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池の落ち葉

ここへ来て、ようやく殆どの落葉樹の葉が落ちました。
クヌギとカシワは、枯れた葉が落ちずに春まで残りますが、
それとて全てではなく、クヌギは半分以上、カシワは2〜3割が
落葉しています。
落ち葉は地面だけでなく、当然池の水面にも落ちるのですが、
池の水面のすぐ下には、水面面積の6割ほどを覆う
アオミドロやイトタヌキモのマット状の層があり、
落ち葉を池の底に落としません。

この冬にできる池の天井は、強い冷え込みや凍結から
池の内部の生き物たちを守り、水温を暖まりにくく冷えにくい
安定した方向に導きます。
また、大量の落ち葉が全部池の底に到達してしまうと、
落ち葉の分解に伴い底部の酸素濃度が極端に低下したり、
硫化水素が発生したりするのですが、
池の天井が落ち葉を水面のすぐ下に留めておいてくれるので、
こうした底部の環境悪化も防ぐ事が出来ます。

池の天井には冬の間頑張ってもらい、
春になったら落ち葉ごと剥ぎ取ります。
剥ぎ取ったものは堆肥場に混ぜ込むと、
堆肥場に集めておいた落ち葉の分解も早くなるのです。
この堆肥場の堆肥からはカブトムシが生まれ、
池の周りの木々の栄養分も得られます。

池も巻き込んだ庭の物質循環系は、
多くの生命が関わった持続的なバトンリレー。
毎年ちょっとずつ、新しい選手が加わります。

Ikeochiba

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