきながらメスの蛹に掴まっているのが分かりますか?

オスには、蛹の中身がメスであること、そしてその羽化が間もない事が
わかるようなのですが、どうやって知るのでしょう?
メスの蛹がフェロモンを出すのでしょうか?
蛹の羽化が近い事は、翅の模様や色がはっきりと透けて見えるので
私にもわかるのですが、それがメスであるかは分かりません。
オスの翅の裏には性斑と呼ばれるスポットがあるのですが、
蛹の翅が見えている側は表なので、これも見えないはずです。
視覚的には無理そうなので、やはりフェロモンのような
化学物質なのでしょうね。

それにしても、奪い合うオスはし烈ですが、
メスの方もしわしわの翅を伸ばす間もなく交尾を迫られる訳ですから
一息つく暇もありません!
難儀な事ですな・・・

Kichomesusoudatsujpg

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