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成虫越冬するバッタ -ツチイナゴ-

Tsuchiinago1

15:30頃から雨が降り始めましたが、予報よりお天気が保ったので
日中・・・特に午前中はは思ったよりもいい天気でした。
午後からは雲に覆われましたが、その効果でしょうか?
気温は高めに感じ、さほど底冷えはしていません。

お昼に池の流れ部分の落ち葉をさらいました。
落ち葉は溝を覆う様にたっぷりの厚さで重なっており、
水に浸かった最下部は真っ黒に変色し、分解が始まっていましたが、
上の方はかさかさのカラカラで、
いじっていると潜り込んでいた色々な虫に出くわしました。

写真の昆虫もそのひとつ、ツチイナゴです。
イナゴと名が付いていますが、どちらかというとそのスタイルは
トノサマバッタやクルマバッタに近い、典型的なバッタのプロポーション。
殆どのバッタは卵で冬を越しますが、
ツチイナゴは写真のように立派な成虫を真冬でも見つける事が出来る
基本的に成虫越冬のバッタです。しかし、ふ化や幼虫の成長が遅れると
しばしば幼虫で越冬する事もあるようです。
下の写真は先週近くの田んぼの畦で撮影した幼虫。
普通この大きさの幼虫は秋に見られ、体はもっと鮮やかな緑色をしています。

ツチイナゴを一目で見分ける方法は、目の下にある涙が流れた様なライン。
成虫、幼虫、体色の各タイプに関係なく、このラインは必ず付いています。
しかし、顔つきがあっけらかんとしているので、
あまり泣いているようには見えません。
成虫は写真のように褐色系の体色ですが、
ごく稀に緑色が部分的に残る個体も見つかります。
幼虫の方も緑色が基本ですが、成虫と同じ様な褐色系のまだら模様の個体や
赤味が強く煉瓦色っぽい個体も見られます。

食べ物もちょっと変わっていて、多くのバッタ類が好むイネ科の植物ではなく
クズやカナムグラを好みます。ですから、ツチイナゴを見るには
夏場にクズやカナムグラがあたりを覆い尽くした様な場所を覚えておいて、
晩秋から冬にかけてそこを再訪するといい確率で出会えます。
我が家にはクズやカナムグラはありませんが、
トキリマメの葉を食べていたのを観察しているので、
その時の個体が、そのまま手近な落ち葉溜まりに身を潜めていたのでしょう。
ガサガサ掘り出してしまい、ちょっと気の毒な事をしました。

Tsuchiinago2

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受信: 2008年12月 9日 (火) 18時24分

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