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2009年3月

池の早春2009

ようやく気温が平年並みというところでしょうか。
午後から少し温かくなりました。
とはいえ、ここ一週間程の寒さで止まった春の動きは
まだ平年のこの時期の状態に追いついていません。
本当なら、もう少し春めいた感じのする風景だったはずですが、
先月のカットとあまりかわり映えがしませんでした。

庭の定点撮影を引っ張って引っ張って、
もう早春とは言えなくなってしまいました。
満開のクサボケを待っていたのですが、
とうとう月末になってしまいましたのでやむを得ずアップ。
でも実はこれでも、クサボケは結構咲いているのですが、
遅霜にやられて花弁の赤い色が抜けてしまい、
脱色したように白くなってしまいました。
ここへ来て、こんな事は初めてです。

そうそう、池の中が大きく変化しました。
上空に雲があるため、反射で光って見にくいですが
冬の間見られた水草とその上に積もった落ち葉でできた、
「水草天井」が跡形も無く消えています。
これは例年になく多い個体数が押し寄せた「蛙合戦」によるもので、
池の中が相当かき混ぜられました。
ヒキガエルのチューブ状の長い卵塊は、
池の南岸沿い・・・画面の右側の底に集中して産みつけられています。
どういう訳か、浅棚や流入部など、他の部分では見られませんでした。

もうひとつの変化は画面中央のクヌギの木に
シジュウカラの巣箱が掛かったことです。
シジュウカラの夫婦、毎日様子を見に来ていますが、
まだ入ってはくれません。
でも見に来ているということは、
まだ入居物件が決めっていないということでしょうから、
ささやかな期待を込めてもう少し様子を見てみましょう(笑)

Ike2009soushun

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アマナ満開

今日は仕事で筑波山の麓の方まで出掛けましたが、
やはり風は冷たかったです。
帰り掛けに北条大池というサクラの名所を覗きましたが、
お花見のぼんぼりが賑やかに並んでいるものの
サクラはまだ咲きそうにありませんでした。

写真は我が家のアマナ群落。こちらはちょうど今が満開です。
アマナの花はカタクリより一回り小振りですが、
上向きに開くので揃って咲くとそれなりに目立ちます。
でも晴れるとすぐ開くというレスポンスの良さはないので、
トータルで開いている時間は案外短そうです。

アマナの難点はあまり花付きが良くない事。
写真には20輪前後が写っていますが、実際の株数は
花をつける大きさに育ったものだけでも
ざっと花の数の3倍近くはありそうです。

子供の頃、河原に降りる土手を埋め尽くす様に
咲いている場所があったのですが、
一体あそこにはどれほどの株数があったのだろうと思います。
我が家にはこんな群落が合計6カ所ありますが、
写真のここが一番花付きがいい場所です。

花が咲き終わったアマナは大急ぎで実を結び、充実すると
そっと伏して種をこぼし、程なく短い活動を終え球根の眠りに就きます。
そのころには今アマナの葉の下でようやく緑色の姿を見せ始めた
ノコンギク、カントウヨメナやツリフネソウと主役を交代します。

Amana090330

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レビューは第三幕

これで寒気の流れ込みは何日続いているでしょうか。
今日も空気の冷たい一日でした。お天気は良かったんですけどね。

写真は今月11日に芽だしの様子を掲載したヤマウグイスカグラ。
3週間足らずでレビューは第三幕へと進み、
可憐な小花を下向きに咲かせています。
第二幕のネクタイのように下がった蕾も載せたかったのですが、
うっかりして撮影しそびれてしまいました。

ヤマウグイスカグラはスイカズラ科の落葉低木、
分類の上では双子葉植物を二つに分けたうちのひとつ、
合弁花類に属します。
合弁花類というのは読んで字のごとく、花弁の先の形状はともかく
付け根側が合着して筒状になっている花のグループです。
スイカズラ科の他にも、ツツジ科、モクセイ科など、
お馴染みの科が肩を並べます。

多くの合弁花類では花の付け根の筒状部分に蜜腺があり、甘い蜜を蓄えます。
と、いうことは虫をアテにした受粉という訳ですが、
ヤマウグイスカグラにどのような受粉者(ポリネーター)がいるのかを
ちゃんと観察したことがありません。
筒状の部分は長さが1センチ以上ありますから、
それなりの口吻を持ち合わせた昆虫でないと、
蜜にありつくことはできそうにありません。
チョウ?でもやっぱり来ているところは見た事ないなあ・・・
もっとも自家受粉で結実するのなら、雄しべよりひと際突き出した雌しべが
こぼれ落ちた花粉をたやすく受け取る事が出来そうですね。

そうそう、その実がまた可愛いのですよ。
それがこの次の第四幕。今度は撮りそびれない様に気を付けないと・・・

Yamauguisukagurahana

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取っ組合い -スズメ-

この時期にしては、寒い日が続いています。
天気予報では花冷えと表現していましたが、
花、まだあまり咲いてませーん(笑)

今年はビオトープで「!」という事件を目撃することが多く、
最近ではキジバトの寒中バタフライとか、
ヒキガエルの繁殖の巻き添えになった哀れなウシガエルなど
目の当たりにして仰天!という出来事がありました。

今日の事件もなかなかのモノでしたよ。まあ、写真を見てやって下さい。
ご覧の通りどちらもスズメなのですが、
別に死体が2羽分・・・という訳ではありません。
速いシャッターなので止まって見えますが、実は猛喧嘩の真っ最中。

スズメはエサ台のまわりでも枝にとまっている時も
よく小競り合いを起こします。時にはエスカレートし、
追い回したり突き合ったりすることがありますが、
いやぁー今日のは凄かった!

最初はこの2羽、エサ台で接触したんです。
別に場所を取り合う程混雑していた訳でもないのに、
癇に障ったんだか、ウマが合わなかったんだか
いきなりジャカジャカ鳴いて突き合いを始めました。
そのうち脚でお互いの体を引っ掴んで、
突くんじゃなくて大口を開けてガブリ!!
驚きました。そこまでやるか!

