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2008年12月

2008年、暮れました

昨日、デッキと玄関の洗い掃除をしておいて本当に良かった!!
と、心から思える様な北風極寒の大晦日でした。
一年の最後位ゆっくりと12ヶ月を振り返れればいいのですが、
ざわつく北風と年賀状書きに追い立てられ(年賀状は自分のせいだな)
あたふたしてる間に日が暮れてしまいました。

写真は今日の夕暮れ、温室での一コマです。
正直驚きました。よもや大晦日の夕暮れに、
こんな光景に出くわすとは思いもしませんでした。
それはそれは立派なオオカマキリのメスでした。
夕日を一身に浴び、アロエの葉上で足のお手入れなんかしちゃってます。
そういえば、4〜5日前には同じ温室の中で、オンブバッタを見ました。
わずか2.5坪の空間ですが、季節に取り残された硝子の花園では
昆虫たちの活動劇が人知れず繰り広げられているのでしょうか。
私は今まで、カマキリやバッタはセミと同じ様に、
寿命のタイマースイッチで死んでしまうのだと思っていました。
違うのですね!
彼等は温度とエサが保証されれば、
成虫の姿で数ヶ月以上も生き続ける事が出来るのですね。
今年もまた一年の最後まで、昆虫の不思議に驚かせてもらいました。

それにしても一年、早かったなあ〜。毎年加速してる気がする・・・(笑)
ブログを書いていたという事も、少しあるかも知れません。
じつは今年の初め、自分に誓いを立てました。
「とにかく1年間は、毎日更新!」
できるはず無いような気がしていたのですが、やっちゃいました(笑)
それというのも、やはり見に来てくれる皆さんがいて下さったからです。
毎日覗きに来てくれた方、
励ましのメールや言葉を下さった方、
楽しい、興味深いコメントを下さった方、
皆さん、本当に本当に有り難うございました。
おかげさまで、個人的にも世の中も、辛い事の多い年でしたが、
笑って盛り上がり、最後まで乗り切る事が出来そうです。
この場で出来た皆さんとのご縁、
そしてこの場で出会った皆さん同士のご縁も
一層広く深くなったら素敵だと思います。

今年一年、本当にお世話になりました。
皆さんが心穏やかに新年を迎えられます様、お祈り申し上げます。

Ookamakirioomisoka

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玄関丸洗い

晴天無風、気温もそこそこ。
これ以上無いというくらいのお掃除日和になりました。
今年はなんだかんだ言いながらも順調に各部の掃除が進んでいたので、
今日はのんびりしちゃおうかな〜とも思ったのですが、
年が明けたらそろそろ再塗装をしたいと思っていた
ウッドデッキとベランダの丸洗いを今のうちに実行。

二階までホースを引っ張り上げてベランダのデッキを洗うのは
思った以上の重労働でした。
一階もリビング前から玄関まで一体のウッドデッキになっているため、
デッキを洗うと、玄関ドアの外はびしょぬれ。
それなら玄関の中もガーッと洗っちまえ!という訳で、
ついでの玄関丸洗いとなりました。

じつは建築以来、玄関の丸洗いは初めて!それどころか玄関のたたきが
写真のように露出する事も殆どありませんでした。
どうしてかというと、普段は汚い段ボールが一面に敷いてあって、
たたきはその下に隠れているからです。
庭との間を頻繁に行き来していると玄関がどろんこになってしまうので、
家の周囲だけでもをどろんこ防止の舗装にするまで、
見苦しいけど段ボール敷きで我慢しようということになったのです。

以来5年、舗装処理は遅々として進まず、
段ボールは延々と頑張り続けることに・・・
ですから我が家の玄関の全容が明らかになるのは、
どっかの有り難い仏像が御開帳になるのと同じ位珍しいことなのです。

この間おいで下さった多くのお客様には本当に申し訳ありませんでした。
で、このあとたたきが乾いたら、また段ボール敷きます(笑)

この玄関、小さいのですが、一本丸太から切り出した上がり框(かまち)と
粘板岩風(予算の関係で本物は無理でした)のタイルがちょっと自慢。
本当は見てもらいたいのですが、もうちょっとだけ我慢して
どろんこ対策を早急に考えます。
なんだか最近は石板タイルに使える防汚処理剤もあるらしいですね。

物心付いてから段ボールの玄関しか知らない息子は
きれいに丸洗いされた玄関を見てひと言、
「うちの玄関ってこんなだったんだあ、初めて見た!」(爆)

Genkanmaruarai

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霜の華 -ヤエヤマイバラ-

池が3日連続で氷結しました。最低気温は昨日と同じ-3℃、
最高気温もやはり昨日と同じ10℃。風が殆ど無かったので穏やかでした。

しばらく晴天が続き、風が強かったので
空気がだいぶ乾燥していました。
こう乾いて来ると、地面に立派な霜柱が立っても
植物に付く霜の華は僅かなものになります。

写真はヤエヤマイバラの若枝についた霜の華。
葉っぱに白く縁取りが出来たほか、枝の毛にも霜が付いています。
葉軸と刺が寒さで真っ赤になって、白化粧に紅を差した様です。

それにしても、石垣島から来たこのバラが寒さに良く耐えるのには
毎年の事ながら驚いています。
凍り付いても雪に埋まっても、ぜんぜんへこたれません。
来年も大きな花が沢山咲く様に、これから寒肥を鋤き込む作業です。

Shimonohanabara

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日本のデンドロビウム -セッコク-

気温が10℃まで上がりました。
ここ二日がどん寒でしたから、北風があっても随分楽ちんに感じました。
おかげで照明器具のセードを全て洗う事が出来ました。
やってますよ〜、大掃除!
あ、でも結構疲れたからここまでかも知れません(笑)

温室につり下げる撹拌扇の取り付け位置を
どこにしよーかなー・・・なんて思って上を見ていたら、
セッコクの花が咲いている事に気が付きました。
よく見ると今咲いている他に
もうひとつ咲き終わっている花の塊があるじゃあありませんか。
ショック!気が付かなかったですー。
湿り気と風の両方を好むランなので、
温室の上の方に掛けておいたのですがすっかり見逃していました。
せっかく咲いてくれているのに申し訳ない事をしました。

セッコクは漢字で書くと「石斛」、この名前は漢方に由来を持つようですね。
ちなみにツバキ科の高木にモッコク(木斛)というのがあり、
シリーズみたいな名前ですが、関係についてはよく分かりません。
学名の方はDendrobium moniliformeということで、
洋ランでお馴染みのデンドロビウムの一種です。
なるほど、花色の派手さはありませんが、
花の形も草姿もデンドロビウムそのものです。
生態的にも他の多くのデンドロビウム同様、樹木に着生生活する
いわゆる「着生ラン」です。

我が家の株は知り合いの方にいただいたもの。
その方の実家は静岡県の某市ですが、台風の後に実家の裏山に入ると
杉の木の高い所に着生していたセッコクが、
いくつも枝ごと落下しているのだそうです。
私がいただいたのもそうした落下株のひとつ。
このままではどうせ腐ってしまうからと持ってきて下さいました。
以前は神社やお寺等の古木にも沢山の着生が見られたそうですが、
みんな採られてしまい、今ではほとんど見られなくなったようですね。

セッコクに限らず多くの野生ランが、開発でも環境悪化でもなく、
人による採取で減ってしまいました。
園芸的な生産が難しい種ばかりではないので、いくつかの種では
計画的に市場生産できれば、保護と種苗流通が両立できるのでしょうが
それでも、どうしても山採りの株が欲しい人もいるみたいですし・・・
難しいなあ・・・セッコクなんかは、昔から園芸分野が確立されていて、
種苗の市場流通量もかなり多かったんですけどねー。

