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はやにえ

モズの高い声がよく聞かれる季節になりましたが、
モズといえばもうひとつ有名なのが独特の保存食「はやにえ」。
でも、本当に保存食として活用されているかは「?」な部分も
あるようで、大抵はいつまでたっても消費されず、
木の枝のミイラアートになってしまうみたいです。

庭で見つけた写真のはやにえも、すでにパリッパリに乾いてしまって、
何だか今後も、哀れな姿を晒し続けそうな気がします。
刺された獲物はサトクダマキモドキ、
樹上性のやや大きなキリギリスの仲間です。
私が気付いたのが二週間ほど前で、その時既に今の状態に近かったので
作られたのは10月の初旬頃じゃないかと思います。
刺してある植物はクサボケ、枝の鋭い刺を上手に利用しています。

はやにえにされる獲物は実にさまざまで、
昆虫や両生類、は虫類が割合よく見つかりますが、
時には小鳥やネズミが刺さっている事もある様ですね。
大きな獲物の方が後で食べに来る率が高いという説もあるらしいです。

刺し方もさまざまで、特に決まった法則はない様に思います。
よく見るカナヘビのはやにえでも、頭のあたりを刺すこともあれば
お腹を刺している場合もあって、方向もまちまち、
しかしカナヘビの場合、多くが体を変によじった感じで乾涸びていて
一層哀れに見えます。
写真のはやにえはまだかっこ良く作られた方ではないでしょうか。
まあ、はやにえにされた本人としたら、
とてもそんな問題ではないでしょうけど(笑)

私は、「食べる」目的以外で他の生物を殺すのは、
人間の特質だと思っていたのですが、こういう例外も稀にありますね。
カケスやネズミが確保した木の実の一部をを忘れてしまうことによって、
森を作る木が芽生えるというシステムになっているようですが、
忘れられたはやにえにも何か秘密の使命があるのでしょうか。

あるんでしょうね。でなかったら・・・ちょっと可哀想すぎですもの。

Hayaniekudamaki

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コメント

私の友人が、「はやにえって、時間がかかっても取りにくるんだって!!ないと困るらしいよ!」
というので、博物館ではやにえを集めている、という情報を聞きつつも、そのままにしてあります。

確かに、カエルやカナヘビなどはひからび〜た後になくなっています。
でも、昨年だったかバッタの頭だけが刺さった状態で見つけたときは、
「食べに来ているのではなく、ひからび過ぎて下に落ちてるだけでは?」と疑念を募らせました^^ゞ。

そうそう、きっとエサになる以外にも何か役割があるんですよね。


投稿: nishio | 2008年11月 9日 (日) 09時17分

nishioさんこんにちは!
そうですか、時間が掛かっても取りに来るんだ。
私が見た感じだと回収消費率は低い様に思ったんですが、
いつの間にか無くなっていた・・・というのは確かです。
ちなみに「これは乾燥したはやにえが、風で落ちたものであろう・・・」
というのものも見たことはあります。
ずう〜っと見ていられないから、確かなことがわからないですねえ(笑)

そもそも、多くの生物が摂食を通して水分摂取しますが、
鳥は「水を飲む」という行動をするので、乾燥したエサでも
差し支えがありませんよね。そういう点では
カラカラはやにえも、利用するに値する栄養源になるでしょうね。
ホントは軽く炙りたいところかもネ・・・(爆)

投稿: ぐりお | 2008年11月 9日 (日) 11時51分

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