その体勢のまま地面に落ち、団子になってごろごろごろごろ・・・
大車輪よろしく転げ回っています。
写真の状況を解説すると、お互いが左脚で相手の右脚を掴み、
觜どうしもがっぷりかみ合っています。

時々離れてはまた団子になって転げ、10分近く取っ組み合いしてました。
やがて絡み合う様に飛び去りましたが、隣の建物の影に降りて、
きっとまた続けているのでしょう。鳴き声が響いてますから・・・
これも新型の鳥インフルか!?
軍鶏からでも感染したんじゃないでしょうかね(笑)

Suzumetokkumiai


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アマナ咲く

今朝はぐぐっと冷え込みましたよ。最低気温は-2℃まで下がりました。
久し振りに、霜柱も氷も見られました。
お天気がなかなか安定しませんね。この時期仕方ないことではありますが、
気温がちと低い・・・サクラの開花が大幅に遅れそうな気配です。
もっとも、考えようによってはお花見の期間が長くなるとも言える訳で
雨と風がほどほどであればこの傾向が続くのも悪くないかもです。
欲を言えば、サクラが5分咲き程度の頃にこうだと完璧なのですが・・・

当地ではようやくコブシが咲き始めました。
市街地に植栽されたものは満開に近いのですが、
近くの里山に自生している木ではまだ咲き始めたばかりです。
今年は随分遅いですね。

写真は当ブログでお馴染みの、「日本産チューリップ」アマナです。
こちらもようやく咲き始めました。
今日は午前中だけ晴れたので、気温が充分に上がった午前11時頃から
曇り出す午後2時過ぎまでの短い時間に、20輪余りが開きました。

アマナはカタクリとは別属ですが、それほど縁遠い植物でもありません。
共に球根性のユリ科の春植物で、効率よく花を開くために
お天気がいい時を選んでまめにしぼむところや、
地際から展開する2枚の葉で短い期間に翌年の栄養を作り、
新球に蓄えるところなど、生活史には共通の部分が多く見られます。

人間との関わりで言えば、球根部分が食用になるところや
草刈り等人間の手が入ったところに生育する点が似通っています。
残念なことに、乱掘や開発や耕作放棄で
激減しているところも共通ですね。

しかし、アマナはカタクリと違い、アリの力を借りずとも、
こぼれ種からでも発芽しますし、生育環境も河原から田畑の畦、
山道脇や雑木林まで様々なロケーションに適応し、群落を作ります。

我が家の庭でもなかなか殖えないカタクリを尻目に、
春植物の中で随一の増殖傾向を示しています。
このまま殖えてどこぞのカタクリみたいに
一面に咲いてくれるのも楽しみだし、
球根を甘辛く炊いていただくのもまた嬉し・・・
色気と食い気、花と団子のせめぎ合いです(笑)

Amana090326

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おたまパラダイス

西高東低の気圧配置で、寒気が流れ込んでいるそうですが、
なるほど、日射しの割に空気が冷たかったです。
明日は今日より気温が低めのようですから、要注意ですね。

今日の写真は排水路の水際です。
どうです、この有様!2月から産卵が続いたニホンアカガエルの卵塊は
その殆どが既にオタマジャクシのふ化を迎えています。
つまりこれ、すべてニホンアカガエルのオタマジャクシ。

ニホンアカガエルのオタマジャクシは
ややグレーがかった薄茶色をしていますが、それはある程度成長したもの、
はじめのうちは、かなり黒っぽい焦げ茶色をしています。

でもこうして写真を見ていると、
焦げ茶色でも2種類あることに気が付きます。
普通に焦げ茶色っぽいものと、やや赤味が強いもの・・・
そういえば卵も赤っぽい粒のものがありました。
赤っぽい卵が、やはり赤っぽいオタマジャクシになるのではないでしょうか?
アカガエルは親の体色にもバリエーションがあります。
もしかすると、親の体色と卵・オタマジャクシの色も
関係があるのかもしれませんね。
画像の中には、早くふ化し既に一回り大きくなったものも混じっています。
そうした個体はやや体色が薄くなり、背中の尻尾よりの左右に
アカガエルのオタマジャクシの特徴である楕円形の紋が現れてきます。

アカガエルの産卵は一週間余り前に一旦終了、前半部隊が産卵を終えました。
後半部隊が産卵を始めるのはサクラが咲く頃です。
なぜ中休みが入るのか分かりませんが、
ちょうど休みの間にアズマヒキガエルの繁殖が行われることから、
それを避けている様にも思えます。
その時期下手に混在すると、先日のウシガエルの様な目に遭うことを
アカガエルは知っているのかもしれませんね。

今年はこれまでに65卵塊を記録しています。
昨年は前半・後半部隊の合計が70卵塊でしたから
おそらくその記録は更新されるはず・・・ひょっとすると80を超えるかな?

Akagaeruotama

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見納めの風景

写真の風景、とてもお気に入りの場所だったところです。
昨年の今頃はまだコナラ、エノキ、サクラ類、オニグルミなどに覆われ、
森の中を渓流と山道が交差しながら縫って走る場所でした。
このような開けた風景ではなかったのです。

注意してみると、地面の一定の高さまで大きな木が全て排除されています。
そう、ここは近い将来、ダムの底に沈むのです。
画面の右上に電柱が並んでいますが、ここは新しく広い道が通りました。
その道の向こうには、元々の山林が切られずに残されています。
橋のある古くて細い道は今は通行止めになっていて、
広い方の道に車を止めて歩いて降りて来るしかありません。

実はこの一体の自然、凄いんです!
豊かな清流は夏でも水が冷たくて、
ヤマメやカジカガエルがたくさんいるんです。
トンボやチョウも珍しい種類が見られ、
アカショウビンの「キョロロロロ・・・」という声も何度か聞いています。
夜はゲンジボタルの光がゆれる中、ヨタカの声が響きます。

