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2009年1月

試験プラント2号

1月も今日でおしまい、月並みですが早いもんですな。
1月は行く、2月は逃げる、3月は去るなんてことを申しますが
これでもう一年の四半分が終わっちゃう訳ですから
まさに光陰矢の如しでございます。

あ、なんか落語調になっちゃいました(笑)

で、その1月の最終日は
冬と思えぬ降りに降った雨嵐の最終日ともなったようで、
明日から当地はまた冬晴れの乾いたお天気が戻るとか・・・
でも、こういうまとまったお湿りは、
野生の命にも刺激を与える事が多いですから明日は何か春に向けての
新しい発見があるかもしれません。

さて、写真は今日もお天気の事情により過去ネタです。
タイトルにもある通り、これは昨日紹介したのと同じ
以前住んでいた住宅に作った2号池です。
1号池と同じ北側ですが、駐車スペースをはさんだ反対側にあるので、
昨日の写真よりも右手の方になります。
ここは隣家との境に設けたフェンス沿いの
元々植え込みだったスペースを利用して作ったもので
それゆえ工法的にはコンクリート升型の池です。

スペースの都合でいかにも分かりやすい形の池ですが、
内部の作りは底砂を斜めに盛った奥にポンプ槽を設ける
斜面浸透濾過など新しい試みを採用しています。
写真は竣工直後に最初の水生植物を植栽した状態で、まだ生物はいません。
大きさは約0.8メートル×3.5メートル、水深は50センチあります。
1号池と比べるとだいぶ大きいです。
北側とはいえ樹木や建物から離れているため割合明るく
トンボの利用がぐっと盛んになりました。
シオカラトンボや赤トンボ類のほか、アジアイトトンボ、
オオシオカラトンボ、コシアキトンボがやって来て産卵しました。
また、ミズカマキリやヒメゲンゴロウの飛来も見られました。
1号池とわずか4メートルしか離れていないのに、
ビジターが大きく違う事に驚きました。

この池では魚の飼育も行いました。メダカとタイリクバラタナゴ、
モツゴを導入し、その全てが繁殖しています。
タイリクバラタナゴが殖えたという事は当然ながら二枚貝も持続的に
生活できたという事で、このサイズでこの仕様だと、
どの辺までのことが可能なのか、だいたい分かりました。
庭の一部を利用して作るビオトープ池としては、
このあたりがもっともベーシックな規模かもしれません。
ただこの池、裸で道路に面していたためよく魚を採集されました(笑)
ある日網を持った親子連れがメダカを採っていて、玄関から出た私に
「自然がいっぱいでいいですねえ」とにこやかに声を掛けてきました。
いまだに話題に上る伝説的な珍事です(爆)

Osakanoike02may

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最初の池、最初のビオトープ

Osakanoike01mar_5

気温がすごく高いですね。今朝の最低気温は7.5℃でした。
まるで桜が散る頃のような雨が降っています。

古いパソコンのハードディスクを整理していたら、
懐かしい写真のフォルダが見つかりました。
まだようやくデジカメを使い始めた頃の写真だと思います。
画素数が82万画素・・・だったでしょうか?
ようやくどこのカメラ屋さんにも
デジカメのコーナーができ始めた頃のものなので、まだ性能も今ひとつ。
今見ると色の表現がちょっとちぐはぐな感じです。
そんな中から本日掲載するのは前に住んでいた家の玄関前の写真、
撮影したのは1999年の3月ですから、今からおよそ10年前です。

この玄関前の庭は3.5メートル×4.5メートルほどの小さなスペース。
私が最初に作った住宅型ビオトープです。
この庭を設計施工したのは1995年でしたから、
作ってから既に4年程経過していることになりますね。
初めて作った池はとても小さいものでしたが、水質が安定していて
常に抜群の透明度を誇っていました。
しかし小さくて深いことから、トンボ等の利用は少なく、
ヤゴが育ったのはシオカラトンボと意外ですがヤブヤンマでした。
フェンス沿いは斜めに競り上がるロックガーデン。
作り方はこの頃から今と同じ大割グリ石と軽石を使ったもので、
北側なので光の制約が大きかったのですが、色々なものが良く育ちました。

高木はシンボルツリーのナツツバキが1本、コナラが2本、クヌギが1本。
面積を考えるとこれで目一杯、だいぶ無理をしている位です。
樹形を崩したくないナツツバキ以外は
年に1回枝を詰めてバランスをとりました。
それでもクヌギは樹液を出し、夏になるとカナブンやクワガタ、
冬は野鳥で賑わいました。

下の写真は約1ヶ月後に撮影したもの。
それなりに四季の変化を味わう事ができましたよ。
夏は全体が緑陰と化し、涼を誘う空間となります。

このときの庭と比べると、さくら上池は随分恵まれた条件ですが、
たとえ小面積、小規模のビオトープでも、工夫次第では
それなりのポテンシャルのものが提案できるのだ、という意味において
以前の家のこの庭もなかなか捨て難い実地モデルでした。
小さいけれど、さくら上池で応用されているノウハウの元となった
思い出の庭です。

Osakanoike01apr_3

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モノクロ標本画 -日本のハチ13種-

予報の通り気温が高めでしたが、一日中暗い曇天でしたので
カメラの出番がありませんでした。
こんな日は古ネタを引っ張り出してごまかします(笑)

画像はミュージアムパーク茨城県立自然博物館で
「ハチ展」をやった時に描き起こしたもので、
展示チーフの久松主任学芸員(ハチをはじめ昆虫の専門家!)からの依頼で
日本にすむ様々な生活史を持つハチの中から
代表的な13種をピックアップして標本画にしました。

実際のところ、ハチは画像の資料が少ない昆虫です。
ミツバチやスズメバチなど、よく知られたものは一般の昆虫図鑑にも
もれなく掲載されていますが、形態的、生態的に特徴がある種でも、
マイナーな種類は案外、一般の図鑑には載っていません。
描き起こすにあたっては手持ちの資料ではとうてい間に合わず、
支給していただいた論文集の写しや実物標本が大変役立ちました。
じっくりハチと向き合う楽しく、勉強になるお仕事でした。

個人的にもハチには興味があるのですが、
とにかく素人が分類同定できるような資料がなく、苦労しています。
とっても身近な昆虫なんですけどね。
ミュージアムパークの久松氏が、図鑑作ってくれないかしら?

ところでこの標本画、あえてモノクロでという依頼でした。
一色刷りの印刷物に使う際等、カラー画をモノクロ化するより
はじめからモノクロでの使用を前提としたコントラストで描いた方が
確かに断然見やすいものになります。
描く際にはカラーとは違った難しさがありますが、
単色画特有のクラシックな雰囲気もまたいいものです。

それに正直、「カラーで」という注文だったら、
いただいた納期ではとても仕上がらなかったかもしれません。
というのは、彩色の手間もさることながら、
各々の種類のハチが、生きていた時の体色がどうだったかを知るために
ものすごい時間を費やすであろうからです。
ハチは標本にすると生きていた時と大きく色が変わります。
標本にしてもあまり色が変化しない
チョウの翅や甲虫のようには行かないのです。
しかしそれゆえ、標本形のポーズで画像資料を作る場合、
写真ではなく標本画が威力を発揮する題材とも言えます。
生態写真だけでは分類の資料にはならないですからね・・・

Hachi13ill

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冬のカシワ

今日は予報より晴れ間が多かったものの、
午後からは雲に覆われやや底冷えでした。
これからしばらくお天気が悪いようですね。
週末にかけ、雨が降ったり止んだりだとか・・・
その分気温は高めのようですが、
お日様がでないのではそれも体感はできそうにありません。