日本は小さい国ですが、ランの多様性にはまれなる豊富さがあります。
その豊富さが人の欲で失われてしまうのはやはり残念ですね。

Sekkoku

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池の初氷2008

やはり今日も寒かった・・・
なんかあと数日は居座り続けるみたいですよ、あの低気圧。
今朝の最低気温は-1℃。大した冷え込みでないのにえらく寒く感じたのは
昨日から吹きっぱなしの北西風のせいでしょうね。

風というのは、単に体感温度を下げるだけではないようで、
池がこの冬初めて全面氷結しました。
先頃もっと寒い朝もあったのに、全面氷結は今日が初めてです。
でも、循環水路からの流入部(写真の左奥)は、水が動いているので
まず凍り付くことはありません。
この寒さの中、さっきまでツグミが水浴びしていました。

氷の厚さは4ミリほど。まあ、どちらかといえば薄氷ですね。
この程度の氷は日が当たると午前中で解けてしまいます。
特に寒い冬だと、年が明けて寒に入ったあたりから
ずっと解けずに日ごとに厚さを増してゆく、根雪ならぬ根氷が張ります。
一昨年はそんな日が続きました。

昨年のデータをひっくり返してみると、
朝の冷え込み等は今年よりも厳しかったですね。
その分、年が明けてからの冷え込みはやや肩すかしな感じでしたから
今度の冬は、寒が厳しいのかもしれませんね。
そういえば、今年はまだユキワリイチゲの葉が顔を出しません。
あれが年末に出てこない冬は、大体寒さが厳しかったような・・・

まだ暮れなのに、来年の節分、立春、そして啓蟄が
早くも待ち遠しくなってきました(笑)

Ikehatsugoori2008

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風見鳥

いや寒いわ〜!
最高気温6℃でしたぜ。この風だから体感的には更に2〜3℃低い感じ・・・
天気図の気圧配置は昨日とそう変わりません。
ほんのちょっとずれただけでやっぱりこうなるんですよね。
あと低気圧の中心の数が増えて、発達したかな・・・
とにかく風が強くて冷たくて、たまりまへんでした。
毎年暮れになると何回かこういう寒波はありましたけど、
今年はこれまで温かめだったので想像以上に堪えましたー。

温室の脇に風見鳥を作って仮設置してみました。
風見鶏ではなく「風見鳥」です。前者だとニワトリ限定ですので(笑)
いきなりのこの天気なもんで大活躍してくれました。
でも、風が強すぎてテストにならない〜!

この風見鳥、本当は随分前に設計制作して、撮ったものです。
大洗町の観光パンフレットのイメージ小物としてつくり、
表紙に掲載しました。
それだけの用途でしたのでその後壊れたままお蔵入りでしたが、
先日整理していた時に発見され、捨てるのも可哀想に思い
修理してみました。

風見鳥については、他にもカワセミ、マガモ、ツバメ、カケスなど
いろいろな鳥をモチーフに何種類か設計しましたが、
カモメが一番絵になっています。
やはり青い空には真っ白なボディが美しいです。
はねなどにプロペラの仕掛けを応用して、くるくるまわるのも魅力的ですが、
それだとはねを広げて風を受ける姿に見えないのでやめました。
はねの後端をフラップ状に下げ、風が強いほど揚力を生んで上に浮き上がり、
軸の目盛りで風力が分かる!なんて事も考えているのですが、
これはそのうちやってみましょう。

冬の間は野生の友達が減ってしまうので、
ついこっちの方向に思考が走り出してしまいます。
このブログに時々コメントをくれる「太郎さん」なんか、
ランの栽培ケースを自作するため、今材料を揃えたところですって!
話を聞いていると楽しそうで面白そうで・・・
近くだったら押し掛けて手伝わせて欲しくなっちゃいます(笑)
でも、なにかを作ろうと考えるのって、すごく楽しいですよねー。

Kazamidori_2

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べっぴんヒタチ

今日は予想を上回る温かさで、肩の力が思いっきり抜けました。
朝に見た天気図だと西高東低の気圧配置で、
等圧線が魚の切り身の様に混んでいましたから
冷たい北風を覚悟していました。
確かに午前中まではそういう気配でしたが、
午後から南風が吹き寒さを感じませんでした。
低気圧の微妙な位置の違いなんでしょうけどね・・・なんか不思議。

嬉しくなって、夕方まだ空気の温もりが残っているうちに
カタツムリの飼育ケースをお掃除しました。
昨年の11月に石岡市内の工事現場から救助したヒタチマイマイは
飼育下での一年を何とか元気に乗り切り、
大部分は落ち葉いっぱいの越冬ケースで眠り、
一部は保温ケースで越冬させずに室内飼育しています。
お掃除はこの保温管理の方、元気にエサを食べ、糞をするので、
スリーシーズンと同じ様に定期的なメンテナンスが必要なのですが、
ここんとこちょいとサボっていました。

保温管理のケースは2つあって、殻に帯が入るタイプと
帯の無い、火炎彩と呼ばれる縞模様だけのタイプに分けています。
写真は後者のタイプで、もっともお気に入りの個体。
火炎彩の縞模様のコントラストがはっきりしていて、
なかなか見栄えのするべっぴんさんです。
一年前に回収したときは殻径が1センチにも満たないちび助でしたが
今では2.2センチにまで成長しました。
殻口がへり状に反り返る成貝になるまで、あと半年から一年位でしょうか。
一応無帯型にしてありますが、成長するに従い「3」と呼ばれる一の帯が
何となく点線状に確認できる様になりました。

なぜ帯有りと帯無しで分けているかというと、
この2つの各グループ内で生まれた次世代の帯が、
一体どういう風に表れるのか興味があるからです。
写真のべっぴんヒタチが成貝になったら、
もう1匹のお気に入り無帯と掛け合わせてみようと思っています。
ヒタチマイマイはスローライフな生き物ですが、
繁殖は結構マメに行うので、案外早くベビーは見られる様な気がします。
でも、それが成長して、興味の結果が確認できるのには
数年はかかりそうですね〜・・・気長にお付き合いしましょ(笑)

Hitachibeppin

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池の循環部

今日は寒かったですね。空気が冷蔵庫内みたいでした。
まあでも、北海道の方は「今日はまるで冷蔵庫に入ったみたいに温かい」
と言うそうですから、こちらの寒さなど生やさしいもんです。
クリスマスイヴですが、個人的には、今年は全くそんな感じがしてません。
今日も何だか気忙しくしているうちに暮れてしまいました(笑)

さてさて、今日も昨日と同じ様な写真ですが、
これ、さくら上池の循環部分です。
真ん中に見えるのはハンノキの幹、その左側の直立した塩ビ管が
池の水を組み上げているポンプ槽です。
中に仕込んだポンプは、以前羽生小ビオトープの記事で紹介したのと同じ、
ニッソーのSQ-10型水中ポンプ。パイプ内にチェーンで吊り下げています。
光の加減で少々見辛いですが、ポンプ槽の付け根から
ハンノキの根元をぐるりとまわって、水路が池に向かって流れます。
画面の右奥が池への流入部です。
一見地面を流れている水路がフツーに池に繋がっている様に見えますが
実はここで見えている範囲の全てが池として掘られたところ。
一度掘って埋めた部分なので、池の水位と同じ高さまで来ている水が
ちょっと掘っただけでしみ出して来ます。
つまり、このハンノキはまるっきり池の中から生えているという訳です。

塩ビ管のポンプ槽は埋まっている部分が80センチほどあり、
地下で「くの字」に曲がって池の方へまっすぐ延び、
その先に池の底からの取水口が付いています。
ポンプを経由して水路にやって来る水は池の底からの水。
池の水深は70センチほどありますから、夏場は水面付近の水と違い、
水温が25℃を上回る事はありません。
ですから夏場は涼を求めてカワニナやヨシノボリが水路を遡って来ます。
今頃の時期だと落ち葉の下に、ヘイケボタルの幼虫が隠れています。
塩ビ管のすぐ左手前に見える丸っこい葉は、ワサビです。
使い残しのワサビを埋めておくと、冬の間でも結構成長します。
春以降の水温はワサビには無理がありますが、
春までは充分栽培できるので、根ではなく葉ワサビとして活用します。
あっさり塩に漬けみじん切りにしてひき肉とごま油でさっと炒めると、
イケるんだこれが・・・