もう少し歩くと、田んぼに向かって下がるのり面があって、
そのわずか300平方メートルほどののり面に
カタクリ、イチリンソウ、ニリンソウ、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、
ヤマエンゴサク、ジロボウエンゴサク、ヤマブキソウといった
春のスター植物がいっぺんに咲く場所があったんですよ。
しかしそこも、水没するため耕作放棄されてからはのり面に笹が生い茂り、
春のスターたちはすでに5年程前から殆ど見られなくなりました。

ここを初めて訪れたのは24年前、まだ独身の頃でした。
低山帯に見られる生態系を模式化したかのような見事な自然に
それはそれは大感動でした。
ここに見られる自然は久慈川以北のものとは微妙に違い、
かつては筑波山周辺にもあったであろう自然の姿を織り交ぜています。
県南部では、残念ながらそれは殆ど失われてしまいました。

ここを流れる川は相川といい、もう少し下ると那珂川に合流します。
そのちょっと手前に堤体を設け、大型のダムにするのです。
ダムの目的は主に農業用水の確保だそうですが、
一帯では減反が進められ、今なお地域では減反の割当に苦しんでいます。
那珂川は水量が豊かで、農業用の利水設備も整備が進んでいるのに
ここにまたダムをこしらえる必要性がまるで理解できません。
第一、相川の水量もまた安定しているのです。
なぜなら、この豊かな山林が実に優秀な自然のダムだからです。

ダム化するのはお金さえ掛ければ簡単な事ですが、
水没する事で失われたここの自然を元に戻す事はダムの工事費用の
100倍の予算を設けてもおそらく不可能でしょう。
税金の使い方も土地利用のあり方も非常に疑問を感じてなりません。
こういうことは、この不況の中にあっても
まだそこら中で進められているのです。はて、どうしたものか・・・

Suibotsutiiki

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謎のロゼット判明!

お日様が出ないとやはり風が冷たく感じます。
朝は小雨模様で昼前には一時的に日も射しましたが、ほぼ一日中曇り。
それでも最高気温は11℃、さすがに3月下旬です。
最低気温は一日の終わりに出た4.5℃でした。

昨年11月3日のブログで、
排水路際の湿地に生えた謎のロゼットを紹介しましたが、その続報です。
写真がそれですが、前回紹介した時とは葉の印象がちょっと変わりました。
先端の舌状部分に続いて徐々に小葉っぽく切れ込み
全体的により縮れっぽく、ややザラっぽくなって、
昨年見た時のテラッとした感じとは違っています。
これ、ほぼコオニタビラコで間違いなし!

ということは、昨年の春と比べ4〜5倍に殖えていますね。
殖したい植物だったので嬉しいです。
この勢いで殖えてくれれば、来年の七草粥には使えそうだな・・・
あとはナズナを庭で作れば、春の七草は自家調達できそうです。

■追記:↑とか書いてしまいましたが、実際のところ、このロゼットは
    ゴマノハグサ科のムラサキサギゴケであることが後日判明し
    ました。本物のコオニタビラコのロゼットは2009年12月22
    日の記事でアップしましたので、訂正の追記とさせていただき
    ます。申し訳ありませんでした。

Koonitabirako0903

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女神降臨・・・

・・・したんですけど、風が強くてちょっとあおられてました(笑)
ちなみにこの風、成田空港では貨物機があおられてしまったようで、
こちらはとても笑い事ではありません。
新幹線と並んで運行上の死亡事故が無かったのが自慢の成田空港で
とても残念な事になってしまいました。
亡くなられた乗務員の方のご冥福をお祈り申し上げます。

さて、写真の女神様は春の野草の女王ともいわれる
お馴染みのカタクリの花。
ユリによく似た花ゆえ、スプリングリリーとも呼ばれますね。
我が家では毎年6〜7輪がかわいらしい姿を見せてくれます。
もっと沢山、限られたエリアで良いから一面に咲いてくれるといいのですが、
大切に育てても簡単に殖えてくれる植物ではないので、見果てぬ夢です。

カタクリは広義の球根植物ではありますが、
基本的にあまり分球しません。もっぱら種子繁殖が頼みですが、
これとてアリによって地下に運び込まれた種子が翌年発芽し、
毎年春の短い期間にだけ僅かずつ成長し、
8〜10年でようやく開花に至ります。
地下の土質(共生菌など土壌菌類を含む)、地上の光環境についても
言われているよりずっと生育条件が厳しい植物な様で、
毎年一面にカタクリの咲く場所が、その背景にいかに豊かな森林生態系を
擁しているかがうかがわれます。

実は私の住む地域に、カタクリの自生は見られません。
どうも大昔の海進の時期に
ここが海(古東京湾)の底であったためと思われます。
ここから一番近い自然の自生地は筑波山です。
そういう意味では、このカタクリは我が家の庭の定義に当てはめると
「栽培植物(=園芸植物)」のコーナーに植えるべきなのでしょうが、
気持ち的に、ビオトープコーナーに植えています。

だって、この花の隣に外国のオダマキやアネモネがあるより、
やっぱりニリンソウやヤマエンゴサクとハーモニーをしている方が
似合いそうじゃないですか?
フクジュソウやセツブンソウもこのカタクリと同じ理由で、
この地での自生は見られなくても、ビオトープの野草として扱っています。

Katakuri090323

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開花秒読み -クサボケ-

春の嵐は想像以上に暴れ、各地に風害が出た様ですね。
当地も午後から一層南西の風が強まり、雨がしぶきの様に
横殴りに降ったり吹き上げたり・・・
気温がまた高くて、最低が6℃、最高は18.5℃でした。
生暖かい暴風雨は、ちょっと台風みたいでした。

それでも午前中は薄日が射す時間もありました。
写真はそんな折りのカット、
いよいよ開花直前となったクサボケです。
園芸種のボケみたいなはっきりとした赤ではありませんが、
このにじみ出す様に染まって行く朱橙色が大好きです。
クサボケは池の南北両岸に植えてあり、
咲きそろうとなかなかの賑やかさです。