写真はカシワの冬の姿。
カシワはクヌギと同じで、
落葉樹ですが冬になっても枯れ葉が付いたままです。
しかし一枚の葉がクヌギよりずっと存在感があるため、
ガサガサとした冬の姿は好き嫌いの分かれるところです。
確かに、庭に生えていたら、この冬姿は少々見苦しいかも知れませんね。

しかしこの性質ゆえ、跡目が育つまで親が落ちないという縁起をかついで
男の子が生まれるとわざわざ庭に植えたりする風習もあるようです。
茨城県南だと筑波山麓周辺には、
農家の屋敷内に植えられたカシワを見る事が出来ます。
計数調査した訳ではないですが、
特に石岡市の旧八郷地区に多い様に思います。

我が家のカシワも子供が生まれる年に発芽するよう、
その前年に八郷でいただいたどんぐりを播きました。
ですから子供と一緒で樹齢は8年目です。
樹高は5メートルほどになりました。
一度五月の節句にこの葉で柏餅を包んでみたいのですが、
カシワの萌芽は案外遅く、
5日のこどもの日にはまだ完全に展開していません。

なるほど、売られている柏餅が
前年の葉を塩漬けにしたもので包んである訳が分かりました。
でも、最近は塩漬けでないフレッシュリーフのものも見かけます。
これはどうやって調達しているのでしょうか?
西日本からやってくるのかな・・・案外中国とかだったりして!?
誰かご存知ありません?

Kashiwawinter0901

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日本一お若い・・・?

本日の画像は寒のさなかにゲンゴロウです。
種類は度々ブログで紹介しているマルコガタノゲンゴロウ。
水温を20℃に保った水槽で、冬眠せずに元気よく過ごしています。

この冬、飼育しているゲンゴロウは野外越冬させています。
今までは写真の個体のように、保温水槽で冬をやりすごしていましたが、
昨冬クロゲンゴロウとシマゲンゴロウの一部を野外で越冬させたところ、
春から繁殖シーズンまでの流れがとても順調だったので、
やはり自然個体同様、寒さに当てて越冬させる事が大切と思ったのです。

ゲンゴロウは、水中で越冬するものと、上陸して越冬するものがいます。
種類によって傾向があるようですね。
昨年の晩秋、大きなプラスチックのコンテナを土に埋め込んで
中に深水と陸地の両方を設け、水底は田泥の上に落ち葉
陸地は泥ベースでその上にピートモス層、さらに落ち葉を盛りました。
全てのゲンゴロウにこの条件の中から越冬環境を選んでもらいました。
その結果は・・・
●ゲンゴロウ・・・・・・・・・すべて水中の泥の中
●マルコガタノゲンゴロウ・・・すべて水中の泥の中
●クロゲンゴロウ・・・・・・・ほとんど水中の泥の中、一部上陸
●シマゲンゴロウ・・・・・・・水中の泥の中と上陸が半々
●コシマゲンゴロウ・・・・・・ほとんど水中の落ち葉の下、一部上陸
●ヒメゲンゴロウ・・・・・・・すべて水中の落ち葉の下、半活動状態?
●マルガタゲンゴロウ・・・・・すべて水中の落ち葉の下
●ハイイロゲンゴロウ・・・・・すべて水中の泥の中、半活動状態?
となりました。
しかし、限られたスペースでの二者択一みたいな条件ですので、
これが全くの自然の越冬スタイルとは言えません。
時間を掛けて冬のゲンゴロウ探索をしてみないと、
ホントのところは謎ですね。

さて写真の個体ですが、この個体は唯一例外的に保温水槽にいます。
じつはこの個体、なんと昨年の12月16日に蛹室から出て来たものです。
何しろ産卵が10月初旬でしたから自然状態では生育できず、
保温飼育でやっとこさ成虫になりました。

親は外で飼育していたので、10月と言えば
普通だったらもう産卵する時期ではないのですけれどね。
室内飼育でも、さすがにもうこの時期は生まないはず・・・
でもどういう訳か5個ほどの卵を産み、うち3個がふ化しましたが、
成虫になれたのはこの1匹だけです。
師走に羽化するなんて、
ひょっとしたら日本一お若いマルコガタノゲンゴロウかも知れません(笑)
今からいきなり外には出せませんから、春まで水槽で過ごしたら、
以降は野外越冬の個体と合流して繁殖にトライです。

Maruko090126

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氷上のホッピング -ツグミ-

今朝はびびっと冷え込みましたー。
予報よりもずっと低い気温(-5℃)でしたので、少々ひるみました(笑)
先日も書きましたが、一番冷え込みがキツいのって、日の出の頃ではなくて
それから少し立った時分ですね。
起床した日の出ちょっと前には部分的にしか凍っていなかった池が
その後一時間程で流入部以外、全面凍結しました。

最初に池を見た時には、池畔で落ち葉を掘っていたツグミですが、
池が凍るとなんと!
大胆にも凍った池の表面を軽やかにホッピングしています。
鳥の体重が見かけより軽いのも
脚の構造が体重を分散するのも知ってますが、
張ったばかりのさして厚くもない氷の上をよくまあ歩けるもんです。

目もいいですよね。
鳥の目が非常に優れているのは周知の事ですが、
「あ、凍ったんだ、歩けるなあ」という判断は、
おそらく視覚によるものでしょうから、大した観察眼です。

ツグミはこのあとしばらくぴょんぴょん移動しながら
餌を探すでもなく水を飲むでもなく、氷上を散策していました。
滑ったりしないのかなとニヤニヤしながら見届けたのですが、
そういうオチはありませんでした。あしからず・・・

Tsugumi_on_ice

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雨降ってまた咲いたよ

温かくって外に出ると気持ちのいい日曜日でした。
雨と初雪がもたらした湿り気とお日様のコラボです。
当地の最高気温は7.5℃だったのですけどねー。
体感的には10℃以上に感じました。湿度の効果ですね。
逆に湿ったまま曇りだと、気温が高くても湿気に体温を取られて
気温よりずっと寒く感じます。温度の数字だけでは分からない部分ですね。

写真はコウヤボウキの花托(かたく:顎や花のベース)。
昨冬紹介したノコンギクのそれとよく似ていますが
おもしろいのははっきりと開閉を繰り返すところ。
これは湿度の違いによるものです。
つまり松ぼっくりと同様で、空気が乾いていれば種子の綿毛を散布するのに
適した条件なので開き、強く湿ったり濡れたりすると
こりゃ種子は飛ばせないということで閉じる・・・というワケ。

朝、鳥のレストランに給餌した時には
あたり全体が濡れそぼっていて、この花托も閉じていました。
今日は一日良く晴れたので、午後2時頃から開き始め、
写真を撮った3時半頃には種子を飛ばしきったものはみな満開でした。

開いた姿はシックな色調のドライフラワーですが、
中心部分に注意するとポツポツとタコの吸盤みたいな穴が開いています。
これは種子に養分を送り込んでいたパイプのジョイント部分。
その数を数えると種子の数がわかる訳ですが、この花の場合は14・・・
でもひとつは未熟で不完全な穴みたいですから、13粒だったのかな?

