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産卵間近 -ジョロウグモ-

いやぁ、今日も寒かったですねー。
最高気温は13℃、12月上旬並みとのことですが、
冷たい北風のせいで体感気温はもっと低かったです。
これはひょっとすると木枯らし1号かな?とも思ったのですが
木枯らし1号には「西北西から北の風」という条件があるんだとか、
今日の風は概ね北北東なので、違いますねえ。
庭の木の葉がバラバラと落ち始め、風が強く吹くたび
庭の見通しがよくなります(笑)

こちらは肩をすぼめてとっとと家の中に入りましたが、
逃げられないジョロウグモは辛そうです。
写真は昨日撮ったカット。
大きな巣の真ん中で頑張っているメスですが、お腹が大きいですね。
このお腹には、栄養をたんとつけて成熟した卵が
ぎっしり詰まっているのでしょう。

お腹と言えば、クモは節足動物ですが、腹部の構造においては
ダニと並んでとても特異なところがあります。
節足動物のくせに腹部に節がないのです。
クモの腹部は収縮性のある皮膚のような構造で、ここだけは
節で形作られた他の部分と違い、脱皮の制限を受けずに成長できます。
ですから沢山の獲物を捕らえ、沢山の栄養を摂取したメスは
より沢山の卵を産むことが出来ます。

エビやカニは、クモよりも遥かに多い卵を産みますが、
多くの種類では、生まれた時の姿が親と大きく異なるプランクトン。
浮遊生活の中で変態し淘汰され、やがて少数がエビやカニになります。
つまり、はじめ小さいけれど膨大な数が生まれるのです。
クモはふ化した時点で既に親と同じ姿をしています。
陸上生活では、微小なプランクトンになれませんので・・・
そのかわりエビやカニの様な数は用意できません。
クモのお腹は、それでもサクセスしたメスには、
それに応じた卵の数が用意できる様に進化した結果なのかも知れません。

クモも昔はお腹に節があったようで、そんな名残りを残したクモもいます。
(キムラグモなど)また、サソリやサソリモドキ、ヒヨケムシなども
節はあるけれど節間の膜状の部分が発達していて、
どちらかというとぶにょっとした腹部です。
彼等も、陸上で少しでも多くの卵が産める様に進化した、
栄養摂取状況にフレキシブルに対応できる、という方向なのかも・・・

それにしてもこの冬は寒くなるのが早いので、あまり欲張らずに
体が動くうちにしっかり産卵した方がいいと思うぞー!

Jorougomo0811

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コメント

懐かしいですね、ジョロウグモ(笑)
多分、こちらにはいません。

小学生の頃、この時期よく見かけ(他の時期は見かけなかった?)、集団登校で糸を出しながらぶら下げて行きました。
だから小学校付近はジョロウグモ大発生かも?

今思えばクモにかなり迷惑でしたね(笑;)
ゴメンよ(´∀`)ゞ

投稿: 太郎 | 2008年11月12日 (水) 08時41分

太郎さんどーもです。
私も子供の頃、ジョロウグモやコガネグモで遊んだ記憶があります。
沖縄の方には、クモの相撲があるみたいですね。

ところで、生まれてしばらくするとジョロウグモの子供は
お尻から糸を吹き流して風に乗り、遠くへ飛んで新天地を目指します。
バルーニングっていいます。大きく巣を張るクモは大体やりますよ。

てなわけで学校付近にいっぱい産卵したとしても、
学校付近に成長したクモが大発生ということにはならないのでした!
あしからず(笑)

投稿: ぐりお | 2008年11月12日 (水) 13時28分

湘南住まいですが夏~秋にかけてジョロウグモが大量発生します…
いつもどうやって高い所で巣を張るか疑問でしたsweat01
あちこちに巣を張られますが、どうも取り払う気になれません

投稿: プロト零 | 2009年1月18日 (日) 14時20分

プロト零さん、こんにちは!
ジョロウグモは夏の終わり頃から急に目立って来るクモですよね。

高い木の梢に巣を張る個体は、地道に幹〜枝と登って、
アンカーポイントから糸を引っ張りながら再び降り、
また別のアンカーポイントまで登って・・・と、
最初はけなげに努力しているようですよ。

一度立派な巣をこしらえてしまうと、もし壊れても
基礎のアンカーポイントさえ利用できれば、
作り直しはだいぶ楽みたいですねー。

ジョロウグモの糸には黄色い色があるので、
角度によって巣が金色に見えてなかなかきれいですね。
いっぱいあるとちょっとうっとうしいかもしれませんけど
どうも取り払う気になれないプロト零さんは、お優しいですね〜

投稿: ぐりお | 2009年1月18日 (日) 17時05分

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