このクサボケは、梅と同じ花芽分化の特性を持っていて、
多くの花は去年伸びた枝ではなく、
もう一年前・・・つまり一昨年の枝に付きます。
それ以上前の部分や新しい枝にも僅かに花が付く事がありますが
基本的にこれは例外。ですから管理も梅と同じで、
花芽が分化する時期以降に昨年枝をカットしてしまうと
次の春に見られる花はぐっと減ってしまいます。

里山周辺だと何気ない道ばたののり面などによくクサボケが見られますが
最近では自動苅り払い機で地面すれすれからきれいに刈られてしまうので、
たとえ株が沢山残っている場所でも
いっこうに花が見られないところもある様です。

クサボケに限らず里山の多くの植物は、
人が腰を屈めて地面と語らうような付き合い方が出来るところでないと
なかなかきれいな花を見せてはくれないみたいですね。

Kusaboke090319

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那珂川の岸辺

平年並みの温かさとはいえ、
このところ4月並みの陽気が続いていましたから、
風が少々冷たく感じられました。

今日は一息つけるお休みでしたから、久し振りに車を走らせ、
那珂川の河原へ出掛けました。
水戸より北なのでまだそれほど春らしさは無いだろうと思っていたのですが、
我が家の近くよりも菜の花類が多く咲いていて、
河原はうきうきする様な彩りでした。

県境を流れる利根川、その支流である小貝川、鬼怒川を除くと
茨城県を流れる大きな川は久慈川とこの那珂川ということになります。
サケ、アユ、モクズガ二の漁でも知られる川で
秋にはサケの遡上が橋の上からでもよく観察できます。

栃木県内ではもっと川幅が狭く、山間を流れる清流の趣がありますが、
茨城県に到達する頃には川幅も広がり、ゆったりと流れる
中下流〜下流の様相を呈しています。
しかし、水はなかなかの透明度を維持しており、
私の住む県南部の大型河川に比べると水がきれいだと実感します。

家人が育った藤代町(現取手市藤代)は小貝川にほど近いところだったので、
このような大きな川の河原は自分の原風景なのだと言います。
とても落ち着き、リラックスするのだとか・・・
私はどちらかというと山間部を身近に暮らす事が多かったのですが、
やはり大きな川のほとりに立つと、
気持ちまでゆったりするというのはよく分かります。ですから今日は、
せっかくこっちまで来たのだからという気持ちもあったのですが、
何をするでも無くのんびりブラブラを楽しみました。
心無しかそよ風に揺れるセイヨウカラシナの花も
水辺の鳥たちものんびりしていましたが、
ひっきりなしにさえずるヒバリだけはとても忙しそうでした。

Nakagawa090321

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侵略者に思わぬ落とし穴

久し振りのお湿りで、潤いました。
といってもこの前の雨は14日でしたから、実質一週間経っていませんね。
しかし、それでも久し振りに潤ったと感じる程、
今週は乾いて、風が強い一週間でした。
予報よりもお天気の回復が早く、お昼を待たずに陽が射してきました。
朝の気温が11.5℃、最高気温が15.5℃、そして最低気温は
今(23:55)出ている3.5℃ですか。冷え込んできましたね。

池では蛙合戦が3日目を迎えていますが、ヒキガエルたちは増える一方で、
ざっと見た感じで軽く30匹以上はいるようです。
こうなると池のドタバタも相当なもので、
水草の天井もジュンサイの越冬芽もめちゃくちゃ!
池がかき混ぜられて濁っています。

無我夢中の雄たちはもう誰でも良いから抱きつくという始末、
池の中央付近に、5〜6匹の雄に抱き付かれ、
かの犬神家のポスターみたいに(古いな)
足を突き出したメスが見えたので、まずいと思い網で掬い取ってみると、
何と!それはヒキガエルのメスではなくウシガエルでした。
写真の個体がそうですが、もう絶命寸前です。
隠れて見えませんがお腹の一部が裂けていて、脇腹や背中も擦り剥け
血がにじんだり白くなったりしています。
気の毒ですが、おそらくもう助からないでしょう。

岸に上げても一匹の雄ヒキガエルは頑として離れませんでした。
しっかりと抱き付く前脚はウシガエルのアゴの骨の後に強く食い込み
その力と来たら私が両手で剥がそうとしても全く動きません。

ふと思い出したことがあります。ちょうど一年前・・・昨年の3月下旬、
池に大きなウシガエルの死骸が沈んでいるのを見つけ引き上げました。
真っ白になってお腹が裂け、そこから卵がこぼれ出しているという
悲惨なものでした。
その時は深く考えず、越冬に失敗したのだろうと思っていました。
違いますね。おそらく、今回と同じ事が起きたのでしょう。

この件についての報告は聞いた事がありませんが、
ヒキガエルが集団産卵をする池では、
ウシガエルはこういう目に遭うかもしれないということです。
無敵と思われた里山の侵略者に、思わぬ落とし穴です。

この時期のウシガエルは、水温の上昇とともに越冬から徐々に醒め、
まだ動きが鈍いにもかかわらず、
呼吸のため水面に鼻つらを出す頻度は高まります。
そこにヒキガエルが集結し、メスだと勘違いしたヒキガエルの雄たちは
我先にと馬鹿力でウシガエルにタックル!たまったものではありません。

つくば環境フォーラムが運営する筑波山麓すそみの田んぼでは、
在来の生態系が豊かに残り、まとまった水域では
今なおかなりの数のヒキガエルの集団繁殖がみられます。
そしてこの田んぼ、ウシガエルがいません。
すぐ下流にはいるのですが・・・
もしかすると、ヒキガエルの充分な個体数を支える周囲の自然と
集団繁殖に適した水辺があるすそみの田んぼでは
ヒキガエルがウシガエルの侵入を阻んでいる側面があるのかもしれません。

Ushigaeruhikigaeru

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入ってくれるかなー

またまたモヤ〜ッとした黄砂の空でしたね。
しかし、気温がぐんぐん上がり、20℃に達しました。
午後からはこの時期特有の南西の温い風が強くなりました。

写真は日曜日に掛けた巣箱。シジュウカラ用のセッティングです。
本当は遅くとも1〜2月には掛けておかなくてはいけないのですけどね。
というのも、シジュウカラは既に繁殖直前の準備態勢に入っていて、
「愛の巣」の物件選びの最中だからです。
確実に利用してもらうためには、この時期にはもう
鳥にとって見慣れた巣箱になっていなければいけない訳です。