右側には隣の枝に付いた冬芽がありますので、
ついでに拝見しちゃいましょう。
コウヤボウキはキク科の木本ですが、その枝はしごく細く、
概ね2〜3年で枯れてしまいます。
それまでに根元から新しい枝になるひこばえを伸ばし、
栄養状態が良ければわさっとした株になります。
分類状は木本ですが、木本というにはちょっと不完全な印象ですね。

その細い枝に互生する葉が落ちた部分に、翌年の冬芽が付いています。
冬芽はごく短いけれど極めて密な白毛に包まれ、寒さから守られています。
大きさはごま粒程度、
なんだかかびたごま粒がへばりついている様にも見えますが、
どの枝にも一定間隔で互い違いにこれがついているので
離れてみると農村祭事の餅花みたいで結構キレイです。

Kouyaboukikataku

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初雪

今日は天気予報が当たった様なはずれたような・・・微妙でした。
気温は高めでしたが雨がなかなか降り止まず、
お昼頃からは白いひらひらが混じりだし・・・初雪となりました。
写真は14:12に撮影したもの、
見た目では結構降っているはずなのですが、あまり写ってませんね。
どうもカメラが・・・いや、下手なんだなこれは(笑)
およそ積もる様なものではありませんが、一時間余り降ったでしょうか。

その後は青空が見え始めましたが、高いところにある雲と
低いところの雲がそれぞれ違った方向に流れています。
いよいよ空気が入れ替わり始めたかな。

池の周りも充分な湿り気を帯びて、
枯れ葉までもがみずみずしさを取り戻しています。
でも、冬型の気圧配置が連れてくる風がひと暴れすると、
すぐにカラカラに乾いちゃうんですよねー。

冬場には珍しく、ぐずついたお天気が5日も続きました。
乾いた北風は好きではないのですが、そろそろ晴れてもらわないと
洗濯物がすごいことになってます(笑)
いつもの冬に比べ、大陸の高気圧のポジションが
この冬はやや南にずれているとのことで、
移動性の低気圧が北海道の東あたりに進んだ時に
停滞気味で発達する傾向が強いとか・・・

日本海側と瀬戸内の方は雪が多く降っている様ですね。
今回は特に西日本の方がひどいのかな・・・
被害が出ない事をお祈り申し上げます。

Hatsuyuki2009

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日本一ご長寿な・・・?

予報ほどではなかったものの、春先の様な温かい空気に窓を開けました。
朝の最低気温は5.5℃、最高気温は13.5℃でした。
今夜から冷たい空気と入れ替わるそうですから、今日の最低気温は
夜に出るかもしれません。明日から寒いそうですから覚悟しなくちゃ!
明け方の雨は程なく霧雨になり、
それでも午前中いっぱいは降り続きましたが
午後2時半頃からようやくお日様が顔を出してくれました。

温室に行くと、30℃以上で作動する換気扇が回っていました。
センサーのある天井付近はその位の温度になっているのでしょう。
寒中とはいえ、日射しは確実に強くなりつつあります。
日も伸びましたね。今日の当地の日没は17:00です。

この温まった温室の上の方で動くものがあります。
昨年の大晦日にブログで紹介した、あのオオカマキリでした。
翅が一段と傷んではいるものの、元気そうです。
エサも時々とれているようですよ。
ランタナについていた大きめのヨトウムシが
どうやら食べられたらしい形跡がありました。

このオオカマキリ、飼育されているものを除けば、
日本一ご長寿なオオカマキリかもしれません(笑)
まあ、温室なんて人工環境に迷い込んだがゆえのご長寿ですからね、
半分飼育されているようなものでしょうか。
でも、エサは自分でとっているので、一応自活はできてると言えるかな?
一体どこまで頑張れるでしょうね。

Ookamakirigochoju

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冬のガガンボ

鼠色の空が今日で3日続きました。お湿りは今年2度目です。
明日は気温が高くなるそうですが、
冬場にお湿りの後で気温が上がるのはどちらかというと珍しい事ですね。
たいていは過ぎ去った低気圧に向かって
寒気を伴った北西風が吹き荒れますので、バリバリに凍り付いて、
潤いを感じないまま再び乾いてしまいますから。

昼過ぎに温室の様子を見に行って、写真の昆虫を見つけました。
おそらくガガンボの一種だと思いますが、種名はわかりません。
温室内のグァバの葉にとまっていました。

ガガンボやユスリカの仲間には、
冬に限って登場する種類が結構いるみたいですね。
以前から冬季調査等の際に見かける事があったのでそう感じるのですが、
庭に池を設けてからは発生するのが確認できますので、あらためて
「冬場を選んで出て来るんだなあ」と思います。
こういう昆虫たちって、氷河期の遺存種なのでしょうかね。

これと同じ種類のガガンボだったかは不明ですが
以前、部屋に入って来たのを見つけたので、外に逃がしてやろうと思い
脚が取れたりしてはいけないと両手でそうっと包む様にして捉えたら、
手の体温にいきなり痙攣を起こし、
あっという間にに死んでしまったことがあります。
それほど高温に弱いのですから、冬に登場するのもうなずけます。
きっと夏場は熱伝導の低い土や水の中でひっそりと過ごしているのでしょう。

シャクガをはじめとする蛾の仲間にも、
冬にだけ成虫が見られる種類がいます。
やはり氷河期の遺存種だと言われていますね。
氷河期の遺存種には、
どうしても地上に出て配偶行動をしなけれなならない成虫期を
このように気温の低い冬に限定して耐えている種類と
生活環境を氷河期に近い高山や北方に限定して耐えている種類がいます。
どちらにしても温暖化の脅威を最前線で感じていることでしょうね。

Gaganbo

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ふくらしめどん

昨日に引き続き雲に覆われた一日、
これから少々雨が降るかもしれないそうで・・・
TVラジオで言うほど寒いとは思いませんでしたが、
やはりお日様が出ないと多少底冷えっぽいですね。

TVラジオと言えば、やはり海の向こうの「CHANGE!」の話題ですか。
期待大きいなあ・・・いいなあ!期待できるリーダーが出て来て・・・
なんかそれだけでもすごく羨ましいですー。
我が国は国会が解散総選挙となっても、
選択肢が無い・・・これはかなり不幸ですね。
でもこれ、明らかに政治家のせいじゃないですよ。有権者のせいです。
政治は社会規範を写す鏡、今までと違う価値観を個々がまず確立しないと
行革なんかなんぼしたって政治は刷新されそうにないですわ。
「CHANGE!」が求められているのは、こちらも同じですねー。

それはさておき、写真はシメ。
我が家では「しめどん」の愛称で呼ばれています。
しめどん寒さにはめっぽう強い鳥ですが、
今日はハンノキの枝でまったりしながら体の羽毛を膨らませていました。
寒いのでしょうかね・・・
寒中の時期には、よくスズメも群れでふっくらしていますが、
これをふくらすずめと言います。じゃこれはふくらしめどんだな(笑)

写真を撮影する少し前まで、
しめどんはヒマワリの種をたらふく食べてました。
その後池で水を飲み、ハンノキの枝に移動しています。
シメは数個体がやってきますが、写真の個体が一番大きく、ボス格。
ヒマワリを食べに来た他の個体と鉢合わせになった場合、
この個体が優先となります。
昨年の2月にブログで紹介した個体とは違いますね。

なるべく可愛く撮ってあげたいと思うのですが、
相変わらず目がコワい!やっぱり睨まれてる気がする・・・

Shimefukurashime

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ゴールは間近?