ハンノキや周囲のクヌギ、ヤマザクラ、カシワ等が大きくなって来たので
この場所は夏にはすっかり日陰になってしまいます。
おまけに空中湿度も高いので、ハイゴケやシノブゴケなど、
石の表面を覆うコケがきれいに生える様になりました。
ヒカゲスミレやツリフネソウなど、ここを特に好む植物もあります。
水路にもクレソンがびっしりと生え、植生濾過の機能を発揮します。
極めて部分的な水循環ではありますが、この循環水路は
池の濾過と涼しい微気象を狙った実験プラントなんです。

Ikejunkanbu

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池の霜冬2008

先月あたりから、ガソリンの値下がりが随分急激に進んでいますね。
今日はリッター98円という表示を見ました。
会員価格ってやつだとそこから更に2円安かったりしますから、
これはもう昨年、いや一昨年より安いんじゃないでしょうか?
原油高騰のリバウンドなんでしょうが、あまり極端なのは心配です。
先週は原油国の減産なんて声も聞こえて来ましたし・・・
その割に、灯油の値下がりは鈍いような気がしますね。
需要期ってこと?足元見てるなぁ・・・
どちらにしても、あまり振り回されたく無いですね。

今日は師走の寒さが戻って来ていますが、
日射しアリ、風ナシなので割合ほっとできました。

写真は今日のお昼少し前の様子。
太陽が低いですねー。家の影が、もう池に掛かっています。
落ちるべき葉っぱはみな落ちて、庭も見通しが良くなりました。
ミヤコザサ(園芸上はクマザサ)の葉も幾度か霜にあたり、
見事な白い「クマ」がまわっています。

今年は無くなるのが遅かったガマズミの赤い実も、
このところ毎日訪れるヒヨドリとツグミに食べられ、もう少しで完売です。
画面中央より少し右上に小屋型の鳥の餌台が見える様になりましたが、
わかりますか?ミヤコザサが固まって生えている所です。
先月の定点撮影(11月18日)の時は、
コゴメウツギの葉に覆われ、隠れていました。
そのエサ台から左の方へ画面の端近くまで行った少し下には、
クヌギの幹に取り付けた果物フィーダーも見えますけど、まだ中は空。
野鳥レストランは、今週末に開店の予定です。

池の中は、いつもなら静まり返っているのですが、
昨日・一昨日と温かかったので、水温も上がって魚が活発になっています。
先ほどエサを撒いたら沢山出て来て、多くの個体の無事を確認できました。
この師走は雨が多くて、落ち葉の下はしっとり湿っていますが、
年が明けるとさすがに頻繁な雨も無くなり、
乾燥と凍結の厳しい季節がやって来るはずです。
花も虫も眠るしばしの間は、退屈なので野鳥に遊んでもらいます。

Ike2008soutou_2

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穴底のオアシス

今日は嵐でした。朝から・・・いや昨夜から風が強かったのですが、
気温は気持ち悪いくらい高かったです。午前中の時点で最低気温は14℃。
最高気温が出たのもやはり午前中で、18℃!
その後急激に気温は下がり、15:00をまわった頃から横殴りの雨が
降るというより吹き付ける様相。
まったく雨が多い師走です。

という訳で今日は晴れやかな画像を・・・
地球のあちこちに見られるダイナミックな地形は、
時に奇跡の様な息づかいを見せてくれます。
常に激しい乾燥と容赦ない紫外線にさらされるここでは、
灰色の基質が一面に広がっているのですが、
ぽかんと口を開けたこのあなの内部にだけは、緑が繁茂し
命の活気に満ちあふれています。

それというのも、この穴の底には水がたたえられているからです。
水の恵みがここにだけ奇跡のオアシスを作り上げました。
ところで、この荒々しい断崖の穴の直径は
一体どのくらいの大きささと思われますか?

62ミリ・・・6センチちょっとなんですよ(笑)
あ、バレバレでした?

実はこれ、とある公園にあったぼろぼろのログテーブルのネジ穴なんです。
最初は、あぁ、穴の中にコケが生えてるなあ〜
なんて思って何気なく見ていたのですが、じっと覗いているうちに
すごーく不思議な気持ちになりました。
ヘリから眼下のオアシスを覗き込んでいるような錯覚に見舞われたのです。
底に溜まった雨水が、またいい味出しているんですよ。
でも、ここがすぐに乾いて日射しが照りつけるのは本当だし、
雨水が溜まる構造だから、これだけのコケや地衣の組み合わせが
成り立つんだと思うのですよ。

片手で覆い尽くせる程度の大きさですが、
なんだか大自然を感じちゃった次第です。
あまり気に入ったので、この画像でポストカードを作りました。
なかなか好評でした(笑)

Anakoke

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さくら台ぐりお邸発電所

今朝はきっちり冷え込み、霜も真っ白に降りていました。
朝までの時点で最低気温は-0.5℃でした。
予報だと朝の最低気温は5℃以上とのことでしたがこれは大きくずれました。
日中の天気も予報の午後から一時雨、という事はありませんでした。
最高気温は18.5℃で、その後下がり始めた気温が
14:00頃から再び急激に上がり始めました。
22:00現在の気温が16℃!要は、南からの湿った空気の流入が、
当初の予想より遅れたという事でしょう。
今、外は生暖かい西風が強く吹き、とても師走とは思えません。

このブログにはお天気の記述が頻繁に表れますが、
私、気象のことはとても気になる方です。
動植物や自然、温暖化などの環境問題と関係していることも理由ですが、
もうひとつには、屋根の上のソーラーパネルの発電量があるから・・・
写真のものが、その我が家の屋根のソーラーパネル。
150Wのパネルが3段×9列=27枚、単純計算で4.05kwの出力ですが、
回路を通過する際の機械的ロスもあるため約3.9kwの
出力ポテンシャルということになります。
しかし、これもあくまでも机上値で、実測値は最も条件が良い時で
3.4kw程度、しかも太陽は常に移動しているので、
その前後はもっと低いということになります。

実はこの発電システム、以前に住んでいた住宅に設置していたものを
今の家に持って来ました。
導入時に国からの補助金を貰っている手前おいそれと手放す訳にもいかず、
また、実際にオール電化の暮らしを実践し続けてみようとも思ったので
関係各位のご理解のもと、移設に至りました。
住宅用太陽光発電施設の移設というのは極めてレアなケースのようで、
登録した発電所が動くのですから、事務手続き等もなかなか厄介でした。
そう、発電所という扱いになるのですよ!これ。

ソーラーの暮らしには色々と長所短所がありますが、
とりあえずCO2排出の面ではいいことですね。
経済的なメリットは・・・損ではないけど、それほど得でもありません。
ただ、契約により夜間の電気料金がとても安いので、
家電機器の使用時間帯などの工夫次第では、節約効果がぐっと出て来ます。
しかし、暗い曇天や日照時間の短い冬場の朝夕は手も足も出ない〜!(笑)
まさに天気力頼みのエネルギー事情です。

Taiyoukouhatsuden_2

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がんばれアンカー -ゴマナ-

さすがにこの時期、のほほんと暮らしている私でも、
「やっぱ年の瀬だよねえ・・・」という気がして来ます。
買い物に出掛けても、クリスマスやら正月の品物が並んでいるのを見ると、
にわかに急かされいる感じがして、ちょっと苦手・・・(笑)
ショッピング好きの方には、あれがまたいいのでしょうけどね。

自然界の方は人間と違い、もうだいぶ前に年の瀬を乗り切って、
大抵のものが冬の眠りに就いています。
庭の花リレーも順調にバトンが繋がり、キク科を中心とした最終軍団も
ほとんどが走りきって、いよいよアンカーがゴール直前までやって来ました。
2008年、さくら上池の花のアンカーは、写真の野菊「ゴマナ」でした。

ゴマナは沢山の花がまとまって咲くので、
白い野菊の中では一番まとまり感がある種類です。
花が咲き始めたのは10月ですが、
そこは花持ちの良さが自慢のキクですから・・・たいしたもんです。
白い舌状花と黄色い筒状花のコントラストが特徴ですが
何度か霜にあたった筒状花は白っぽく色褪せてしまいました。
いくぶん黄色味が強く残る比較的新しい花にはまだ蜜があるようで、
他に行くアテの無くなったヒラタアブが有り難そうに止まっています。
受粉の事を考えると、ゴマナにとっても嬉しい来客ですね。

さて、いよいよ朝は氷点下の気温が定番となり、
地上部の維持も難しくなって来るはずです。
孤高のアンカーはあとどのくらい頑張って咲き続けられるでしょう?