さらに、シジュウカラに利用してもらうためには
入り口の直径を27〜28ミリにしなければなりません。
これが30ミリだと、巣箱はまずスズメのものになってしまいます。
僅か2ミリの差が、利用者を分けるのです。
手引書には29ミリまでシジュウカラ用のサイズとして
書かれているものもありますが、
以前私は29ミリにしてスズメにとられた経験があります。

今回使用した巣箱は既製品。ボール紙で出来たキットです。
だいぶ前に入手したものですが、日本鳥類保護連盟が販売していたもので
「バードハウ巣」だったかな?そんな製品名です。
本来は使い捨てにしても自然に還る、というコンセプトで
わざわざボール紙製なのですが、水性ニスを浸透させ繰り返し使っています。
勿論、害のない天然成分の塗料を選んでいますけどね。

今回はシジュウカラがお気に入りの
3本のクヌギの中の一本に掛けました。
まだ直接触れてはいませんが、近くまで何度も来て様子を伺っています。
突如現れたあまりにも怪しい中古物件ですが、
供給過剰な人間の住宅業界と違って、鳥の住宅事情はかなりの物件不足。
利用してくれるんじゃないかな〜、と期待しています。

Bird_house

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蛙合戦2009 -アズマヒキガエル-

今日も黄砂が見られ、昨日よりも雲が少なく一日晴れたのに
太陽光発電量は15kw/日でした。
黄砂が無かったらおそらく17〜18はいったと思います。
黄砂現象そのものは昨日より今日の方が凄かったようですね。
洗濯物の白いブラウスの方のところに少し黄土色がのっていました。
関東各地でも20℃近くまで気温が上がった様ですが、
当地では16.5℃でした。午後から南西の風が強かったものの
気温の高さは体感できました。

今日は昼間から池が賑やかでした。
「グッグッグッグッグッグオッグオッグオッ・・・」
「グウゥ〜ッッ、グウ〜ッ」
大きくはないけれど、びよんびよんというビブラートが掛かった独特の声、
いよいよアズマヒキガエルが臨戦態勢です。
最初の個体が池に姿を見せ始めたのは13日ですが、日に日に個体数が増え、
もうおそらく20匹以上は来ていると思います。

午後になって、ばちゃばちゃという音もし始めました。
勢い付いた7〜8匹が、夜を待たずに勇み足です。
複数のオスがメスを追いかけ
蹴ったりあおったりと激しくやり合っています。

そして今(23:10)、声は止む事無く響き、
バッシャンボッチャンと池のあちこちでしぶきが光って見えます。
蛙合戦2009、いよいよ始まりました!
今年は一応みんな直江兼続を気取っている様ですよ。
「愛」掲げちゃってますから・・・(笑)

Kawazugassen0903

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結果エコ・アクション

Iroenpitsu28

今日はとても気温が高かったのですが、風が強くて残念でした。
風はどうやら大陸の黄砂も運んで来たようで、
お日様が微妙にもやっとしていましたよ。

さてさて、今日の写真は色鉛筆のセット。
28色のセットなんです。ちょっと珍しいでしょ。
ディズニーのわんちゃんがお気に入りのデザインでして・・・
これ、見ての通りの年季もので、ケースの裏には私の氏名の前に
「四の五」なんて入っています。使い始めたのは小学校3年生の時からで
今でも現役ですから・・・わ!38年も付き合ってることになりますねー。
色鉛筆はバラでも売っているので、無くなった色は買い足すことができます。
ですからケースを大切に持っていれば、自然と長い付き合いになります。

勿論、別にエコロジーの観点ではありません。
以前にも書きましたが、私、道具類などの物持ちがいいんですよ〜。
気に入ったらとことんです。物への愛着はかなり強い方ですね。
でも、これは結果エコでしょうかね。
最近は洗剤や各種薬剤など、詰め替え商品も当たり前になってきましたが、
あれはさすがに「私、このレノアのボトルがたまらなく好きで・・・」
という人はあんまりいないでしょうね。
しかし、多くの人が継続的に消費するものですから、
詰め替えを選択する効果はエコロジー的にもエコノミー的にも
大きいと思います。出来れば詰め替えじゃないオリジナル商品との価格差を
もうちょっと付けてくれるとリユースを薦める上ではいいんだけどなー。
普通にお得を選ぶ事でエコできるなら、勿論そちらを選択する・・・
という感覚の人も、少数派ではなくなって来た様に思います。

先日、このブログでコメントを入れてくれた中に書かれていた
「エコ・アクション・ポイント」もお得にエコする市場を広げる
試金石のひとつになるかも知れません。皆さんはご存知ですか?

「エコ・アクション・ポイント」はこのシステムに参加した
温暖化対策型商品・サービスを購入・利用することでゲットできる
プログラムポイントです。たまったポイントは、
交換商品や電子マネーとの交換が可能、ポイントは2年間有効です。
運営管理は株式会社ジェーシービー(いわゆるお馴染みのJCB)、
事業そのものは今のところ環境省のモデル事業という形です。

このシステム、立ち上がる前から耳にしてはいたのですが、
あまり表舞台に出て来ていなかったので、実際の姿がわかりませんでした。
しかし↓の通り、しっかり公式サイトが立ち上がっていました。
http://eco-ap.jp/

さっそく入ってみたのですが、う〜ん、ちょっと分かり辛いなあー。
立ち上がったばかりだから参加事業体が少ないことや
対象商品・交換商品が充実していないのは仕方がないのだけれど、
ポイントのため方に二通りあって、その2種類の性質の違いやメリット、
分けた必要性が全く説明されていないので、
もの凄く唐突で付き合わされてる感じ。
これじゃあ荷物が邪魔で入り口が狭くなってるようなものですね。
もっと抵抗無く全容を把握できるつくりはなかったのかしら。
個々の枝葉を淡々と説明している感じで、システムを一塊にした
コーディネートが弱いのではないでしょうか?
少なくともサイトがショッピングモールでなければいけないのですよ。
目的はどうであれ消費行動の喚起という性質は必要でしょう。
しろくまちゃんのキャラなんかは面白いのですけどねー・・・