大寒ですねー。今日はお日様が出ず、底冷えの大寒です。
しかし、明日からまた気温が高めに移行するそうですね。
そう聞くと嬉しいのだけど、大寒は寒く無いと後でツケが来そう・・・(笑)

写真はフラグミペディウム・カーディナル・アルファ、
昔のいわゆる、フラグミペディウム・シュリミィ・アルファです。

我が家のフラグミの中では一番の大株で、7本の花茎を立ち上げ、
昨年の10月からマラソンのように咲き続けています。
一輪の花の寿命は10日ほどですが、ジグザグに伸び出す苞葉から
次の蕾が順序良く登場するため3ヶ月から、長いと半年近く咲き続けます。
画面の右に見えているのが次の花の蕾と次の次の花の蕾が入った苞葉。
この感じだと、少なくともあと2〜3輪は咲きそうですね。
ゴールは見えてきましたが、競技場が見える程近くではありません(笑)

以前(2007年12月18日)このブログで書きましたが、
もともとこの花はフラグミペディウムの原種シュリミィの
選抜個体として扱われていました。
しかしその正体は交配種セデニーに
シュリミィを戻し掛けしたものではないかというのが
今日的には定説となっています。(=Phragmipedium Sedenii×schlimii)

この交配と思われる個体はいくつか知られていて、
ウィルコックス(=Phragmipedium Cardinale `Wilcox')以外にも
バーチウッド(Phragmipedium Cardinale `Birchwood')や
今回掲載したアルファ(Phragmipedium Cardinale `Alpha')が
知られています。
まあ、どれも区別がつかない同じ様な花ですが・・・(笑)

当時は原種だと思い夢中で集めましたが、
アツモリソウを思わせる可愛い花ですので、
交配品種とわかった今でも大切に育てています。

Phrag_cardinale

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はばたけマイス!

昨日のブログを書き終え、アップした時
外で雨が降り出した事にポツポツという音で気が付きました。
久し振りの雨は真冬の氷雨ではなく、春先の雨のようにほんわか・・・
朝方の気温は3℃。年が明けてから氷点下にならなかったのは
前回の雨(1月9日)の2.5℃以来です。
最高気温は何と12.5℃まで上がりました。勿論今年最高の気温です。
でも、徐々に冷たい空気と入れ替わっているようで、
北風がだいぶざわついてきました。体調と火の元に注意ですね。

さて、昨年10月19日のブログで
お札の図案を描いている事を紹介しましたが、
そのお札がようやく明日から流通開始となります。
このお札は筑波山麓の集落、つくば市北条地区で流通する地域通貨です。

この地域通貨の面白いところは北条の地域ブランド米「筑波北条米」を
価値の基準に据えた、「米本位制通貨」であること。
通貨単位は「マイス」。昨年発売となって以来、
北条米を30%ブレンドしたもっちり食感が好評のアイス
「つくばマイスクリーム」と同じマイスです。
今回流通する「100マイス紙幣」は北条米500グラムに相当する価値。
協賛する加盟店で、これに相応の商品やサービスと交換できます。
通貨ですからもちろん一度の交換で終わりではなく、
受け取った人がまた自分で利用する事が出来ます。

ぐりおは図案作成と紙幣デザインを担当。
地域の文化や自然資源に誇りを感じてもらえるよう、
まじめな顔つきの紙幣にしましたよ。
図案や細かい意匠まで、ひとつひとつにちゃあんと意味があるのです。
飾りケイ一本だって、オリジナルで起こしています。
紙幣面右下のバーは、斜めから光を当てルーペで見ると
通貨単位のマークと「100マイス」の文字が見える様な仕掛け。
これ、コピーでは出ません・・・つまり偽造防止!(笑)

デザインと色合いが非常に微妙なので、線数の細かい版で印刷します。
微細な部分に荒れやにじみが出たものが混じるとまずいので、
印刷所まで刷り出しの立ち会いに行きました。

地域通貨とはいえ、お札が沢山面付けされて
大型印刷機から刷り出されている様子は、
昔見たルパン三世やサスペンスものの一場面みたいで、
なんだかドキドキものでした(笑)

今回の流通期間は明日から3月15日まで。
北条街づくり振興会とこの企画の立案者である筑波大学院のH氏によれば、
以降も様子を見ながら段階的に流通させる予定だそうです。
地域の誇りである北条米を価値基準とした、経済的なやり取りが
郷土愛と元気を乗せて動き出します。
ワクワクするなぁ〜

100mice

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寒水浴 -ジョウビタキ-

今日は温かかったですね。というか、今も温かいです。
でも、お日様が出てくれなかったので、「あったか〜い!」とは
感じませんでしたが・・・久し振りの曇天です。
現在日付が変わる直前、23時58分ですが、外気温は4℃。
明日は雨かなー・・・

昨年の1月から3月にかけ
何度かこのブログでも紹介しているジョウビタキですが、
今年もなわばりが確定するまでに多少時間が掛かり、
昨年と同様、年末まで来ていたメスが姿を見せなくなり、
このところオスがとって替わりました。
まだ中身を用意していないにもかかわらず
迷わずミルワームの容器に止まったところから察すると、
おそらく去年と同じ個体です。
相変わらずお洒落でハンサムだなあ・・・(笑)

今日は派手な水浴びを見せてくれました。
一足先に来ていたツグミが
ファインダーに入らない画面のすぐ上方にいるのですが、
ジョウビタキの勢いに引いてしまったのか、石の上で様子を見ています。

そのツグミのすぐ脇のハンノキには、シメも順番待ちをしています。
さらにシメの止まっているより上の枝にはシジュウカラがペアでやってきて
「ジュクジュクジュク・・・」と鳴いていて、こちらはお食事です。
毎年感じるのですが、この時期晴れの日が続きますけど、
そんな晴れの日の合間に挟まる曇天の日って、
まとまってドドッと鳥がやって来る事があります。
以前は気のせいかと思っていたのですが、やはり今日もそうでした。
まるで鳥類図鑑の巻頭などにある生息環境図みたいに、
一度にいろんな種類が来ています。
曇天の日って、鳥が安心するのでしょうか?
影が出来ない・・・とか関係あるのかな〜?

Gyozuijohbitaki

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つやつやピンクのスプーン

今日は温かくなるとの触れ込みでしたので、期待していたのですが・・・
そうでもなかったな〜、皆さんのところではいかがでしたか?
ロックガーデンの石組みをしようと張り切っていたのですが、
思ったより冷たい北風に戦意喪失してしまいました(笑)

と、いうわけで温室ネタ。
写真の植物、サトイモ科のアンスリュームです。
確か原種ということで手に入れたのですが、種小名がわかりません。
いろいろ調べてみたところ、
日本ではそれほど身近に栽培されないアンスリュームも、
世界的に見るとかなり園芸的な改良品種の多い、
ポピュラーな温室栽培植物のようです。
どちらかというと奇抜な花が記憶に残る植物ですが、
葉も種ごとに形や色彩の変化が多く、日本では一般的ではありませんが
海外では葉を観賞の対象とした収集栽培もさかんな様です。

でも、個人的にはやはり花が気になるかな。
園芸店やホームセンターなどでよく売られているのは、
エナメルの様な光沢を持った真っ赤な花のアンスリューム。
ま、花と言っても赤い部分はサトイモ科に特有の仏炎苞と呼ばれる、
苞葉が花弁のように目立ったものですが・・・
まれに白い個体も見かけますね。白いと同じサトイモ科の
スパティフィラムにも通じるものがありますね。

アンスリュームはベニウチワという和名を持っていますが、
うちのはやや紫を帯びたピンク。しかもよく見かけるタイプと異なり
カラフルな苞葉の部分うちわというほど広くありません。
ちょうど柄の長いスプーンのようです。
花の本体はスティック状に密集する集合花で、
アップで見るトウモロコシみたいですね。
写真のものはまだ蕾、開花すると白っぽい部分が弾けて花粉が現れます。

