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日本のデンドロビウム -セッコク-

気温が10℃まで上がりました。
ここ二日がどん寒でしたから、北風があっても随分楽ちんに感じました。
おかげで照明器具のセードを全て洗う事が出来ました。
やってますよ〜、大掃除!
あ、でも結構疲れたからここまでかも知れません(笑)

温室につり下げる撹拌扇の取り付け位置を
どこにしよーかなー・・・なんて思って上を見ていたら、
セッコクの花が咲いている事に気が付きました。
よく見ると今咲いている他に
もうひとつ咲き終わっている花の塊があるじゃあありませんか。
ショック!気が付かなかったですー。
湿り気と風の両方を好むランなので、
温室の上の方に掛けておいたのですがすっかり見逃していました。
せっかく咲いてくれているのに申し訳ない事をしました。

セッコクは漢字で書くと「石斛」、この名前は漢方に由来を持つようですね。
ちなみにツバキ科の高木にモッコク(木斛)というのがあり、
シリーズみたいな名前ですが、関係についてはよく分かりません。
学名の方はDendrobium moniliformeということで、
洋ランでお馴染みのデンドロビウムの一種です。
なるほど、花色の派手さはありませんが、
花の形も草姿もデンドロビウムそのものです。
生態的にも他の多くのデンドロビウム同様、樹木に着生生活する
いわゆる「着生ラン」です。

我が家の株は知り合いの方にいただいたもの。
その方の実家は静岡県の某市ですが、台風の後に実家の裏山に入ると
杉の木の高い所に着生していたセッコクが、
いくつも枝ごと落下しているのだそうです。
私がいただいたのもそうした落下株のひとつ。
このままではどうせ腐ってしまうからと持ってきて下さいました。
以前は神社やお寺等の古木にも沢山の着生が見られたそうですが、
みんな採られてしまい、今ではほとんど見られなくなったようですね。

セッコクに限らず多くの野生ランが、開発でも環境悪化でもなく、
人による採取で減ってしまいました。
園芸的な生産が難しい種ばかりではないので、いくつかの種では
計画的に市場生産できれば、保護と種苗流通が両立できるのでしょうが
それでも、どうしても山採りの株が欲しい人もいるみたいですし・・・
難しいなあ・・・セッコクなんかは、昔から園芸分野が確立されていて、
種苗の市場流通量もかなり多かったんですけどねー。

日本は小さい国ですが、ランの多様性にはまれなる豊富さがあります。
その豊富さが人の欲で失われてしまうのはやはり残念ですね。

Sekkoku

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コメント

我が家のセッコクは友達から高芽をいただいたばかりで、まだ小さいです。花が咲くまで、何年かかるのか、わかりません。
大明セッコクは、開花はまだのようです。

投稿: おーちゃん | 2008年12月29日 (月) 21時31分

どうなんでしょう?
高芽からでも、うまくすると3〜4年で咲くんじゃないでしょうかね。
おーちゃんはデンドロもいっぱいお持ちなのですか?
100鉢ですもんね(笑)すごいなあ。

ところで、なんとなくおーちゃんと呼んでしまっていますが
ほんとは「おーちゃんさん」とすべきなのでしょうね。
でもなんか「アグネスチャンちゃん」みたいな重複感があって、
勝手に略してしまいました。すいません(笑)

投稿: ぐりお | 2008年12月29日 (月) 23時20分

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