もしよかったら皆さんもサイトへ行ってみて、色々騒いでみて下さい。
声を事務局に入れちゃうのも良いかも知れません。→eco@info.jcb.co.jp
ともあれ会員も参加事業体も裾野が広がる様な魅力あるシステムに
ブラッシュアップを続けないといけないですね。
こういう取り組みは中途半端にやって失敗するのが一番良くないですから。
趣旨は申し分ありません。分かりやすいし、賛同します!
というか価値観のシフトは間違いなく今後必須な事ですしね。でも、
プリウスにしても詰め替え商品にしても、ただのエコとは違いますもの。
切り口の両側を見るコーディネートが求められます。


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おトクで楽しくSTOP温暖
化!「エコ・アクション・ポイント」

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活着してね! -ミヤマムギラン-

今日は文句無し、温かく穏やかでした。最高気温は15℃。
最低気温は2℃で、今週は温かめの日が続く様ですね。
霜が降りる日はあとどのくらいあるでしょう?
もう1〜2回、寒の戻りがあるかも知れません。

写真は昨日植え付けた日本の野生ラン、ミヤマムギランです。
学名はBulbophyllum(=Cirrhopetalum) japonicum
ちょっとマニアックな洋ランとしてお馴染みのバルボフィラム属です。
バルボフィラム属のうち花序の先端が
水平散開放射状に分岐して花を付けるタイプを
特にシルホペタラム属として分ける考え方もありますが、
その場合、ミヤマムギランはこのシルホペタラムに属します。
種小名のヤポニクムまさに「日本の」という意味。
とても小さな着生ランで、西南日本の樹上、岩上に着生します。

この小さな野生ランは割合古くから栽培されているポピュラーなもので
苗が沢山出回っているので買おうと思えば簡単に手に入るのですが、
不思議と今まで縁がありませんでした。
ところが先日近隣のホームセンターでえらく簡易なパッケージで
大量に売られているのを見つけました。
プラ製の平べったい網袋に申し訳程度の杉皮を台紙に入れられた苗は
いくら休眠期とはいえそりゃもうひどいコンディションでした。

植え付けた苗は緑色の球根が連なった様に見えるでしょ。
これはバルブ(栄養茎)です。本来はこのバルブの先から舌状の葉が
伸びているはずなのですが、見事に一枚も見当たりません。
それでも多くの着生ランは、適切な植え付けと管理のもとでなら
大抵の場合ここから復活することができます。
それを信じて購入しました。何とか助けてあげたいと思います。

さっそくヘゴ棒から切り出したブロックにしぼったミズゴケの
マットを敷いて植え付けました。
ミヤマムギランは、バルボの中では湿り気を好むタイプのようですから、
湿度の目安として小さなハイゴケの仲間もくっ付けました。
温度、日照、湿度は任せておきなさい。あとは頑張れるだけ頑張って!

上手く生育したら、少なくとも再来年までには
ピンクの可愛い花を咲かせてくれるはず。絶対活着させるぞー!

Miyamamugiranuetsuke

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二番手のアイリス

最高で12.5℃、気温はまあまあ程度でしたが、
日射しはすっかり強くなっていて、春を感じます。
午前中は北風がちょっと肌寒かったものの、午後はぽかぽか・・・
このところ忙しくて庭の仕事が遅れていたのですが、
ようやく池の流入水路の掃除が出来ました。
ニオイタチツボスミレが咲き始めていました。

写真は寒咲きアヤメ(Iris unguicularis)です。
いつもの年なら12日の記事で紹介したイリス・レティキュラータより
こちらの方が先に咲くのですが、今年は少々遅れをとったようです。
でも、例年になく輪数が多く、
離れて見てもちょっとした薄紫のかたまりに見えます。
一輪の花命が短いのと花付きが悪いのがたまに傷なんですが
今年は本当に良く花が付きました。
生育が安定してきたのかもしれません。

このアヤメ、花がほっそりしていてボリューム感がない上、
大きな花弁が下に垂れない水平咲きなので
日本のアヤメ類にくらべ横から見た時の印象が希薄です。
なのでいつも写真を撮る時は上からのカットになりがち。
昨年は3月14日の記事に登場していますが、
振り返ってみるとやはり上からのアップでした。
もっとも、花を訪れる虫へのサインが込められたデザインですから
これでいいのかも知れませんね。

Kanzakiayame0903

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並み花 -シュンラン-

嵐の一日が過ぎ去りました。
明け方までの強風はまれに見る凄さで、家がどうかなるかと思いました(笑)
午前8時を回った頃でしょうか。一瞬風が止み、
その後風は南から北へと面白いくらい一転しました。
風よりも雨が中心となり、その雨がおさまった夕方、北から晴れて来ました。
こういう時は気圧が急激に変わります。おまけに湿った空気が体温を奪い、
実際の気温よりもずっと冷えた感じ。またお馴染みの頭痛と悪寒が・・・
あ〜・・・まだ体調が悪い(苦)

せめて写真は春らしく、一昨日撮影した庭のシュンランを載せましょう。
他の数株で蕾の様子を見て、開花はもう少し先だと思っていたのですが、
たまたま見ていなかった一株が既に咲いていました。

シュンランってお花お花していない花ですが、
特有の気品があって気に入ってます。
花の形がそう感じさせるのか、折り鶴と共通した和の美を感じます。
「シンビジウムも日本の風土に育てば日本流だ!」と
世界に胸を張れる名花だと思うのですよね。

中国にもシュンランはありますが、これが不思議と日本のものとは
花の雰囲気が微妙に違います。
日本でも、九州南部の薩摩系と呼ばれるものは花茎が長く
顎片の開き方や角度も異なり、お国柄が見られるようです。