この植物のいいところは、一年中コンスタントに咲いてくれること。
温室の中でも、ランがピタリと咲かないタイミングがままありますが、
このアンスリュームがあるので、華やかな雰囲気が保てます。
それでも、高温が好きなこの植物には我が家の温室の冬は
少々寒い様です。蕾が開くまで、夏場の何倍も掛かります。

Anthurium_sp

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実験植物の栽培

一昨日ほどではありませんが、今朝も冷え込みました。
最低気温は-4.5℃、日中は風が無いのでほっと出来ました。

写真の植物はシロタエギク、すこぶる寒さに強い植物です。
その性質を利用して、冬場の花壇やコンテナで活躍している植物ですね。
じつはこれ、預かりものです。
来月の下旬に霞ケ浦環境化学センターで行う土浦市が主催の
環境教育の講座で実験に使うためのものなのです。
その講座では、子供たちに森林が降水を涵養し、自然の恵みとして
湧き水や地下水を供給してくれることを学びます。
講座の後半に実験コーナーを設け、植物の根が張った土壌では
水を強力に蓄え、少しずつ地下浸透させていくことを
このシロタエギクの鉢植えで証明します。

もう何年も担当している講座で、
いつもはユリオプスデージーを使うのですが、
なぜか今回タイミング良く苗が入手できず、
シロタエギクはそのピンチヒッターとして登場しました。

それにしても、この植物の持つ、
白銀のベルベットの質感は美しいものですね。
いままでさほど関心の無かった植物ですが、あらためてじっくり見ると
なかなか気品に満ちた感じです。
私には無理そうですが、
センスのいい方だと他の何種類かの植物と組み合わせて
素敵なコンテナにしちゃうんでしょうねー。
カッコ良さそう・・・

実験でより分かりやすい結果を出すために、
年末に苗を入手してすぐに植え付け、温室内で生育を促進します。
ユリオプスデージーの時は温室に入れっぱなしで良かったのですが、
より寒さに強いシロタエギクは、
温室内では日中の温度が上がり過ぎて徒長してしまう恐れがあるため、
晴れた日は日中だけ外に出しています。
丈夫に育てて、鉢内にいっぱい根を張ってもらはなくては・・・

Shirotaegiku

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巣箱はどうしたの?

冬型が強まって、今日は北西の風がびゅうびゅう吹いています。
北海道の北にいる低気圧のせいですが、
この低気圧、996ヘクトパスカルと、そう強い訳ではありません。
低気圧と高気圧の位置関係や等圧線の混み具合によって
思ったよりも風が強く吹く事がありますよね。今日はそんな日みたいです。

でも、ちょびっと嬉しいこともありますよ。
日の出が6時47分になりました。元日からこっち、ずーっと6時48分でした。
ようやく、最も遅い日の出が続く期間からの脱出です。
これから月末までは2〜3日に1分の早さで日の出が早まります。
一方日の入りは、12月6日の最も早い日の入りから既に24分も延びて
今日は16時52分、こちらは1日1分のテンポで遅くなっています。
寒いですが、陽春ですね。ほんの気持ち・・・励みになります(笑)

写真の小鳥はシジュウカラ。
この鳥は一年を通じて、毎日庭にやってきます。
春から秋は木の枝をちょこちょこ移動しながら、
上手に昆虫を見つけて食べていますが、
この時期は野鳥レストランのヒマワリの種がお目当てです。
しかし彼等が現れるより先に、シメが来て食べてしまうので、
たいていは口にしそびれることになります。
そんな時はクヌギの枝先を細かく突きまわっています。
アブラムシやカイガラムシを探しているのでしょうか?

写真の個体はいつもやって来るペアのオスの方です。
じつはとまっているクヌギの幹には昨秋からついこの間まで
巣箱がかけてあって、その巣箱をこのオスはとても気にしていました。
来春の営巣場所の候補だったのだと思います。
ところが、この巣箱に先頃防水の不備が見つかったので、
ただ今外して修理中です。
あったはずの巣箱が消えたので「あれれ、巣箱はどうしたの?」と
心配になって様子を探っているようですね。

シジュウカラはこのペアの他に、
ヤマガラやコゲラと混群を作ってやってくるものもいます。
しかしこれはエサ探しのルーティンで庭に立ち寄るだけなので、
あまり色々な行動を見せずに立ち去ってしまいます。
このペアは年間通して毎日、しかも一日に数回姿を見せ、
巣箱も気にしている様なので春からの営巣が期待できそうです。
気が変わる前に早く巣箱を戻してあげないと・・・

Shijukara0901

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ミクロの大輪

冬晴れでした。最低気温は-3.5℃、
昨日と比べたら何ちゅうことありません(笑)
最高気温は8℃、これもまあまあです。
風が吹かなかったので良かった・・・

今日の写真は、一昨日紹介しようと思ったら
開花に至らず、紹介しそびれたランの花。
名前はレプトテス・テヌイス(Leptotes tenuis)南米原産の着生ランです。
このラン、実はもの凄く小さいのです。
ランの株の周囲には、ハイゴケの仲間(シロイチイゴケ?)が
びっしり生えてます。左側にこのコケのさく(胞子の入った袋)が
何本か立っていますが、それと比べてみて下さい、
どうです?いい勝負でしょ。

棒のようなこのランの葉は長さがせいぜい3センチ足らず。
花の直径も11ミリほどしかありません。
ここまで小さいとミニオーキッドという表現を通り越して、
マイクロオーキッドと呼びたいくらいです。
しかしそんな小さな花でも、作りはちゃんとしてして
洋ランらしい豪華さを持っています。
レプトテス属は6種ほどが知られていて、何を隠そうカトレヤと近縁です。
いずれもごく小さなランですが、
中でもこのテヌイスは群を抜いてちび助。

それでも、草体に比べれば、随分大輪だと言えるでしょうか。
色合いも唇弁の形状も、それなりに立派なもんです。

この株とは古い付き合いですが、元々くっ付けていたヘゴ片が傷んだので、
昨年分けて新しいヘゴに植え付けました。
これが植え付け後の初花です。
いつもはもっと賑やかにびっしり咲いてくれるのですが、
今のところとりあえず一輪咲きました。
でも、この方が一輪の形に目がいくので、
あらためてその花型を観察する事が出来ました。
実のところ、これでまだ開きかけ。
ちゃんと開くと今はまだ前向きになっている側花弁も
やや上に丸まっている唇弁もきっちり開いて、
一層カトレヤっぽくなります。

Leptotes_tenuis

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池の厳冬2009

今朝の強い冷え込みにはちょっとびっくりでした。
最低気温は-6℃!当地としてはまあまあ強く冷え込んだ時の気温です。
起床した6時半頃より、日の出直後の7時から7時半過ぎにかけてが
最も強く冷え込み、外も霜が付き、みるみる白くなっていきました。

写真は8時26分の池の様子です。
全体的に霜が降り、白というより薄紫の世界。
このモノトーンな色彩は、日光の影響がまだ無いから。
東南に立派な竹林がありますから、冬場は毎朝こうです。
冬のさくら上池は朝日が届くのが遅いのです。
まったく静まり返って見えますが、左の薮の中では、
シロハラがせっせと落ち葉をひっくり返しています。

池は氷の天井ができ、下の様子を伺うことも容易ではありませんが、
さすがに魚影は一切見当たりませんね。
動き回っているのはカワニナとヒメタニシだけです。植栽当初とくらべ、
ジュンサイの越冬芽は随分立派なものが出来る様になりました。
底から立ち上がる茎の本数も増えたので、きっと地下茎も比例して殖え、
底砂の中を網の目のように這っていることでしょう。
底を移動する二枚貝とのバランスをとるため、
今年は部分的に大幅な除去が必要かもしれません。