Gomana

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ノコの展足

冬晴れでしたねー。
風はありませんでしたが、決して温かくはなかったです。
まあ、こんなもんでしょう。師走ですからね・・・
しかし、今日もバタバタしてる間に短い日は暮れてしまい、
今日もまた庭に出る時間はありませんでした。
時折「クワックワッ!」と聞こえていたので、
ツグミが頻繁に訪れていたのでしょう。お顔を拝めず残念でした。

写真はノコギリクワガタ。
子供が夏に捕まえて、ずーっと飼育していたのですが、
今月2日にとうとう★になってしまいました。大往生です。
ペアで飼育していたのですが、メスの方は10月の終わり頃に
姿を見たきり、マットの中に深く潜り込んでいます。

飼育ケースには産卵セッティングのため発酵マットが7割ほど詰めてあり、
中にはコナラの朽ち木が埋め込んであります。
9月から卵が確認できました。
ケースの底に、クリーム色の卵がぽつぽつと確認できます。
卵は一週間余りでふ化し、生まれた幼虫はマットを喰い進んで、
やがて朽ち木に潜り込みます。
しかし、クワガタの幼虫はこのままにしておくと共食いしてしまうため、
一度ケースをひっくり返して幼虫を全て取り出し、
ビンにマットやキノコの菌床を詰めた飼育容器に1匹ずつ移します。

11月の終わりにこの作業をやった際、マットの中から
卵を全て生み終えたメスの亡骸が発見されました。
これはこれでやはり大往生です。
しかしずっとマットに埋まりっぱなしだったので、
取り出したら崩れてしまいました。
オスの方は死亡直後に取り出し、標本にすることが出来ました。

飼育していて死んでしまった虫は、
可能な限り標本にすることにしています。
天寿を全うした個体はあちこち傷んでいますが、それは生きた勲章です。
最初から標本が目的ならきれいな個体を殺虫して作ればいいのでしょうが、
以前は平気でやっていたその行為が最近出来なくなってしまいました。
ある意味トシかも・・・(笑)

チョウなどを標本にする際、翅の形を整える作業を展翅といいますが、
クワガタなどの甲虫では、足を整えるので展足(展脚)といいます。
甲虫のコレクターの方などは、よく脚をぴしっと縮めて揃えますが、
私は絵の資料などにも使うので自然に伸ばした程度が好きです。
クワガタのオスの場合は、頭部と前胸部を
気持ち上に反らせる感じで持ち上げると、かっこ良くなります。
子供がやりたいというので任せていた展足ですが、
結局見てられず取り上げて自分でやっちゃいました。
ある意味コドモかも・・・(追笑)

Nokogirikuwatensoku

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一眼レフ第二世代

温かかったですね。最高気温は12.5℃、
風も無く、空気が温んだ感じがします。
昨日の雨は日付が替わっても降り続いていたので、
空気が潤っていたのも快適に感じました。
そういえば、昨日は夜になってから気温がじわっと上がって、
最高気温の9℃が出たのは、日付が替わる時でした。
こんなこともあるのですね。

今日はバタバタしていたので、せっかくいい日和だったにもかかわらず、
ゆっくり外を見るいとまがありませんでした。残念!
こういうぽかっと温かい日は、
大抵ひとつやふたつの意外な発見が出来るのですが・・・

という訳で、ひと月ぶりにカメラのお話。
高校生の頃、やっと手に入れたオリンパスOM-1で、
マクロ撮影の扉を叩いたことは、11月16日に書いた通りです。
随分いろいろなものを撮りましたが、
撮影対象はマクロの分野に限らず徐々に広がり、
中にはどうしてもストロボで撮影したいケースが出て来ました。

こうなると圧倒的に有利なのがオート機構、
私が使っていたオリンパスのズイコーレンズを活かせるオート機といえば、
OM-1と双璧を成すもうひとつの一眼レフ、OM-2と、
当時大場久美子さんをイメージキャラにして売り出し中だった
いわゆるOM二桁シリーズの1号機、OM-10がありました。
安価なOM-10は魅力的でしたが、
システムカメラとしての性格は弱かったし、デザインや操作性が
使い慣れたOM-1に似ていることもあって迷わずOM-2を選びました。

OM-1で被写界深度や露出の経験は充分踏んでいたので、
OM-2は至極便利でした。特に売りにしていたTTLダイレクト測光は
今でこそ常識的な機能ですが、当時としてはストロボシステムを
組み合わせて使う際など、無敵と感じられるほど安心感がありました。
結局OM-2は、マクロからスナップショットまでを一台でこなす
使い勝手のいい一台としていつも持ち歩く事になりました。

最初のOM-2を購入して半年ほどした頃、
知り合いがほぼ未使用のOM-2を殆どただ同然で譲ってくれました。
(なんだよ〜、もうちょっと早く言ってくれよな〜って感じ:笑)
これはサブ機としてより、後に家人の愛機として活躍する事になりました。

自分で撮影に出るときは、
バッグにOM-1とOM-2が一台ずつ入っている事が多かったかな。
どっちがメインでどっちがサブかは微妙でした。
ただ、雪山など、極限に近い環境で頼りになるのは、
やはり電池がなくても撮影できるOM-1ですね。

2台のOM-2は今でもちゃんと動く現役機。ごくごくたま〜に持ち出します。

Om2

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虫さがし -メジロ-

今日は暗くて底冷えの一日でした。何だか雨が多い師走ですね。
こういう日は電気代が気になってしまいます。
というのも、我が家は太陽光発電の全電化住宅ですので、
暗いと全く発電せず、なおかつ日中から照明やら暖房やらで電気を
余計に使わねばならないものですから・・・

余剰電力を売るときの契約って、夜間の電気料金がめっちゃ安なんですが
昼間の購入電力は通常契約より、ずうーっと高いんですよ。
だから今日みたいな日は、キツいわ〜(笑)

てな訳で写真は昨日の撮り下ろし。メジロちゃんです。
メジロと言えば、リンゴやミカンなどの果物を庭に出しておくと
必ずやって来る小鳥。他にも椿やサクラなどの花の蜜や、
時にはコップについだジュースにまでやって来る
とても甘党のイメージが強い鳥ですよね。

しかし本来は昆虫等の小さな生き物が好きな鳥です。
というより、春から夏まで昆虫を主体に食する鳥たちも、
冬場は昆虫がいなくなってしまいますから、
どうしても昆虫以外のエサを摂らざるを得ないわけですね。
我が家では、冬の間鳥のレストランをやっていますが、
今年はまだ庭の木の実が少し残っているため、開店していません。
それでもメジロは毎日賑やかに現れます。

彼等のお目当ては越冬入りしたばかりの小さな虫たち。
木の枝には、いろいろな虫が冬を越すために隠れたり
くっ付いたりしていますが、とりわけ写真の低木ブッドレアは、
クモや蛾の幼虫、アブラムシなどが多く、いい確率でありつける様です。
どの虫も上手に隠れているのですが、鳥の目というのは本当に優れていて、
トカゲやカエルみたいな「動体視力」ばかりでなく、
じっとしている獲物も見逃しません。
春の新芽が虫食いだらけにならず、順調に葉を展開できる陰には
人知れぬ彼等の活躍があったのでした。

