« 氷上のホッピング -ツグミ- | トップページ | 冬のカシワ »

日本一お若い・・・?

本日の画像は寒のさなかにゲンゴロウです。
種類は度々ブログで紹介しているマルコガタノゲンゴロウ。
水温を20℃に保った水槽で、冬眠せずに元気よく過ごしています。

この冬、飼育しているゲンゴロウは野外越冬させています。
今までは写真の個体のように、保温水槽で冬をやりすごしていましたが、
昨冬クロゲンゴロウとシマゲンゴロウの一部を野外で越冬させたところ、
春から繁殖シーズンまでの流れがとても順調だったので、
やはり自然個体同様、寒さに当てて越冬させる事が大切と思ったのです。

ゲンゴロウは、水中で越冬するものと、上陸して越冬するものがいます。
種類によって傾向があるようですね。
昨年の晩秋、大きなプラスチックのコンテナを土に埋め込んで
中に深水と陸地の両方を設け、水底は田泥の上に落ち葉
陸地は泥ベースでその上にピートモス層、さらに落ち葉を盛りました。
全てのゲンゴロウにこの条件の中から越冬環境を選んでもらいました。
その結果は・・・
●ゲンゴロウ・・・・・・・・・すべて水中の泥の中
●マルコガタノゲンゴロウ・・・すべて水中の泥の中
●クロゲンゴロウ・・・・・・・ほとんど水中の泥の中、一部上陸
●シマゲンゴロウ・・・・・・・水中の泥の中と上陸が半々
●コシマゲンゴロウ・・・・・・ほとんど水中の落ち葉の下、一部上陸
●ヒメゲンゴロウ・・・・・・・すべて水中の落ち葉の下、半活動状態?
●マルガタゲンゴロウ・・・・・すべて水中の落ち葉の下
●ハイイロゲンゴロウ・・・・・すべて水中の泥の中、半活動状態?
となりました。
しかし、限られたスペースでの二者択一みたいな条件ですので、
これが全くの自然の越冬スタイルとは言えません。
時間を掛けて冬のゲンゴロウ探索をしてみないと、
ホントのところは謎ですね。

さて写真の個体ですが、この個体は唯一例外的に保温水槽にいます。
じつはこの個体、なんと昨年の12月16日に蛹室から出て来たものです。
何しろ産卵が10月初旬でしたから自然状態では生育できず、
保温飼育でやっとこさ成虫になりました。

親は外で飼育していたので、10月と言えば
普通だったらもう産卵する時期ではないのですけれどね。
室内飼育でも、さすがにもうこの時期は生まないはず・・・
でもどういう訳か5個ほどの卵を産み、うち3個がふ化しましたが、
成虫になれたのはこの1匹だけです。
師走に羽化するなんて、
ひょっとしたら日本一お若いマルコガタノゲンゴロウかも知れません(笑)
今からいきなり外には出せませんから、春まで水槽で過ごしたら、
以降は野外越冬の個体と合流して繁殖にトライです。

Maruko090126

|

« 氷上のホッピング -ツグミ- | トップページ | 冬のカシワ »

栽培と飼育」カテゴリの記事

コメント

どもです。
やっぱ、冬眠をする生き物を繁殖させるためには
それなりの寒さに当てることが大切ですよね~。
そう思ってうちもですね、ゲンゴロウじゃないけど、
カメを現在冷蔵庫の中で冬眠させてます。
うまくいけば冬眠あけに交尾をして繁殖をって狙ってまーす。
家の中で冬眠できるような温度の場所があればいいのだけど、
今の北海道の家って気密性が高いから、
なかなか冬眠できるような温度になるような部屋はないのよね~。
うちは暖房を入れてない部屋でも10度以上はあるかな。
10度っていったら、カメの冬眠には微妙な温度なので
今年は食べ物を入れてない冷蔵庫に入れちゃった。

投稿: こー | 2009年1月29日 (木) 01時18分

どもですー。
うんうん、拝見してますよ。ヒメニオイガメでしたっけ?
どうですか、順調みたい?
やっぱり越冬もリズムのうちなんですよね、きっと・・・
越冬する生物はたいていそのあと繁殖期を迎えるから、
内分泌系なんかも関係してると思うのですよ。

ところで、以前太郎さんにも同じ話を聞いたのだけど
北海道の住宅の保温気密性は本当にすごいみたいですね。
暖房入れないのに10℃!?
うちよりずっと温かいですよー!いいなー

投稿: ぐりお | 2009年1月29日 (木) 22時43分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/487746/27513612

この記事へのトラックバック一覧です: 日本一お若い・・・?:

« 氷上のホッピング -ツグミ- | トップページ | 冬のカシワ »