以前、写真の株の花を見た客人が「ああ、並み花ですね・・・」と
おっしゃいました。それまでそういう言葉を知らなかったのですが、
その方は東洋ランのご趣味があって、その世界では
銘品とうたわれる花や葉の色・斑・質感の変異した
「変わりもの」「芸もの」に対して、
普通のありふれた個体を「並みもの」「並み花」と言うそうですね。

趣味の方から見ると当然並み花ではない方が有り難いものなようですが、
一植物種としては、並み花の方が遺伝的に優れています。
かたや人に愛でられ伝統の中で見いだされ、受け継がれる事で生き残り、
かたや野生の生存競争に打ち勝ち、生き残る・・・こうしてみると、
どちらも自分なりの生き残り戦略を持っているように思えて来ます。
人間の生き方にも重なりそうで面白いですね。

ちなみに私は自分を並み花だと思うし、
平々凡々に生きる事の重さもちったあ分かる年になりました。
ゆえに、前者の生き方をよしとします。が、
案外言われることも多いんですよね・・・「変わりもの」って(笑)

Shunran090312

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さよなら、青い流れ星


Sakurahayabusa

また風がざわついています。空気がかき混ぜられてますね。
近づいて来る低気圧が急速に発達しているそうで、
西日本から下り坂だとか・・・
雨だけならいいのですが、風が強く吹き荒れるようですから、
日本海側ではまた風雪ということになりそうですね。

今夜のお天気が気になります。
というのも、今日は東京-九州間を夜通し走り続けて結ぶ
長距離寝台特急ブルートレインのラストラン。
無事にダイヤ通り運行されればいいのですが。

ブルートレインには中学から高校にかけての時期、
幾度もお世話になりました。
当時九州の佐賀に住んでいたので、東京との往復、
そしてその後東京に引っ越してからも友人に会いに行くため
小遣いでまかなえる運賃の旅は、やはりブルートレインでした。
いや、実は時間や手間を考えたコスト的には
新幹線の方がメリットがあったのですが、好みの問題でブルトレでした。
よく利用したのは「さくら」と「みずほ」・・・
とても素敵な「旅の途中」をたくさん貰いました。

そも、旅というのはどこから始まるのか・・・
やはり私の場合は、自宅のドアを出たところからですね。
駅までの道程はいつも通りでも、心持ちが違います。
私鉄から山手線に乗り換え、歩き慣れた東京駅で駅弁を調達したら、
それはもういつもの東京駅ではありません。
こんな旅のわくわくする気持ちを決して追い越さない程度のスピードで
ブルートレインは目的地まで連れて行ってくれました。
食堂車の案内、消灯の案内、朝の挨拶・・・通常の列車の旅では
全くあり得ない、時間と空間を長く共有する列車ならではの
細やかな心遣いがありました。
関門トンネルの前後では、列車を牽引する機関車も交代します。
それぞれの役目に応じて3台の機関車が活躍するのです。
鉄道環境の異なる地方をまたぐ旅は、時間だけでなく手間もかかります。
それがまた非日常の楽しさでした。
そして、その手間を惜しまない職員の方や列車にありがたみを感じました。

今日、「旅は目的地に到着してから始まる」という感覚の人も
多くなったと聞いた事があります。
今時の子供たちは、バスや列車・・・マイカーでさえも
車中の時間は退屈なだけで、ゲームをしたりDVDを見たりしないと
間が持たない様ですね。
他事他人に関心が無い昨今の風潮を象徴するかの様です。
確かにこんな時代にはブルートレインは合わないのかもしれません。
早さと便利さは豊かさのひとつだったはずですが、
それを当たり前に手に入れた時、落っことした物もある様な気がします。

28年前「さくら」の車中で、下のベッドに一人で乗ってきた小学生を
食堂車に誘った事を思い出しました。
兄貴ぶってミートソースをごちそうしてあげました(笑)
ブルトレが好きで好きでたまらないと語っていたあの小学生は、
今日のこの日をどんな気持ちで迎えているでしょう。


●写真は2002年に撮影したもの、「さくら/はやぶさ」で到着した列車には
 次の進行方向から「富士」のヘッドマークを付けた機関車が付きました。
 もうこの頃、ブルートレインの運行の合理化はだいぶ進行していました。

Ef6653fuji

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花リレー2009、スタート!

ビオトープエリアの野草では、
既にセツブンソウ、フクジュソウ、ユキワリイチゲが咲いていますが
園芸植物としては、今咲きそろった原種アイリス(イリス)の
イリス・レティキュラータ(Iris reticulata)がトップバッターです。

昨年の3月にも「エキゾチックなアイリス」として紹介しましたが、
本当にいつ見てもこの濃い青紫は目立ちます。
植えてある場所の周りがノシバの進出が目覚ましい状況なので
その枯れた葉の白茶色に包まれて、
一層メリハリが利いて強烈な色彩に見えます。

このアイリス、一株からたいてい2輪の花が咲きますが、
同時ではなく、2輪目は1輪目が終わってから咲き出します。
写真の花はまだ1輪目が咲いたばかり、ですからしばらく楽しめます。
2輪目が咲く頃には、すぐ手前に植えたヒメリュウキンカ
(ラナンキュラス・フィカリア)の濃い黄色とデュエットになるでしょう。
これまた色相環では補色同士の関係ですので、
一段と互いに相手を目立たせる様になります。

少しずつ重なりながら続いてゆく花リレー。
毎年同じ顔ぶれですが、見飽きる事はありません。
ひとつひとつが、年に一度の再会ですからね・・・

Iris_reticulata090312

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レビューが始まる -ヤマウグイスカグラ-

北海道の北東海上まで進んだ低気圧は
18時現在で954ヘクトパスカルまで発達しています!
北国の皆さんは荒天の直中にいらっしゃる事でしょう。
お見舞い申し上げます。被害が無いといいのですが・・・

この低気圧の影響で、今日はこちらでも強い北風が冷たかったですよ。
12℃という最高気温は体感的には到底感じられませんでした。
風は今もごうごうと音を立てています。