Mejiromushisagashi

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演出家な最後の一枚

穏やかに晴れましたが、空気はやや冷たく感じたかな。
昨日より気温は上がったのですが・・・
朝の霜は様も華やかでした。

しかし、朝のうちバタバタしていて、
10時半過ぎにようやく庭に出た頃には
霜の華はすっかり大粒の雫に変わっていて、
あちこちからぽたぽたと、雪解けみたいな音がしていました。

この雫の重みか、はたまたふっと風が吹いたのか、
枝に一枚だけ残って頑張っていたエンコウカエデの葉が
地面に落ちていました。
つい20分ほど前に家の中から見た時はまだ付いていましたから
写真は落ちたてのほやほや?だと思います。
いつまで頑張って枝に残っているのだろうと気になって、
ちょっと大げさですが毎日緊張して見ていたので
ついに落ちたのを見て何だか力が抜けてしまいました。

茶色い落ち葉の中でひときわ目立つ燃える様な赤は
日に透けるとステンドグラスの様でした。
最後まで演出に拘っている、とってもエンタな一枚でした(笑)

Enkouochiba

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霜の華 -イチゴ-

今朝はパリッと冷え込んで、庭中に霜の華が咲きました。
最低気温は-2.5℃、寒中には及ばないものの薄氷が張る寒さでした。
最高気温も8℃止まりでしたが、
日射しがあったので昨日よりはずっと過ごしやすかったです。

写真はそんな霜の華。菜園部のイチゴについたものです。
他の植物が枯れきってしまったこの時期ですが、
イチゴはまだ紅葉モードで頑張っています。
しかしそんな赤いイチゴの葉も、
その殆どは寒の入りとともに茶色く枯れきってしまうので、
こういう華やかな霜付きの状態が見られるのは今のうちだけです。

ところで、オレンジから朱色にかけてのこの独特な色合いは、
カエデ科以外では、
バラ科植物の紅葉で特に多く見られるということに気が付きました。
例を挙げるとサクラの仲間、ナナカマド、バラの一部・・・
ツツジ科にも鮮やかな紅葉が見られますが、ツツジ科の場合、
もうちょっと紅(マゼンタ)が強いものが多くて、
朱色っぽいものでも微妙にバラ科のそれとは違う気がします。
やはり科ごとに持っている成分の微妙な違いでしょうか?

さてさて、霜の華に話を戻すと、
気温が低ければいつでも見られるという訳ではなく、
むしろ空気が極端に乾燥する東日本の冬では、そうは見られません。
現象としては「霧氷」ということになるのでしょうから
空中湿度があることが、前提条件になるのでしょう。
今回は直前に充分な雨量の雨が降り、
冷える前の空気中にたっぷりの湿り気があったから見られたのですね。

庭の何気ない景色を彩る冬の野外アート「霜の華」
これからも時々、紹介してみようと思います。

Shimonohanaichigo

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種子豊作 -ハバヤマボクチ-

底冷えの一日となった今日は、今現在が最低気温。0.5℃です。
現在23時少し前、あと一時間今日ですから、もう少し下がるかも・・・

今日は当初から雨の予報でしたので、昨日のうちに
写真の植物を採取しておきました。
10月29日の記事で紹介したゴスロリなアザミ、ハバヤマボクチの花です。
何度か霜に当たったり寒風に吹かれたりして、
完熟した種子の綿毛が舞い始めました。

この花は近頃めっきり姿を見る事が少なくなり、
庭にも一株しかないので種子を大切に播いて実生苗を作る予定。
なので、風に飛ばされてしまっては困るのです。
種子が完熟して散布が開始される直前、顎から離れた綿毛が
ボワッと盛り上がります。
これを逃したら一陣の風で回収不能になってしまうため、
あわてて切りました。
写真の右上側に横顔が見える平べったい顎は、
既に綿毛が離脱しきった状態です。

左側のきつね色の綿毛がボリュームよく見えるのが、散布直前のもの。
ちょっと触れると、ごらんの通りばらばらっと種子付き綿毛が外れます。
大きな綿毛の中心には黒っぽく枯れた雌しべが
突き出してくっ付いているのですが、これがまずぽろりと外れます。
そして身軽な種子付き綿毛となって
空の旅に出る訳ですが、今回は種子の確保のため広がった綿毛を
まとめる様につまんで引っ張ると、意外と簡単にプツッと外れ、
アザミにしては大振りな白っぽい種子のみが確保できます。
(写真の下部中央に集めたもの)

種子は不稔のものも結構多く、ぎゅっと爪で押しても手応えの有る
充実した種子は全体の6割ほどでした。
これを液浸消毒してから清潔な用土および親株の周囲の土壌に播きます。
発芽率は悪く無いのですが、発芽してすぐ、
虫やナメクジによくやられるんですよねー。
一体どれくらいの苗がとれるでしょうか?

それにしても、種を採りきった後の花も、
捨ててしまうには惜しいシックなドライフラワーです。
枯れてもやっぱりゴスロリだなぁ。この花は・・・

Habayamakajitsu

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ツリー危うし?

Hanenagaooaburamushi

明日に掛け、お天気がどんどん下り坂とのことでしたが、
意外にも午前中より、午後になってからの方が晴れました。
気温も高めで今朝の最低が5℃、最高気温は一昨日から0.5℃ずつ下がって
今日は14℃、さほど寒いとも感じませんでした。

我が家の玄関手前は園芸植物のコーナーになっており、
ここにはビオトープの考え方はありません。従って外来の園芸植物や、
この辺に自生することのない樹木があるのですが、
ゾーンのシンボルツリーとして一本のモミを植えてあります。
多少大きく育ったらクリスマスにピカピカやって遊ぼうなんて
考えていたのですが、これが全く育たない!
おそらく固く締まった粘土質の土壌が原因だと思いますが、
シンボルツリーどころか周りの木に追い抜かれて
存在感まるで無しです(笑)

それでも若枝は元気そうなので冬芽のチェックをしていたら、
何やら黒い粒がお行儀よく並んでいます。
はじめは昆虫の糞かと思ったのですが、よく見ると卵でした。
正体はハネナガオオアブラムシ。
あちこちの枝の分かれ目に成虫の姿もありました。(上の写真の左下部)
灰色がかったまだら模様の体色はなかなか上手い保護色になっています。
驚いた事に、成虫のところには小さな飴色のアリが通って来ています。
この時期に野外活動するアリがいるとは本当にびっくりです。
並んだ卵は決してしっかりくっ付いているのではなく、
表面の弱いべたつきで付いている程度なので、
指で触れただけでズルッと動きます。

所々に潰れた様な殻の一部と汁が見られたので、
「こりゃあ天敵もいるな」と思いよく探してみると、すぐ近くに
いましたいました!庭ではこれで2度目の発見、ダンダラテントウです。
ダンダラテントウはナミテントウを僅かに小振りにしたような、
このあたりでは珍しいテントウムシです。
ナミテントウの赤紋型によく似ていますが、ナミテントウでは写真のように
はねの肩部に長い赤紋が出るパターンは存在しません。
ダンダラテントウはどちらかというと西日本系の昆虫で、
関西以西・以南ではもっと個体数が多く、
あちらには赤地に黒い斑紋のタイプも見られる様ですが、
関東では下の写真の様な黒いタイプがほとんどです。

うじゃうじゃくっ付いているハネナガオオアブラムシの卵を見たときは、
こりゃあツリーの危機かと思いましたが、
思いがけない正義の味方の登場に、
卵の駆除はしないでおこうと思いました。