陸上の植物たちも、活動しているものが何種類かありますが、
早春を語るにもまだ早すぎるようです。
春までは鳥たちが主役ですから、彼等をなるべく脅かさない様、
しばらくの間、歩く庭からそっと覗く庭になりそうです。

Ike2009gentou

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園芸エリアの一番草

今日は成人の日ですが、冬型の寒さとはいえ穏やかに晴れました。
成人の日って、雪だったり大寒波だったりと
昔から荒れる事が多い日とされていますが、今日は良い日和。
もっとも、成人の日は少し前まで1月15日でしたので、
今日的には僅かに早まっている訳で、
今年も15日あたりは荒れるのかも知れませんね。

穏やかとはいっても、この時期になると少し日当りが悪いところでは
一日中霜柱が解けない状態が続きます。
園芸植物を植え込んだ一角も、冬の間はあまり日照の恵みがありませんが
風が通らず落ち葉に覆われた部分は強い凍結から守られ、
早くも葉を広げている植物があります。

写真のラナンキュラス・フィカリア(Ranunculus ficana)もそのひとつ、
最初の葉は12月の初旬にはもう見られます。
このハート形の葉がリュウキンカに似ているため、
ヒメリュウキンカという和名を持っていますが、
ラナンキュラス・フィカリアは同じキンポウゲ科ではあっても、
リュウキンカ属ではなく、キンポウゲ属(ウマノアシガタ属)。
早春に開く花はキンポウゲの仲間らしい、艶のある黄色でよく目立ちます。

何日か前に紹介したユキワリイチゲもそうですが、
こういう寒さをものともせずに葉を展開する植物には、
冬の間も液肥を施した方がいいようですね。
我が家のラナンキュラス・フィカリアは、
花色に濃淡の差がある数種類の変種をまとめて植えています。
フクジュソウが満開になる頃、丸い玉のような蕾が株の中心から
ポコポコと生まれ出てきます。

Rananculus_ficalia0901

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温室の保湿

今日の最低・最高気温はそれぞれ-2.5℃と6.5℃。
快晴で8℃に達しないと、さすがに真冬だなーと感じます。
風が昨日より弱かったのが救いでした。

温室の天井に、以前温室工事屋さんにいただいた撹拌扇を取り付けました。
昔からある白い鋼線フレームに納まったタイプの、
直径60センチ程のものです。
我が家の小さな温室に付けると、ちょっとデカ過ぎて変でした(笑)

電源を入れると、多少シャカシャカいいながら回り始めたのですが、
回転の割に風らしい風がありません。
斜め下に咲いているフラグミペディウムの側花弁が揺れているので、
確かに空気が動いている様ですが、こんなもんでいいのかなー?
水平がきちんととれていないせいか、本体がぶれてる・・・
なんか下手くそな工事のシーリングファンみたい(って、まさにそうか!)

写真は2日のブログで紹介した、洋ランのエビネ属
カランセ・ロゼアです。ちょうど見頃になりました。
本当は別のランが咲いているはずと思ってカメラを持ち込んだのですが、
アテが外れてまだでした。
明日かあさってには咲くと思うので、乞うご期待(笑)

冬型が強まると、温室内といえども湿度を奪われます。
きょうも60%を割り込んでいました。
外が乾燥しているせいというより、晴天時の日中でも外気温が低いので
温度差で結露してしまうことが原因なのですが、
これを防ぐのは簡単ではありません。
我が家の場合、殆どの硝子に断熱ビニールシートを貼り、
温室自体もすっぽりとサニーコートという断熱シートで覆っているのですが、
ちょっと日が当たらなくなった部分はびっしり結露してしまいます。
結露は空中湿度が奪われている事の証明。見るたび不愉快になるのですが、
さりとてこれ以上どうしたものかと思案に暮れています。

理想的湿度の保全=保温性向上、というわけで、これが解決すれば
燃料代の節約にもつながるんですけどね。
思い切って、北側は片面ミラー加工された発泡スチロールのボードで
内張りしてみようかなー・・・

Calanthe_rosea2

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熟睡中 -フキノトウ-

昨夜まで降り続いた雨は夜半前に上がり、
西風とともに急速に雲が消え、月明かりの夜になりました。
今朝、一旦風はおさまっていましたが、
日が差すとともに西南西の風が吹き出し、やがて西風となり、
今は北西の暴風が暴れています。完全な冬型になりました。

この強風の中、カメラを持って庭をうろうろしましたが、
何もかもざわついていてッシャッターを切るどころではありません。
「う〜ん、こりゃ温室ネタだな」と思った時、
足元にある、不動の塊が目に留まりました。フキノトウです。

「おお、もうここまで準備されているんだなあ・・・」と
来るべき春を予感させる小さな命に期待も膨らみますが、
よくよく見ればこれはまだ熟睡中。
触れてみても、固い固い!
どんな寒さにも絶対負けまいという、不退転の決意を感じさせます。
固く分厚い苞葉に守られ、この中で花芽はぐっすり休眠中という訳ですね。
とはいえ、この熟睡モードもあとひと月足らず。
寒が明け、立春が過ぎるとフキノトウは急速に膨らみ始めます。
ホントのところ、関東地方で雪や本当の低温が現れるのは
この頃からなんですけどね。負けていません!

フキノトウが膨らみ始めると、
こちらの春への期待もどんどん膨らみ始めます。
あと、ひと月足らずの我慢我慢・・・

Fukinotou0901

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音楽の話 -具島直子-

朝目が覚めると一面の銀世界・・・ではありませんでした(笑)
都内では朝に初雪を観測したそうですが、当地は雨。
しかも最低気温が案外高くて、2.5℃、でもこういう時って、
気温がとにかく上がらないんですよね〜。
最高気温は「やっぱり」の6.5℃でした。底冷え〜!

注目は気圧の変化で、沿岸を通過する低気圧がものすごく発達中で、
今日だけで中心気圧が約30ヘクトパスカルも下がったとか・・・
こういうことは滅多に無いとても極端な変化なのだそうですが、
なるほど!どうりで頭がぼわ〜んとするワケだ。
私、気圧の低下に弱い体質なんですよ、あー、ダメだこりゃ
滅多にあって欲しくありませんわ・・・(笑)

そんな訳でお外の写真も撮れず、好きな音楽聴いて癒されてました。
せっかくなので今日は今聴いているアルバムを紹介しちゃいましょう。
たまにはいいでしょ、こういうのも・・・
写真の2枚、「具島直子」さんというボーカリストのアルバムです。
この名前をご存知の方がどのくらいいるでしょうか。
まあ、間違いなくマイナーではありますね。
でも、いろんな人の作品にコーラスやバックボーカルで参加しているので
そちらの方で名前を見た方もいるかも知れません。

この具島さん、とにかく歌声が心地よい人です。
ふわっと羽根が浮いたような、甘く優しい心地よさを持った独特の声質で
楽曲もまた、そんな彼女の声の魅力を活かしたテイストのものばかり。
誰かメジャーな人に例えて、誰々みたいな・・と言えれば
分かりやすいのですが、不思議と似た人が思い当たりません。
古内東子さんあたりがちょっと・・・いや、やっぱりだいぶ違うなあ・・・
音楽雑誌等で具島さんを紹介する時、
よくAORという言葉が引っ張り出されますが、
これもあえて日本に例えるアーティストが見当たらないからかもしれません。

