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温室雑草 -アジアンタム-

年末から元旦の荒れた冬型の天気に比べ、
ここ数日は日ごとに穏やかになってきて、今日は風が弱かった昨日よりも
更に風が無く、気温も9℃まで上がりました。

それでも朝の冷え込みは強まっているようで、まだ大丈夫だと思っていたら
うっかりして温室の暖房の灯油を切らしてしまいました。
暖房が止まった影響で、今朝は温室内が5℃まで下がりました。
この気温で温室内の植物が
直ちに駄目になってしまうということはありませんが、
いきなりの寒さでみんなさぞびっくりしたことでしょう。
可哀想な事をしちゃいました。

今日の写真はそんな我が家の温室の床で、
インパチェンスと勢力を二分する強雑草、アジアンタムです。
このパラパラと広がる繊細な葉に見覚えのある方も多いでしょう。
アジアンタムは、ホームセンターなどでもよく売られている熱帯産のシダで、
ミニ観葉や大きなポット植えのものまで、様々なサイズが並んでいます。

元来丈夫な性質ですが、根があまり植え替えを好まないのと、
湿度が不足するとすぐ小葉がカサッと丸まってしまうのが
家庭園芸ではちょっと扱いにくいところです。
ところが、温室の中ではその強健ぶりと旺盛な増殖力をいかんなく発揮!
温室の床だけでなく、ランの鉢や着生ランをつけてあるヘゴからも
胞子が芽生え子株にまで成長してきます。

買った憶えは全くないので、おそらくランか他の観葉植物の苗に
胞子がくっ付いて入り込んだのだと思います。
どうやら2タイプあって、写真のように細かい小葉がたくさん集まり
三角形状に広がるタイプの他に、一枚の小葉が横に広くて
舌状になるタイプがあります。
アジアンタムというのは属名で、この属の中にはいろんな種があるので、
2つのタイプはそれぞれアジアンタム属の違う種なのかも知れません。
日本にも、クジャクシダ、ホウライシダ、ハコネシダなどの種があり、
そのどれもが外国のアジアンタムにひけをとらない、
繊細で美しいシダです。

雑草扱いしてはいますけど、この温室内のアジアンタムとて、
決して嫌いな植物ではありません。むしろ本当に美しいと思っています。
特に成長した葉の少し濃い緑色と、
広がったばかりの若々しい葉の薄緑色のハーモニーは最高です。
また葉軸が艶を持った漆黒であるところも、とても上品な感じ。
ただとにかく、殖えるんですよねえ。
もしかしたら温室の主流であるパフィオペディルムの環境が
アジアンタムの生育にピタリなのかも知れません。
好きなだけに、雑草として抜かざるを得ないのはつらい所。
欲しい人がいれば、あげるんだけどなあ・・・

Onshitsuasiantum

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栽培と飼育」カテゴリの記事

コメント

 新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 ところで、『アジアンタム欲しい人ー』「は~いっ!」(^^;)
コケシダ類大好きですが、全然名前もわからないでいます。
図書館にも図鑑がなくて・・・お勧めの図鑑があったら教えていただきたいんですが。
 先日植物園で紫色に紅葉したアジサイの葉を見つけて
とても驚きました。外国産のアジサイだったようでしたが、
植物の見せる四季折々の美しさって凄いですね。
今年もいろんな感動にめぐり合えますように。
 大好きなんだけど、タンキリマメとトキリマメの区別も付かないクワデンでした。

投稿: クワデン | 2009年1月 4日 (日) 19時55分

クワデンさん、明けましておめでとうございます!
こちらこそ本年もどうぞよろしくです。

クワデンさんもシダコケ大好き人間でしたかー!
ここによくコメントくれるこーさんもそうみたいですよ。
彼はミズゴケを上手に殖していて、とっても羨ましいんですう。

ちなみに当ブログにリンクしているmushizuki氏も
シダコケ好きで、それぞれ分けたブログ展開をしておられますよ。
図鑑ですが、初心者向けのでお薦めのがありますが、私自身は持っていなくて
mushizuki氏が確か持っていたはず・・・伊沢さんが書いたヤツですが・・・
え〜と、mushizukiさん見てたら教えて〜!

タンキリマメとトキリマメの違いはですねー・・・
トキリマメの方が葉っぱが薄くカサッとした感じで毛が無い様に見えるので、
見慣れるとこれで分かりますが、一度両者を見比べないとわかりにくいかな。
花がさいていたなら、顎のギザギザで分かりますよ。
花の下側のギザが他よりぐっと長かったらタンキリマメ、他のギザと
あまり変わらないようならトキリマメです。
今年はフィールドで気にしてみてくださーい。

きっときっと今年も沢山の感動が待ってくれてるはずですよね。
お互い、それを見逃さない心の余裕を持った年にしましょうね!

投稿: ぐりお | 2009年1月 5日 (月) 00時41分

温室内ならアジアンタムも繁茂するでしょうね(爆)
確かに家庭での観葉植物では湿度不足でちと扱いづらい植物。

小学生の頃、小さな大木(?)を思わせる姿に惹かれ小遣いで購入。
じぃ〜…と眺めていました(笑;)
まぁ案の定、チリチリにさせ、回復を試みたりしたが…他界。

あの眺めていた時間の感動は、今でも鮮明に。

ヘンな小学生(爆)

投稿: 太郎 | 2009年1月 5日 (月) 11時28分

元ヘンな小学生仲間の太郎さん、こんにちは!
アジアンタムは実家の母が好きな植物で、
やたら買ってきては枯らしていました(爆)
私はその後のフォローを担当していて、丸ボウズになった
哀れなアジアンタムが、水槽に入れて腰水栽培すると
みるみる復活するのが嬉しくて、よくやってました。

小学生時代にハマったシダといえばやっぱりイワヒバでしょうか(笑)
あれは不思議でした。小遣いためてようやくひと鉢手に入れ
可愛がってましたよ〜・・・ね、やっぱりヘンな小学生だ(笑)
その後、イワヒバは隣家の飼い犬のおもちゃとなり、
かじかじブンブンされてボロボロに・・・悲しかったなー(笑)

投稿: ぐりお | 2009年1月 5日 (月) 19時16分

「かじかじブンブン」…(大爆)
あっ、笑うところではなかったですね(失礼!)

私も含め、やはりヘンな小学生は大人になってもヘンなのですね!教訓(笑)
娘の育て方、今から気を付けよぉ〜と♪

小学生でサツキの盆栽貰って育てていたヘンな小学生より
(勿論、管理方を知らず枯らしました…。)

投稿: 太郎 | 2009年1月 5日 (月) 21時14分

そういえばブログリンクの「茨城の自然・探検隊」のmushizuki氏も
子供の頃サツキの挿し木に凝っていたって聞いたなあ・・・
そうか、ここは元ヘンな子供のたまり場だったんだあ(笑)

しかし太郎さん、社会性が持てる範囲でなら、
多少ヘンな方が絶対人生幸せですって!
それに娘さんの件も、脅かす訳じゃあないですが、
育て方以前に二重螺旋にプログラムされちゃってるかも・・・
うちの子供なんか、私に関係なくノコギリクワガタの累代飼育
始めちゃったし、ミカンの種鉢に播いてるし・・・知〜らないっ(笑)

投稿: ぐりお | 2009年1月 5日 (月) 22時34分

そっ…すっね(泣)
二重螺旋に…恐ろしや(諦め)

ミカンの種!
お子さん、将来有望!面白過ぎ!

実に楽しい一日でした(爆)
そんではまたオジャマ致します!

投稿: 太郎 | 2009年1月 5日 (月) 23時03分

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