Dandaratentou

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池の落ち葉

ここへ来て、ようやく殆どの落葉樹の葉が落ちました。
クヌギとカシワは、枯れた葉が落ちずに春まで残りますが、
それとて全てではなく、クヌギは半分以上、カシワは2〜3割が
落葉しています。
落ち葉は地面だけでなく、当然池の水面にも落ちるのですが、
池の水面のすぐ下には、水面面積の6割ほどを覆う
アオミドロやイトタヌキモのマット状の層があり、
落ち葉を池の底に落としません。

この冬にできる池の天井は、強い冷え込みや凍結から
池の内部の生き物たちを守り、水温を暖まりにくく冷えにくい
安定した方向に導きます。
また、大量の落ち葉が全部池の底に到達してしまうと、
落ち葉の分解に伴い底部の酸素濃度が極端に低下したり、
硫化水素が発生したりするのですが、
池の天井が落ち葉を水面のすぐ下に留めておいてくれるので、
こうした底部の環境悪化も防ぐ事が出来ます。

池の天井には冬の間頑張ってもらい、
春になったら落ち葉ごと剥ぎ取ります。
剥ぎ取ったものは堆肥場に混ぜ込むと、
堆肥場に集めておいた落ち葉の分解も早くなるのです。
この堆肥場の堆肥からはカブトムシが生まれ、
池の周りの木々の栄養分も得られます。

池も巻き込んだ庭の物質循環系は、
多くの生命が関わった持続的なバトンリレー。
毎年ちょっとずつ、新しい選手が加わります。

Ikeochiba

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宿るか、落ちるか・・・

今日は昨日より温かくなる予報でしたが、
午後から風が出て穏やかさは今ひとつ。最高気温も15.5℃止まりでした。

じつは先日ヤドリギを見に行った時、
少し前に落ちたらしいヤドリギのひと枝を持ち帰りました。
もう干涸びてしわしわでしたが、幸い実はすでに熟していたようなので、
ちょっと面白半分に以前からやってみたかった実験を・・・
まずは、実の観察。鳥が好むぷっくりと丸い実はよく目立つ黄色い粒で、
一見すると確かに美味しそうに見えます。
臭いを嗅いで見ると、見た目に釣り合うフルーティな香りは一切なく、
むしろかすかな青臭い臭気がありました。
触った感じはパンパンに張ったみずみずしい印象で、いかにも液果。

口に含んでみます。これは前にもやった事がありますが、
ほんのりと甘い味です。果皮のすぐ下には粘液状の部分があり、
さらさらとした粘りというか、よく糸を引く感じ。
その中にはもうちょっとコロイド状というか、
プルンとした部分が種子を包んでいて、これは唾液と混ざり出すと
とんでもなくトリモチ状になるので早々に口から出しました。
鳥も飲み込まなかった場合はここで出し、枝に拭いつけるとの事。
そこで私もこの種子入りゼリーを数個ずつ、
庭のエノキやコナラの枝の股に拭いつけてみました。

残った数個は水に入れてみました。
すると種子入りゼリーはどんどん水を吸って膨張し、
ズルズルべたべたの接着剤のようになって来ました。
これをさっきのものと同様、枝の股に置きました。
この実験は一昨日行ったのですが、その後雨が降ったので、
昨日様子を確認してみると・・・
水につけてから置いた種子は、ほぼそのままの状態でした。
ゼリー状の方はくっ付けたところから大きく移動し、
あるものは幹にへばりついて、
あるものは糸を地面までひいて落ちていました。
写真はその様子。左は水につけてから股に置いたもの。
右はゼリー状で股に置いた後、
雨で緩んで糸を引きながら枝伝いにすべり落ちたものです。
どちらも既にしっかりと固定され、ちょっとやそっとでは動きません。

推論。どうやら種子を取り巻くゼリー状の部分は、
水を含むと一度だけ緩い接着剤のようになって、
そこから乾くと、もう緩まないようなのです。
おそらく鳥の消化管を通って排泄された種子は、
雨で緩んだ状態とほぼ同じなのだと思われます。
すぐに固定されないような仕掛けは、鳥に消化するまでの間の移動で
種子を運んでもらい、新天地で固定する様な仕掛けなのかも知れません。
さあ、今度はこの種子がここで発芽し始めるのか、落ちてしまうのか、
果たしてそれぞれの確率はどのくらいなのか・・・観察は続きます。

Yadorigitane

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ゼンマイの光彩

昨夜から未明にかけては随分降りました。
どしゃ降りとまではいかないまでも、強い本降りが長く続き
朝にはそこらじゅう水溜まりになっていました。
今日は予報通り、あったかくてホッとする陽気。
最低気温は8℃、最高気温は17.5℃まで上がりました。

雨でたっぷり水を含んだ景色は
光が射すと実にみずみずしい光彩を放ちます。
この季節の陽光は低い角度から射すので、
腰を屈めると色々なものが透過光の世界で輝きます。

写真はゼンマイの葉。
ここまで頑張っていましたが、さすがにもう緑を失おうとしています。
茶色に変わる手前の一瞬、葉体がライムグリーンになっていることを
今朝の透過光が教えてくれました。
浮き彫りになった葉脈が美しいです。

このゼンマイはまだ小さな苗で、
池のポンプアップをぐるりと回し再び池に戻す水路の畔に生えたもの。
年中湿っているところなので、
やって来た胞子が気に入って芽生えたのでしょう。
ツリフネソウが元気なうちは、その影に隠れて気付きませんでした。

冬になると、この低い透過光のせいか、
はたまた動き回る小さな連中が姿を隠すせいなのか、
自然とこうした地面すれすれの色々なものに目が行きます。
何も無いと思っている冬だからこそ、
小さな発見が一層嬉しく思えるのですよねー・・・

Zenmaiasahi

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成虫越冬するバッタ -ツチイナゴ-

Tsuchiinago1

15:30頃から雨が降り始めましたが、予報よりお天気が保ったので
日中・・・特に午前中はは思ったよりもいい天気でした。
午後からは雲に覆われましたが、その効果でしょうか?
気温は高めに感じ、さほど底冷えはしていません。

お昼に池の流れ部分の落ち葉をさらいました。
落ち葉は溝を覆う様にたっぷりの厚さで重なっており、
水に浸かった最下部は真っ黒に変色し、分解が始まっていましたが、
上の方はかさかさのカラカラで、
いじっていると潜り込んでいた色々な虫に出くわしました。

写真の昆虫もそのひとつ、ツチイナゴです。
イナゴと名が付いていますが、どちらかというとそのスタイルは
トノサマバッタやクルマバッタに近い、典型的なバッタのプロポーション。
殆どのバッタは卵で冬を越しますが、
ツチイナゴは写真のように立派な成虫を真冬でも見つける事が出来る
基本的に成虫越冬のバッタです。しかし、ふ化や幼虫の成長が遅れると
しばしば幼虫で越冬する事もあるようです。
下の写真は先週近くの田んぼの畦で撮影した幼虫。
普通この大きさの幼虫は秋に見られ、体はもっと鮮やかな緑色をしています。

ツチイナゴを一目で見分ける方法は、目の下にある涙が流れた様なライン。
成虫、幼虫、体色の各タイプに関係なく、このラインは必ず付いています。
しかし、顔つきがあっけらかんとしているので、
あまり泣いているようには見えません。
成虫は写真のように褐色系の体色ですが、
ごく稀に緑色が部分的に残る個体も見つかります。
幼虫の方も緑色が基本ですが、成虫と同じ様な褐色系のまだら模様の個体や
赤味が強く煉瓦色っぽい個体も見られます。

食べ物もちょっと変わっていて、多くのバッタ類が好むイネ科の植物ではなく
クズやカナムグラを好みます。ですから、ツチイナゴを見るには
夏場にクズやカナムグラがあたりを覆い尽くした様な場所を覚えておいて、
晩秋から冬にかけてそこを再訪するといい確率で出会えます。
我が家にはクズやカナムグラはありませんが、
トキリマメの葉を食べていたのを観察しているので、
その時の個体が、そのまま手近な落ち葉溜まりに身を潜めていたのでしょう。
ガサガサ掘り出してしまい、ちょっと気の毒な事をしました。