また彼女をずっとサポートしているプロデューサー、桐ヶ谷ボビー氏の
持って行き方がとても上手くて、どの曲もシンプルで上質な印象です。
「ジャジーでメロウ」というのが一番ぴったりな表現かなあ。
ゆったりと癒される様に音楽を聴きたい方には、絶対おすすめです。
ビートやアップテンポは一切望めません。
寄せては返す波の様な音楽ですので、とても上質で優しいのですが
まあ売れんわな(笑)
こういう人がもうちょっと売れる世の中だといいんだろうけど・・・

写真の左が1stアルバムの「miss G」、右が2ndの「Quiet Emotion」
どちらも東芝EMIから出たものですが、もはや新品の入手はできません。
このあと移籍してもう2枚出していて、そちらは買えるはずです。
4枚とも出来のいいアルバムですが、1stと2ndは本当におすすめ。
オークションや中古販売でないと買えないのが残念です。

Gushima_1st2nd

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真冬の綿毛 -コウヤボウキ-

小寒を迎えて4日目、外はカラカラ。
一面白茶色の枯れ野になってしまいましたが、
池の畔の一角で群れる様に、白いぼんぼりがふわふわと揺れています。
晩秋まで淡いサーモンピンクの花を咲かせていたキク科の木本、
コウヤボウキの綿毛です。

コウヤボウキの花はキク科らしいタンポポやアザミに通じる印象ですが、
種子に綿毛が付いていて、風で種子散布するところもよく似ています。
その種子がようやく出来上がり、
冠毛(綿毛)が束になって開き始めました。

この開き具合だと、種子が旅立つまではもう少し掛かります。
綿毛が揃って束になっていますから・・・
タンポポと同様、種子一粒あたりの綿毛は最終的に先が放射状に開いて
初めて風を受け、飛べる様になるのです。
その時の姿は、開いた綿毛がドーム状の空間を作るため、
やはりタンポポの綿毛が鞠のように膨らんだ姿とダブります。

この綿毛の鞠、通常は白いのですが、筑波山麓の一カ所に
ピンクの綿毛をつけるコウヤボウキの個体群があります。
いつも年末に見に行くとちょうどピンクの鞠が揺れている所を
見られるのですが、今頃はもう旅の途中かなー・・・

Kouyaboukimi

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怪鳥再来!? -アオサギ-

今年になって初めて曇りました。
ここまでほぼ快晴続きでしたから、寒いですが文句は言えませんね。
とは言え雲はとぎれとぎれで、午前中は晴れ時々曇り、
午後は逆転して曇り時々晴れといった感じでした。
このお天気でも8.5℃まで上がりましたから、まあいい方ですね。

写真は午前中の一コマ。
何となく外に大きな鳥の気配がしたのでふっと見ると、
並外れたサイズのグレーの影が池の上を一度旋回し
一旦離れてから再び横切って行きました。
影は70メートルほど離れたスギの木のてっぺんに止まりました。
この界隈で最大の野鳥、アオサギです。

アオサギは4年前の夏、まださくら上池ができて1年も経たない頃
一度だけやってきたのを確認しています。
その時は池の浅棚部分に降り立ち、暫くエサを探していたのですが、
当時の池にはまだ魚も何もいなかったので、程なくして飛び去りました。

今回は沢山魚が住んでいますが、さすがにこの時期だと
水深のあるところで越冬状態。浅棚部分にはメダカ一匹いません。
そのかわり深い所には魚がかたまっているはずですが、
水深が70センチ以上あるので、いくら大きいアオサギと言えども
捕まえるのはちょっと難しいのではないでしょうか。

スギの木の上で、アオサギはこちらの様子を伺っていましたが、
やがて西の方向に飛び去り、池を訪れることはありませんでした。
しかし、春以降再び彼がやって来たら、
今度は浅棚でモツゴやドジョウにありつけるはずです。
そんな事になったらちょっと大変!
さくら上池のキャパシティでは、
アオサギの捕食量には耐えられないかも知れません。
「来るもの拒まず」が基本のビオトープですが、
ウシガエルとサギ類は、ちょっと悩んじゃうなあ・・・

Aosagi0901

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早起き一番草 -ユキワリイチゲ-

今年の一番草を見つけました。
例年同様、やはりユキワリイチゲでした。
心の中で予定はしていても、
実際に出てきてくれるとやはり嬉しいものです。

元旦から「おっ、出始めてるな!」と気が付いてはいたのですが
今日、あらためて確認すると霜降り模様の三角の葉が
20枚ほど小さく開いていました。
早い場合は暮れの12月中頃から出て来るのですが、
今年はやや遅かったです。

いかにも寒そうな赤紫色の葉はさすが今頃から出て来るだけあって、
寒さにも乾燥にも実によく耐えます。
もう、ちゃんと光合成を行っている様なので、
この植物をうんとよく作りたいと思ったら、
今の時期からごく薄い液肥を毎日与える事が肝要です。

私はずぼらで寒がりなので、そこまではやっていません。
ただ、葉の密度の濃い所には、ゴルフネットで簡単なカバーをします。
虫を探すため勢い良く落ち葉をかっとばすシロハラやツグミが
このユキワリイチゲの葉も、勢いでちぎって飛ばしてしまうからです。
この最初の葉っぱは後の活動のエネルギーを作る大切な葉っぱ。
大事にしなくてはなりません・・・

Yukiwariichige0901

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冬芽拝見 -タブノキ-

穏やかな晴れですが、これから少しお天気が崩れるそうで・・・
そういえば快晴だったこれまでの数日と比べると
刷毛で引いた様な雲が徐々に多くなってきたでしょうか。
最高気温は9.5℃、乾いてるけど穏やかな空気です。

昨年、「冬芽拝見」というシリーズで、
いくつかの樹木の冬芽を紹介したのですが、これが意外にアクセス数が多く、
冬芽というテーマに関心を持っている方が多いことに驚きました。
私も「樹皮」と「冬芽」には以前から関心があり、
沢山憶えたら野歩き・山歩きもさぞ楽しかろうと思い、
身近な所でまず庭の木の冬芽を記録し始めたのが「冬芽拝見」。
今年も少しずつ続けてみようと思います。

という訳で今年の第一弾はタブノキの冬芽。
じつは庭にタブノキを植えるまで、この木の冬芽がどんなものか
まったく知りませんでした。
おそらく身近にあるタブノキがほとんど大木なので、
枝先の様子が目に留まるような機会を得なかったのだと思います。
庭に植えた苗木はまだ低いので、下枝が観察するのに手頃な高さ。

タブノキはクスノキの仲間らしく、若い枝はこの仲間に特徴的な
若々しい緑色をしています。
その先端部には去年広げた新しく力強い葉が茂り、そのまた先端の中央に
さして小さくもない涙滴型の冬芽が用意されています。
冬芽は鯉のぼりの横腹に並ぶウロコの一枚一枚のような
弧を描く鱗片の重なりに覆われていて、
日に照らされると鈍い光沢を放ちます。
先端の尖った部分は赤味が強いのですが、逆側、すなはち付け根側は
若枝の緑色を引きずっていて、これが赤い先端に向かうまでの
何とも言えないグラデーションが印象的です。
この緑から赤へのグラデーションというのは私が好きなラン、
パフィオペディルムの原種にもよく見られる色調で、そのせいもあってか、
どうもタブノキは南方系の印象が余計に強く感じられます。

