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桜餅の匂い? -フジバカマ-

今日は快晴とはいきませんでしたが、
日中は気温が上がったのでまったりできた一日でした。
本当は紅葉でも見に・・・とも思ったのですが、
片付けなければならない事があれこれあったのでやめておきました。

そのあれこれのひとつが、温室の保温対策。
夜間の冷え込みが本格化しはじめたので、
昨夜から温室のヒーターをONしました。例年よりいささか早めです。
このヒーターの熱を最大限生かすため、保温対策は必須です。
といっても具体的に何か作業が出来た訳ではなく、
ガラス表面に張った保温シートの張り替えやら、
寒冷紗と交代して外からかぶせる保温ビニールの計画を立てました。
ガラスの断熱加工は3年ぶりで、加温コストを削減するため
今年は避けられない工事、ちょっと大変です(笑)

クヌギとコナラの下枝整理もやりました。
樹木も少しずつ大きくなって来たため、
樹の光合成は上の方の枝葉でやってもらうとして、
樹下はなるべく明るい林床になるよう、枝の無い「空間」にします。
今、クヌギやコナラの樹高は6メートルあまり。
そろそろ地面から2メートル程度の高さまでは
枝の無い空間を設ける事が出来ます。

枝切り鋸で大きめの横枝をばさばさ落としていると
どこからともなくいい香りが・・・「桜餅? あ、まずいぞ!」
ふと枝が落ちた先を見るとフジバカマの一角、
可哀想に、満開の数本が根元から折れてしまいました。
申し訳ないので室内に生けることにしましょう。

ところでみなさんご存知ですか?
フジバカマに、桜餅みたいな独特の芳香があること。
私、この匂いが大好きなんです。
草体に含まれる、クマリンという物質によるものだそうですが、
何とも品のある、清々しい芳香です。
この芳香はドライにしても残るので、咲き終わって枯れたものを束にして
陰干ししておき、入浴の際に浴槽の上あたりに吊るすと
ちょっとしたアロマバスが楽しめます。

花もそれ自体は派手さのかけらもありませんが、
他の野草を上手く合わせるととてもいい雰囲気を醸し出します。
とても丈夫でよく殖える植物なので
切り花用に、毎年ちょっと多めに咲かせます。
そういえば渡り蝶のアサギマダラはこの花が好きで、
この時期に一度現れるのですが、今年は夏に現れたきりです。
フジバカマとアサギマダラも実にいい取り合わせなので、
楽しみにしていたのですが・・・また来年に期待ですね。

Fujibakama

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庭のphotoログ」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。渡辺紀之と申します。
ひたちなか市在住ですが、出身は大分県(佐賀関町)です。数年前の帰省の際にフジバカマの群落にアサギマダラが乱舞する様子を見ることが出来ました。
アサギマダラの生態にロマンを強く感じ、茨城県(水戸周辺)でそのような場所が作れないか!作りたい!と考えています。
数頭は期待できると思うのですが、乱舞までは地域的に困難なのでしょうか。さくら上池では何頭くらい集まったことがありますか。

投稿: 渡辺紀之 | 2016年7月15日 (金) 18時28分

渡辺紀之様はじめまして。
コメント有り難うございます。
私も佐賀が長かったのですが、向こうではこちら以上にアサギマダラを見かけ、
ちょっと出掛けると出くわす身近なチョウでした。
余談ですが私のチョウスキルの殆どは佐賀時代に先輩から授かったものです。

アサギマダラはやはり西の方が絶対的な個体数が多いと思うので
向こうでフジバカマやスナビキソウに群れるような数は
さすがに北関東では難しいかもしれませんね。
以前山梨県の川沿いを歩いている時に、道端のヒヨドリバナにアサギマダラが舞う景色が
延々と続いていました。東日本で一番多数を見た記憶です。
茨城県内だと初秋の筑波山の御幸ケ原が有名ですね。
ここでは一度に18個体が舞っていたことがありましたが、タイミングが良ければ
もっといるのかもしれません。

アサギマダラが多数集まるには蜜源植物が多いだけでなく、筑波山のように
上昇気流で寄り集まり易かったり、移動ルート上のランドマークであったりという
条件が重なれば、それなりの数が集まるのかもしれませんね。
ちなみにさくら上池では、同時に2個体・・・が最高記録です。