Tsuchiinago2

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霞ケ浦 砂浜の再生

その昔、といっても昭和40年から50年頃の話ですが、
霞ケ浦湖岸にはまだいくつも砂浜があり、
それらの砂浜は湖水浴場として賑わっていました。
しかし、湖水を利根川へと送り出す常陸利根川に水門ができてからは
湖水の水質が悪化し、いつしか霞ケ浦の湖岸から人は遠ざかりました。

湖岸もぐるりとほぼ完全にコンクリート堤防化され、
もはや親水空間と呼べる部分も失われてしまいました。
もちろん洪水被害への対策や、産業用水としての淡水化の必要もありました。
そのための水門、そのための護岸だったことは間違いありません。
しかし、隔絶された湖水はますます汚濁が進み、
その水を上水として取水利用している一方で
流入河川からは大量の生活排水がもたらされ、蓄積し、
やがてそれはアオコの大量発生という形で私たちに警告を発しました。

霞ケ浦は長い歴史の中で大きく姿を変えて来た湖です。
ことに江戸時代以降の変化は人(産業)と湖の関わりを象徴する変化です。
しかし、砂浜が人で賑わっていた頃までは、
霞ケ浦は間違いなくみんなの湖でした。
ところが多くの人が心の中で、霞ケ浦に蓋をしてしまって30年余り・・・
気付けば霞ケ浦には泳げる水質の水も、砂浜さえも無くなっていました。

どうして砂浜が消えたのか、はっきりした事は分かっていません。
流入河川が護岸化され、砂の供給が無くなったからとも、
堤防で出来る波が遠浅の岸辺を壊したからとも、また
建設用土として湖底の砂利や砂を採取している影響とも言われていますが
本当の理由はまだ分からないのです。
ただひとつ間違いないであろうことは、人の手による現象だということ。

写真は、国土交通省が浮島地区の湖岸で行っている砂浜の再生工事です。
湖岸からY字型に伸びる堤は、砂浜の基盤になるヘッドランド。
最近海岸の方でも問題になっている
砂浜保護で設置されるものと同じ様な役割です。
これで砂浜が再生できるかは別として、問題は、
こういった工事が行われている事を殆どの人が知らないということ。
今やそれほど、霞ケ浦は関心の対象にならないところにあるのです。

霞ケ浦を直接管理しているのは国です。異論は多々あるでしょうが、
私はこれまでの経緯の結果として、国が流域住民から
霞ケ浦を取り上げたという側面は否めないと考えています。
そして現在も国は、霞ケ浦を水瓶としての位置づけでしか管理していません。
日本で2番目に大きいこの湖は、
ただの巨大な天水桶として扱われているのです。
ここに砂浜が再生できたとしても、
昔存在した賑わいの水辺とは異質なものであるという気がします。
霞ケ浦も諫早湾も、いつになったら住民や多くの生き物たちに
返してもらえるのでしょうか?
本来の地理的機能を取り戻せるのでしょうか?
生物多様性の保全を事業に反映できない国土交通省、
利水治水や産業が絡むと手を出せない環境省・・・
横に一本風穴が開くと、もうちょっといい国になると思うのですが・・・

Sunahamasaisei

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この〜木何の木・・・

お寒うございます。快晴だったのですけどね。
今朝の最低気温は-2℃、この冬では一番の冷え込みでした。
これだけ晴れたのに最高気温も8℃でした。

さてさて、写真の木、一体何の木だかお分かりになるでしょうか?
随分青々として見えますが、決して常緑樹ではありませんよ。

答えはエノキ。勿論もう既に落葉しています。
やや横に広い丸形の樹形はエノキが単独で生える際の典型的な
自然樹形をよく表しています。まさに「これぞエノキ」って感じの大木。
よく見ると根元の左側に水神様の小さな祠が見えますよ。
背景の建物と較べても、かなり大きな木であることが分かるでしょう。

では、落葉樹のエノキになぜ今の時期、緑の葉があるのか・・・
何と驚くなかれ、これ全部ヤドリギなんです!
凄いでしょ、ちょっと付き過ぎですよね〜。
いくら何でもって感じです。
最初にこの木を知ったのは、5年ほど前にこの場所で行った
動植物調査の時です。その時にも驚きましたが、
久し振りに見に来たらヤドリギが一段と増えていて、何だこりゃでした。

きっと鳥が群れでやって来て、何度もこのエノキのヤドリギの実を食べ、
群れで糞を落としたり、種を拭いつけたりした結果なのでしょう。
それだけの群れでヤドリギの実を食べる鳥となると、
やはりヒレンジャクとかキレンジャクではないかと想像するのですが、
こればかりは見ていないので何とも言えません。

それにしても、枝にこれほどのヤドリギの生育を許し、
幹にはキヅタやテイカカズラを絡ませつつ、己の生き様をも貫くという
水神様の御神木らしい懐の深さを感じさせる一本、
畏敬の念を禁じ得ません。

Suijinsamanoki

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残り物に福?

今日はよく晴れましたが、午後から風が徐々に乾いて冷たくなって来て、
冬の空気が押し寄せて来るのを感じました。
夜になって予想通り冷え込み・・・乾いた寒風が身にしみます。

写真は一昨日のもの。近くの谷津田、遠山田んぼでのカットです。
あれほどあちこちで黄色い風景をこしらえていたセイタカアワダチソウも、
さすがに師走ともなると枯れた茎を晒し、フリースのような綿毛の種を
散らせ始めています。が、一角に今頃黄色く咲いている一群が・・・
どうやら遅めのタイミングで草刈りに遭ったようで、
ひこばえから伸びた茎の先に遅れてやっと花を咲かせています。

そこに助かりましたとばかりに現れたのがヒメアカタテハ。
成虫で越冬するこのチョウは低温にめっぽう強く、
真冬でも日射しがあって風が吹かなければ、
ひょっこり現れる事があります。
でも、春まではエサにありつけないのは普通ですから、
こんな時期でも花を咲かせてくれた、
このセイタカアワダチソウには感謝感激でしょう。
セイタカアワダチソウの方も、
このお客さんのおかげで受粉できるかも知れません。
旬を少々外したところにも、需要と供給が成立することがあるのですね。

Himeakatateha0812

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赤いスリッパーオーキッド

お昼から雨とのことでしたので覚悟していましたが、
降り始めたのは16:00をまわってからでした。
降り出した雨は横殴りのどしゃ降りで、稲光も見られました。
この時点で地上はまだ冷たい空気との入れ替わりが起きていないようで、
今でも外の空気に冷たさは全く感じません。
しかし、これからがらりと空気が変わり真冬になるそうですので、
体調管理に気を付けないといけませんね。

今日の写真は温室から・・・ちょっとマニアックな話題です。
このランは、南米アンデスで1981年に発見された
スリッパーオーキッドで唯一の朱赤色の花、
フラグミペディウム・ベッセエ(Phragmipedium besseae)です。
朱赤色の花を咲かせる洋ランはソフロニティス・コクシネアや
カトレヤ・オーランティアカ、エピデンドラム属の数種が
よく知られていますが、地味な色彩が多いスリッパー・オーキッドの仲間に
この色が発見された事は世界中の愛好者や研究者を大変驚かせたものです。

私自身も、当時流行っていたソフロニティス・コクシネアを見るたびに
「もしも、こんな色のアツモリソウやパフィオがあったら、とんでもなく
美しいだろうなあ・・・」と想像していた位ですから
このランの写真を当時、本で初めて見た時は
ものすごい衝撃と興奮を覚えました。
発見から5〜6年が過ぎて、
ようやくベッセエが日本にも導入販売される様になりましたが、
その時のカタログの価格は、確か一株が8万円だったかなあ・・・
当時は学生でしたから、とても買えるような代物ではありませんでした。
もっとも、その後大量に輸入され、価格は一気に大暴落しました(汗)
お陰でめでたく買える代物に・・・(笑)

我が家には2株のベッセエがありますが、
ひと株は色はなかなかいいのですが、側花弁が細くてやや下がり、
ポーチにもえくぼが出来る今ひとつ・・・いや、今みっつくらいの花型、
もうひと株は形はなかなかグーですが、色がくすんで薄い茶っぽいオレンジ。
上手い事いきませんわ(笑)・・・ちなみに写真は前者です。
それでもこのランが咲くと温室の中がパッと明るくなるので気に入ってます。
これと日本のアツモリソウを属間交配したら、どうなるかな〜!?

