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並み花 -シュンラン-

嵐の一日が過ぎ去りました。
明け方までの強風はまれに見る凄さで、家がどうかなるかと思いました(笑)
午前8時を回った頃でしょうか。一瞬風が止み、
その後風は南から北へと面白いくらい一転しました。
風よりも雨が中心となり、その雨がおさまった夕方、北から晴れて来ました。
こういう時は気圧が急激に変わります。おまけに湿った空気が体温を奪い、
実際の気温よりもずっと冷えた感じ。またお馴染みの頭痛と悪寒が・・・
あ〜・・・まだ体調が悪い(苦)

せめて写真は春らしく、一昨日撮影した庭のシュンランを載せましょう。
他の数株で蕾の様子を見て、開花はもう少し先だと思っていたのですが、
たまたま見ていなかった一株が既に咲いていました。

シュンランってお花お花していない花ですが、
特有の気品があって気に入ってます。
花の形がそう感じさせるのか、折り鶴と共通した和の美を感じます。
「シンビジウムも日本の風土に育てば日本流だ!」と
世界に胸を張れる名花だと思うのですよね。

中国にもシュンランはありますが、これが不思議と日本のものとは
花の雰囲気が微妙に違います。
日本でも、九州南部の薩摩系と呼ばれるものは花茎が長く
顎片の開き方や角度も異なり、お国柄が見られるようです。

以前、写真の株の花を見た客人が「ああ、並み花ですね・・・」と
おっしゃいました。それまでそういう言葉を知らなかったのですが、
その方は東洋ランのご趣味があって、その世界では
銘品とうたわれる花や葉の色・斑・質感の変異した
「変わりもの」「芸もの」に対して、
普通のありふれた個体を「並みもの」「並み花」と言うそうですね。

趣味の方から見ると当然並み花ではない方が有り難いものなようですが、
一植物種としては、並み花の方が遺伝的に優れています。
かたや人に愛でられ伝統の中で見いだされ、受け継がれる事で生き残り、
かたや野生の生存競争に打ち勝ち、生き残る・・・こうしてみると、
どちらも自分なりの生き残り戦略を持っているように思えて来ます。
人間の生き方にも重なりそうで面白いですね。

ちなみに私は自分を並み花だと思うし、
平々凡々に生きる事の重さもちったあ分かる年になりました。
ゆえに、前者の生き方をよしとします。が、
案外言われることも多いんですよね・・・「変わりもの」って(笑)

Shunran090312

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コメント

 えっ!?もうシュンラン咲いてるんですか?
全然気づきませんでした。我が家の株も見てみなくっちゃ。
なんというか、ホントに品のある花ですよね。
 ところで、この『ジイバア』、
方言として慣れ親しんだ呼び名だったのでそのまま口にしてたんですが
Wiki〇〇でその語源を読んでびっくり!
ええ~!?どうしよ~。妙齢の美女(←大嘘)が口にする
言葉じゃなかったのかも~・・・。
以前牧野植物園でランについて『ボボ見える』と雑感が綴ってあって
『・・・ボボ・・・。ボボって何でしょうね。なんだか
聞いた覚えがあるような気がするんですけど』って
同行されてた方に尋ねてスルーされた事があったんですが、
またしてもしてやられた~!
 ぐりおさんはこの花のおひたし食されたことありますか?
格別に美味ってものでもないけれど、食卓が春めいて嬉しいものですね。

投稿: クワデン | 2009年3月15日 (日) 00時13分

シュンランいいですよね~。
私も好きなランです。
一度でいいから野生のシュンランを見てみたいのですが、
こちらでは盗掘等で全く見られないんですよ~。
ヒグマ覚悟でほんとに山奥まで行ったら有るのかもしれませんが・・・・・・。
一度いいからフィールドで見てみたいなー。

投稿: こー | 2009年3月15日 (日) 21時38分

クワデンさんどうもです。
どうですか?シュンラン咲いてました?
うちは記事に載せた株以外の開花はまだちょっと先になりそう。
一株だけ早かったのですよ。
ところで、俗名の語源なんてとても確定できないでしょうけど
私はホクロの語源といわれる唇弁の斑点をお年寄りのシミに例えた
言い方の延長として、ジジババ(ジイバア)を説明した説も聞いた事がありますよ。
つまり、よく見かける小株に二輪仲良く並んで付いた様子を
お顔にシミをこさえた老夫婦に例えたのだ、という・・・
この方がだいぶ抵抗感はないですよね。

しかし、ランの花がとかくあっち系に例えられる事が多いのもまた事実。
私の愛するアツモリソウなんか「ふ●りばな」ですし、
クマガイソウに至っては・・・あぁっ、ダメ!とても言えないっ!!(赤)

シュンランの花のおひたしですかー。
いや、食した事はありませんが、何とも雅ですね。
フツーに塩漬けをお茶にしたり小鉢に添えたりというのは経験ありますが。
やってみようかな・・・できる位に殖えたら、ですけどネ(笑)

投稿: ぐりお | 2009年3月15日 (日) 22時56分

こーさんどーも!
ええっ、大北海道で盗掘されて見られないのですか!?(けっこうショック)
こちらでもやっぱり盗掘されまくりですね。
しかもやられる時はごっそりやられますから、自生地はほぼ壊滅します。
ごっそりやられる理由は、昨年の1月30日のブログに書いた通り・・・
なんか切なくなっちゃいます。

もうひとつの原因として、雑木林が放置されると、アズマネザサがびっしり
繁茂してしまうので、それで消えてしまったところも多いです。
以前は近所にも雑草的に生えていましたが、
フィールドでは本当に見る機会が減りました。残念!

投稿: ぐりお | 2009年3月15日 (日) 23時04分

ご安心下さい。
ぐりおさんは「芸もの」「並ばな」共に持ち合わせています(笑)
(あっ、誉め言葉。)
周りの人から見て、光り輝くものをお持ちなのでしょう!
(誉め過ぎ (爆) )

ジジババは実家の庭の片隅、砂利のところに少し咲いていました。
私が高校卒業して家を出た後、建て替えたのですが、移動してもらえなかったようです…。

母がジジババと言っていましたが、そういう語源とは知りませんでした。

投稿: 太郎 | 2009年3月16日 (月) 08時35分

太郎さんども。
いや、まわりから見て純粋に言葉通りの「変わり者」ということでしょう。
自分でもそう思うところが多々あるくらいですから(笑)

ジジババですが、そういう理由ならなんでまた爺婆なんですかね。
むかーしむかしの爺婆は、例えば更年期前とか、
そのくらいの世代を指していたのかなあ・・・
なあんかピンと来ないのですよねー。

投稿: ぐりお | 2009年3月16日 (月) 18時27分

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