奇遇ですが今年、アサギマダラの立ち寄りを増やすべく
フジバカマのプランターでの増殖栽培を開始しました。
何らかの結果が見られたらこのブログで報告するつもりです。

投稿: ぐりお | 2016年7月16日 (土) 14時39分

ぐりお様
ありがとうございます。
植えれば来ると言うものではありませんね。
もともと、移動ルートに近い場所に計画することが出来れば良いのですが、
水戸あたりでは確認したとの情報がありません。
やはり、無理か・・・。
植栽規模を可能な限り(300坪程度)大きくしても結果は同じか・・・。
結局は机上で検討しても、やってみないとわからない代物かもしれませんね。もう少し研究します。

投稿: 渡辺紀之 | 2016年7月19日 (火) 11時37分

渡辺紀之様
アサギマダラは距離を稼ぐ場合比較的高いところを移動するようで、上空からまとまった蜜源を発見すると降下して立ち寄る様です。群れるというのは難しいかもしれませんが、蜜源としてのまとまり感があれば立ち寄りはあるかもしれませんよ。
水戸やひたちなかとなると私も歩いておらず情報がありませんが、旧常北町や七会村、笠間市、茨城町では見ていますから、可能性が無い訳ではないと思います。
まずはもう少しきめ細かい情報収集でしょうか。
おぼろげな記憶なのですが、水戸駅南から少し行ったところにある常照寺というお寺の近くの池畔を歩いている時に、アサギマダラを見たような記憶があるんです。25年近く前の話ですが。

投稿: ぐりお | 2016年7月20日 (水) 00時01分

ぐりお様
ありがとうございます。
はい、もう少し情報収集してみます。
切り花としてフジバカマを生産している農家が茨城町にいらっしゃると情報を得ました。当然時期には花が咲くわけで、規模も大きいと想定されます。
その方にコンタクトを取り、アサギマダラが飛来しているかどうか確認する予定です。
確認できましたらコメントします。

投稿: 渡辺紀之 | 2016年7月20日 (水) 08時32分

渡辺紀之様
素朴な疑問なのですが、切り花用の栽培となると、蕾から開花初期の段階で、すべて収穫して出荷されてしまうのでは?フジバカマはとても丈夫な多年草なので、それでも来年の株はちゃんと残りますしね。
あと、販売用に栽培されているものは洋種のフジバカマがほとんどで、日本の在来種ではないようです。もしかしたら香や蜜量に微妙な違いがあるかもしれませんね。
でも、ヒヨドリバナやヨツバヒヨドリなど、ほかのフジバカマの近縁種にもよく来ますから、アサギマダラの好み的にはあまり関係ないのかな?・・・
ともあれ、私自身も非常に興味がある話題です。もし、何か判りましたらぜひぜひまた遊びにいらして教えてくださいませ。

投稿: ぐりお | 2016年7月21日 (木) 00時28分

ぐりお様
残念ながら切り花生産者の方はチョウには気がついていないようです。
代わりに群馬県吾妻郡中之条町の花の駅“花楽の里”を紹介していただきました。当施設のHPや館長さんとの電話のやりとりでいろいろなことがわかってきました。当施設の活動は今回の私の企画の先行事例になるような感じがします。(アサギマダラを呼ぶために施設を改良し、成功したとのこと)
関連情報
・花楽の里  ・福島県裏磐梯グランデコ   ・栗田昌祐教授
グランデコでは毎年(8/6~8/21)アサギマダラの観察会が開催されています。
出来れば行ってみようと考えています。

投稿: 渡辺紀之 | 2016年7月28日 (木) 08時53分

渡辺様、興味深い情報を有り難うございます。
花卉の生産農家さんはものすごく忙しいですものね。
加えて近年は作業がシステム化されているし、なかなか気付かないかもしれません。
また、花卉栽培では散布の他に根から吸わせるタイプの農薬を使う事も
しばしばあるようなので、そもそも
優雅にチョウが舞い飛ぶような環境ではないのかもしれませんよ。
人の口に入る作物よりは強い農薬を使います。
実際に取り組みをしているところでの観察会なら、生の情報が聞けそうですね。
前にも書きましたが、初秋の筑波山も運が良ければなかなかの数に出くわします。

投稿: ぐりお | 2016年7月30日 (土) 23時53分

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