Phragbesseae

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赤と黒の小人 -トキリマメ-

一日晴れてラッキーでした。午後から曇りの予報でしたので・・・
でも、ゆっくりと下り坂の様ですね。
夕方遅くに南南西の方から雲が広がり始めていましたが、
今はすっかり覆われています。昨日公約した最後の冬支度は、
なんとかお昼休みに片付けられました。

紅葉も殆ど終わった庭のあちこちで赤いものがチラチラしています。
あるものはクヌギの幹に、またあるものはフジバカマの群落を縫って、
クリスマスデコレーションのオーナメントみたいに等間隔で並んでいます。
これはトキリマメ。アズキやインゲンに割合縁の近い野生のつる性マメで、
庭にもともとあったものです。

このトキリマメ、他の植物が青々として元気な頃は
ほとんど目立たない存在ですが、自分も周囲も葉を落としてしまうと
真っ赤な鞘と黒くてつやつやした丸い種がやたらと目立ちます。
なんだか沢山の小人が踊っている様な、ユーモラスな形・・・

写真をよく見るとわかりますが、赤い鞘に付いた豆(種子)は2粒。
ひとつの鞘に2粒の豆が、
開いた時にちょうど対向側に飛び出す様にくっ付いています。
ほら、さやえんどうの鞘を開くと、中の豆はひとつおきに
右と左に分かれるでしょう。付き方はあれと同じです。
開いた鞘それ自身はちょっとくすんだ赤なのですが、
太陽の光が透過すると、燦然とした真っ赤に見えます。
これが目立つ目立つ・・・
でもって脇にくっ付いた豆もぴかぴかの黒い粒なので、
コントラストが効いてやはり目立ちます。

でも、なんでこんなに目立つ出で立ちなのでしょうね?
鳥の好む果肉付きの実であれば、種子を散布するため
鳥にサインを出して赤く色付くのも道理ですが、
まんま種子の豆だから、食べられたら困っちゃうでしょうに・・・
でも、この色彩はあたかも鳥狙いに思えて仕方ないのです。

Tokirimame

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オレンジ警報

予報通りに晴れました。最高気温も14℃まで上がったのですが、
昨日の雨で空気が湿気を含んでいるせいか
日射しの強さほどぽかぽかしなかった感じです。

温室内では、毎年この時期に咲き出す南米のミニオーキッド、
ソフロニティス・セルヌア(Sophronitis cernua)が今年も開花を始めました。
うちにはこのランが2株あり、ひとつはもう少し遅れて咲き出し、
花が一回り大きくて気持ち赤味が強いです。
そっちの株は今年1月9日のブログに掲載しました。

今回掲載したこちらは、花径14ミリほどで、
色は典型的なセルヌアの色、ニンジンみたいなオレンジ色です。
写真は今年の初花なので3輪咲きですが、
だいたいどの花芽も蕾が5輪以上付いています。
大株なのでお正月前後には賑やかになりそう・・・(楽)

毎年この株のセルヌアが咲き始めると、
いよいよ外は連日降霜、結氷が始まるので
セルヌアの開花は冬対策作業の最終警報です。
今のところ概ね作業は完了していますが、
パイプカズラの地上部をカットして鉢を温室に取り込むのと
水生植物のアマゾンフロッグビットを、
やはり温室内の水槽に移す作業がまだ終わっていません。
今朝は降霜がありませんでしたが、このふたつの作業も急がないと・・・
え〜と、今日は無理だから明日、明日必ずやりま〜すっ!

Sophcernua0812

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師走のヒキオコシ

今朝は雨模様で明けましたが、そのせいか気温は高めに感じました。
が、日中も殆ど上がらなかったので、今度は底冷えな感じ・・・
一日中暗くて、結局昨日の予報は大きく外れてしまいました。
このお天気、どうやら関東地方だけの様ですね。

写真は庭のヒキオコシ。
昨年の初冬に山で見つけた株から茎をちょっと貰って来て
温室内で挿し木苗にしたものです。
これに限らず多くのシソ科植物は、ほんの少しの茎から
苗をこしらえることができますね。

さすがに今年中の開花は見込んでいなかったのですが、
苗を地面に移してからみるみる大きくなり、
10月半ば頃から花が咲き出しました。
最初に咲いた花穂のある茎の途中から沢山の脇枝を伸ばし、
そのそれぞれの先に花を咲かせ、今なお咲き続けています。
最初の気温が高い頃に咲いた花より、今の花の方が色が濃くて
茎や顎も紫色に染まり、とてもきれいです。

この時期になると庭にも花が殆ど無くなるため
ヒキオコシは貴重な蜜源になっています。
穏やかに晴れた日は、越冬するキチョウがひらひらとやって来て
吸蜜しているのを観察できます。
小さくて華奢な花ですが、
霜が降りる様になっても咲いている姿は、なかなか逞しく写ります。

Hikiokoshi

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きりたんぽ鍋

今日は穏やかに晴れたのですが、空気は冷たくて、
何日かぶりに降霜もありました。師走なんですよね。

こう寒くなると俄然出番が増えるのが鍋、という訳で写真は
先日、実家で行った恒例のきりたんぽ鍋。
私の母は秋田県能代市の出身で、毎年この時期になると、
田舎から「きりたんぽ鍋」の一式が届き、みんな揃って楽しむのです。

普段の鍋料理は身近で手に入る素材でも充分楽しめますが、
きりたんぽ鍋に関しては、当家伝統のいくつかのルールがあり、
これを守るためにはどうしても産地調達が必要となります。

まずは出汁、ベースは秋田比内鶏のがらスープに
じっくりとった昆布出汁をほんの少々合わせます。
鶏肉も当然比内鶏。
高価なので沢山という訳にはいきませんが(笑)これは必須です。

芹も現地のもので、ちょっと深い湧水で育った芹は
茎が長目でしっかりしていますが、柔らかいのです。
意外と思われるかも知れませんが、一番美味しいのは根。
湧水の場所では根が小石を抱くので、丁寧に洗うのが大変なのですが
しゃきっとした食感と香りがたまりません。

あとキノコ。舞茸やしめじなど数種類を使いますが、
地元秋田で「金茸」と呼ばれるキノコは必須、
ところが残念な事に今年はこれが揃いませんでした。
煮る前の状態だと本当に金色っぽく見えるかわいいキノコなのですが、
これは今や現地でも貴重品になりつつあるようで、
今年は松茸よりも高かったそうです。
で、今年は舞茸で我慢しました。(でも一部天然物で旨味抜群でした!)

そして肝心のきりたんぽですが、これも茨城で手に入るものは薄くて
すぐに煮くずれてしまうため、やはり秋田の知っているお店のものです。
少し味がしみる位まで煮ても崩れる事がなく、汁が濁りません。

とまあこんな拘りで作るきりたんぽ鍋なのですが、
昔は当たり前に揃ったこれらの食材集めが、今やだんだん難しくなり
あらためて考えるとなかなか贅沢な鍋になったような気がします。
金茸はついに入手が難しくなりましたが、
これはグルメブームで需要が増加したことに加え、
原因は不明ですが産地の山に生えなくなってきているとのこと。
比内鶏も年々値が張る代物になり、今や全国的なブランド鶏肉・・・

ふるさと鍋の具材にも、
温暖化や情報化社会の影響が出て来たのですねー。

Kiritanponabe2008

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