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たそがれヒョウモン

よく晴れましたが、北寄りの風が冷たく感じました。
でも、雲ひとつない空でした。
我が家の庭はだいぶ寂しくなりましたが、
近所の谷津田、「遠山田んぼ」では、
まだ色々な昆虫の活動が見られます。

その中でも、「おおっ!まだいたかぁ」と思わず声を上げたのが
写真のツマグロヒョウモンです。
もともと南方系の北上蝶であることは以前このブログでも書きましたが、
そんな寒がりさんがまだ頑張っていました。
タテハチョウ科の成虫越冬するものも少なくありませんが
そんなタテハチョウ科の中にあって、ヒョウモンチョウの多くは幼虫越冬、
成虫は冬を越す事なく死んでしまいます。

今までは遅く見かけてもせいぜい10月いっぱいまでだったので、
11月も下旬に入った今頃健在な姿が見られるとは思っていませんでした。
とはいえご覧の通り、翅はだいぶぼろぼろになって、
4枚すべての縁の部分がすり切れた様に欠け落ちています。
翅を覆う鱗粉もだいぶ薄くなってしまったため、
かつての鮮やかなオレンジ色の面影も失っています。
しかし、生きる気力はまだ充分みなぎっていて、
ピンと張り出した触覚がこのチョウの元気を象徴している様です。

もともとびゅんびゅん飛ぶチョウではありませんが、
それでも飛び方にはまだまだ力が感じられ、
「もう死にそうです」なんて印象は全くありませんでした。

今、このチョウが命を繋いでいられるのは、
この気温の中でも旺盛に咲いているセイタカアワダチソウの花と、
夜の冷え込みを何とかしのげる照葉樹が混じった混交斜面林のお陰です。
谷津田の複雑な地形が生み出す微気象や環境パッチは
多くの生き物たちに、最後までの秋といち早い春をもたらす様ですね。

Tsumagurotasogare

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コメント

こんはんはでーす。
こちらはここ数日に雪が降り積もり辺り一面真っ白です。
ただ、根雪はまだまだなのでこの積もった雪も溶けるのが
時間の問題かな。
こちらでもそんな雪の降るような寒さの中、
名前は分かりませんが、ハエ?ハチ?のような虫が
窓ガラスとかに止まってました。
なんかこの時期の虫はちょっと儚いというか哀愁があるというか・・・・

ぐりおさんの所では、まだセイタカアワダチソウが咲いてるんですね~。
こちらのセイタカアワダチソウはすっかり枯れてなくなっちゃったです。

投稿: こー | 2008年11月23日 (日) 01時55分

こーさんどもでーす!
う〜む、雪ですかあ。ニュースでもやってましたね。
こちらはやっと初氷というところですが、
北関東らしい、空気がカラカラに乾く独特の寒さが
いよいよ到来といったところです。

こーさんの方にもやっぱりセイタカアワダチソウは
いっぱいあるのでしょうか?
この草、今年はニュースなどで、やたら市民権を得た様な
コメントが気になりました。
こちらではもう空き地という空き地が占拠され、
ススキと最終決戦やってる始末ですので、
オミナエシやリンドウのような
在来の野草はすでに行き場がありません。
「セイタカアワダチソウの黄色もキレイじゃないの」という声をきくたび
複雑な思いにかられるぐりおでした。

投稿: ぐりお | 2008年11月23日 (日) 23時14分

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