庭にこの木を植えたのにはいくつか理由がありますが、
一番の理由はアオスジアゲハがこの木を食樹にしているからです。
まだ樹高3メートルほどですが、すでに昨年アオスジアゲハは
この木に産卵してくれています。
強剪定にもよく耐える木なので、樹高が5〜6メートルに達したら
今度は横枝を詰める様にして、長くお付き合いしようと思っています。

Tabunokifuyume

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温室雑草 -アジアンタム-

年末から元旦の荒れた冬型の天気に比べ、
ここ数日は日ごとに穏やかになってきて、今日は風が弱かった昨日よりも
更に風が無く、気温も9℃まで上がりました。

それでも朝の冷え込みは強まっているようで、まだ大丈夫だと思っていたら
うっかりして温室の暖房の灯油を切らしてしまいました。
暖房が止まった影響で、今朝は温室内が5℃まで下がりました。
この気温で温室内の植物が
直ちに駄目になってしまうということはありませんが、
いきなりの寒さでみんなさぞびっくりしたことでしょう。
可哀想な事をしちゃいました。

今日の写真はそんな我が家の温室の床で、
インパチェンスと勢力を二分する強雑草、アジアンタムです。
このパラパラと広がる繊細な葉に見覚えのある方も多いでしょう。
アジアンタムは、ホームセンターなどでもよく売られている熱帯産のシダで、
ミニ観葉や大きなポット植えのものまで、様々なサイズが並んでいます。

元来丈夫な性質ですが、根があまり植え替えを好まないのと、
湿度が不足するとすぐ小葉がカサッと丸まってしまうのが
家庭園芸ではちょっと扱いにくいところです。
ところが、温室の中ではその強健ぶりと旺盛な増殖力をいかんなく発揮!
温室の床だけでなく、ランの鉢や着生ランをつけてあるヘゴからも
胞子が芽生え子株にまで成長してきます。

買った憶えは全くないので、おそらくランか他の観葉植物の苗に
胞子がくっ付いて入り込んだのだと思います。
どうやら2タイプあって、写真のように細かい小葉がたくさん集まり
三角形状に広がるタイプの他に、一枚の小葉が横に広くて
舌状になるタイプがあります。
アジアンタムというのは属名で、この属の中にはいろんな種があるので、
2つのタイプはそれぞれアジアンタム属の違う種なのかも知れません。
日本にも、クジャクシダ、ホウライシダ、ハコネシダなどの種があり、
そのどれもが外国のアジアンタムにひけをとらない、
繊細で美しいシダです。

雑草扱いしてはいますけど、この温室内のアジアンタムとて、
決して嫌いな植物ではありません。むしろ本当に美しいと思っています。
特に成長した葉の少し濃い緑色と、
広がったばかりの若々しい葉の薄緑色のハーモニーは最高です。
また葉軸が艶を持った漆黒であるところも、とても上品な感じ。
ただとにかく、殖えるんですよねえ。
もしかしたら温室の主流であるパフィオペディルムの環境が
アジアンタムの生育にピタリなのかも知れません。
好きなだけに、雑草として抜かざるを得ないのはつらい所。
欲しい人がいれば、あげるんだけどなあ・・・

Onshitsuasiantum

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冬のドライフラワー

今日は北風が強く無かったので、ウッドデッキの塗装を敢行!
何とか予定していたところまではかどりました。
残る部分は脚立に乗っての作業となりますから、今日塗ったところが
きれいに乾いてからの作業となります。

朝は-4℃まで下がりましたが、日中は8℃を超えました。
これからの時期、この気温で風が弱ければいい陽気と言えますね。

写真は池の循環水路部分に植えたヤマアジサイの枯れた花序。
アジサイの仲間ではお馴染みの姿、冬のドライフラワーです。
色気も何もありませんが、枯れきった顎片を光が透過する際に見せる
繊細な模様が目に留まりました。
浮き出る葉脈と顎片同士がオーバーラップした部分に出来る影が
何とも素敵でした。
凍り付いた冬の蒼い影の中で、有機的な茶色い色彩は温かく感じます。
風が吹く度に鳴る乾いた軽い音も印象的でした。

Yamaajisaidry

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洋ランのエビネ

お正月の二日目も冬型が続いて、ますます空気が乾燥してきました。
こんなときは温室で暇をつぶすに限る・・・と午後の温室に
駆け込みましたが、温室内もいつもより若干乾き気味、湿度が55%でした。
それでも外に較べたらパラダイスです。少々コケ臭いですが(笑)

写真はタイの山に自生するラン、
カランセ・ロゼア(Calanthe rosea)です。
カランセ属は日本にも沢山の種類が自生していますが、
我が国ではカランセなんて呼ぶより、
エビネといった方がよほど通りがいいですね。

エビネの仲間は冬でも青々とした葉が残るものがほとんどですが、
洋ランとして扱われる東南アジアのカランセは
意外にも花の時期には落葉して、バルブと呼ばれる栄養茎の付け根から
にょっきり花茎を立ち上げて開花します。
花の基本的な形態は日本のエビネ類とほぼ同じで、
唇弁の後方に距という筒状に伸びた部分が突き出るのも同じです。
同じ一種類の中に色の濃淡や唇弁の形状の変異が幅広く見られる所も
共通で、写真のロゼアはそのピンクの花色から種小名がつけられましたが、
花色の濃淡にはかなり個体差があります。

我が家の株はやや淡いピンク色で、
ロゼアという名がよく似合っている優しい花色だなー・・・なんて、
個人的にはちょっとお気に入りです。
全体に生えているホワッとした白い軟毛も
この花を一層優しく見せているかも知れません。
咲いた所もいいのですが、開きかけた蕾がとても好きです。
日本のエビネとは全く趣を異にする、
同属でありながらこれはやはり洋ランだなーと感じる一種ですね。

Calanthe_rosea

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謹賀新年

2009年の元旦は、昨年同様、カラリと快晴。
北風が強いな・・・もうちょとほのぼのと日向ぼっこしたいんですが(笑)

皆様、明けましておめでとうございます!
本年も私と当ブログを、どうぞどうぞ宜しくお願いします。

人が沢山出る前に、初詣に出掛けました。近所の女化稲荷神社です。
混む前に・・・と思っていたのですが、
既に境内は沢山の人で賑わっていました。
こんな世相ですから、
せめて神様にすがりたいのはみな同じという事でしょうが、
それでもこうして人が集える場所があって、ちゃんとみんながそれを
拠り所にしているのはなんだか嬉しい様な、ホッとする様な・・・

いつも以上に念入りにお祈りしましたですよ。
全ては無理そうなので、いくつかでも少し明るい方向に向かう様に。
何しろ去年はガックリ来る事が多すぎましたからねえ・・・

皆さんは、どのように新年を迎えられたのでしょうか?
今年はいい年、楽しい年にしたいですね。
おかげさまで私も家族も、健康で新年を迎える事が出来ました。
今年の目標は、公私ともしっかりとした新しい根を張ること・・・
丸ボウズになった植物はこれをできるかが分かれ目です。
まあ、丸ボウズになった訳ではありませんが、
今までのやり方では通用しない事の方が、多くなる様な気がします。
そのくらい、世の中もガタついているみたいです。
新しい根を張らないことには、新芽も花も望めません。
以前から企んでいた事を、いくつか実行してみます。

庭とビオトープでは、ミニ菜園だった所をミニ棚田に作り替えて、
芹と米をつくろうと考えています。
短期的には、春までのオフシーズン中に、
まだ作りかけ状態のロックガーデンを組み終わること。
寒いなんて言ってられないかも・・・(汗)

Hatsumoude2009

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