一方庭では春先の動きがあちこちに見られ、
さすがにここまで来ると、もう少々の冬将軍の再来にも
足踏みばかりではないようですね。
写真はスイカズラ科の低木、ヤマウグイスカグラの芽吹きです。
先頭を切って顔を出しているのは、丸く充実した蕾。
もうほんのりとピンク色に染まっていて
ちょこんと頭を出した様な姿が何とも可愛らしい・・・

この可愛らしい里山の低木は、これから下向きにぶら下がる初々しい蕾、
やはりぶら下がったまま星の様に開く小花、
そしてその後に出来る透明がかったミニさくらんぼのような実と
見事に「可愛いらしさが変身する」レビューを演じます。

さながらステージの様にも見えるまあるい台座は
昨年冬芽を用意する時に落ちずに残った托葉。
これは対生する2枚の托葉が合着してできた形で、
スイカズラ科の何種類かにはしばしば見られますが、
この形質が普通の葉にも見られるのが園芸種のツキヌキニンドウですね。

スター揃いのスイカズラ科の中でも
殊更に可愛らしいヤマウグイスカグラ。
次のステージも機会があったら紹介してみましょう。

Yamauguisukaguramebuki

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おはようさん -シマゲンゴロウ-

最低気温7℃、最高気温16.5℃。
今日は4月並みの温かさだったのですが、
一番気温が上がる時間帯、ちょっと北風が強くて残念でした。
その北風、夕方にはピタリとおさまりましたが、
夜になってやや西よりに変わり、再び強く吹き始めました。

写真は昼過ぎのまだ風がそよそよ吹いている頃のカットです。
ゲンゴロウの野外越冬水槽の蓋を取り、春の日射しを入れました。
すると早速一匹のシマゲンゴロウが、
木片に登って来て日光浴を始めました。
シマゲンゴロウはハイイロゲンゴロウやコシマゲンゴロウと並んで
割合早くから活動している姿を見かける種類です。
もっとも真冬でも完全な越冬をせずに動いているヒメゲンゴロウは
すでに繁殖に入りかけている個体もいるようですが・・・

実はこのシマゲンゴロウは水槽内に設けた陸場に上がって越冬をした
上陸越冬組です。
しかし、今日は最初から水中をゆったり泳いでいましたから、
ここ何日かあった温かめの日に、目覚めて動き出していたのでしょう。
野生の個体も、このような事があるのかもしれません。
フィールドでも今までに何度か、
3月によたよた泳ぐシマゲンゴロウを見た事があります。

さて、せっかく日なたボッコをしていたのに、
だんだん北風が強くなって来たためか、この個体はポチャンと
水の中に帰って行きました。
彼等が本格的に動き出すまでには、まだもう少し時間が掛かりそうです。

Shimagen090310

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寒中水泳 -キジバト-

Kijibatibutterfly

天気はどんよりでしたが、気温は高かったです。
こういう天気なのにほんわり温かいというのは、
春が本格的に走り出した証拠ですね。

そのせいという訳でもないのでしょうが、
今日はとびきり変なエピソードを目の当たりにしましたよ。
お昼過ぎ、二階の窓から何気なく池を見下ろしていると、
3羽のキジバトが池の畔で水を飲んだり、まどろんでたりしていました。
いつも寄れば喧嘩の彼等にしては、平和な昼下がりのひとときでした。
しかし、その中の1羽がやおら首を伸ばしたかと思ったら
いきなり池の中心めがけてダイブ!

いや見てるこっちがビックリしました。
決して飛び立つのに失敗したという訳ではなくて、
ご本人の意思で池に飛び込んだ様にしか見えませんでした。
しかも、羽根を開いたまま飛ぶ様に動かし、
潜ったり飛び出したりしています。これはどう見てもバタフライ!
飛び込んだ個体は、最初画面の左にいる個体のすぐ隣にいたんです。
それが池の中心方向に向かって飛び込み、徐々に進路を取舵に傾け
画面右側にいるもう1羽の右奥の岸まで泳ぎ切りました。

キジバトはよく派手に水浴びしていますが、
今日みたいなのは水浴びって言うんでしょうか?
いつもは「寒水浴」というシリーズで紹介していますが、
今日はあえて「寒中水泳」としました(まあ、もう春ですけどね:笑)

それにしても他の2羽の様子も面白いですよ。
右の個体は水没してる石の上で何事も無かったかの様にまったりしてるし、
左の個体なんか水に浸かったまま・・・寝てます!
確かに鳥は体温高いけど、みんなそんなに暑いのか!?
一体なんなんですか、あんたらは・・・
まさかみんなして鳥インフルに罹って、熱出してんじゃないでしょーね。

Kijibatibutterf2_3

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もうすぐ食べごろですが

今日の最高気温は7.5℃、
最低気温が5℃ですから、あまり差がありません。
しかし、それほど寒いとは感じませんでした。
今頃になって、ようやく体が寒さに慣れて来たということ?
一種の加齢現象ですかね(笑)

写真は昨日のカット、ヤブカンゾウの新芽です。
一昨日の雨の名残りが葉の間に挟まった水玉になっていますが、
折からの北風と乾いた空気により
周囲の落ち葉はすでにカラカラに乾いています。

このヤブカンゾウの新芽、くせがなくて美味しいのですよね。
もう少しで食べごろになりますが、どうしようかな・・・
このまま立派に伸ばして、山菜が乏しい初夏に
お楽しみをとっておくという手もあります。
というのも、ヤブカンゾウは初夏に沢山出て来る蕾もまた
美味しく食べられるからです。

ヤブカンゾウは全て八重咲きで、結実しません。
しかし、里山などでは近縁種のノカンゾウよりもよく目にするようです。
栄養繁殖しか出来ないヤブカンゾウが、
なぜこれほどまであちこちにあるのか・・・
それは、食用に適するため飢饉対策として、ヒガンバナなどと同様、
人為的に植栽されたからと言われています。

ヒガンバナは有毒なのでよく茹で、流水に晒さないと食用にできませんが、
ヤブカンゾウは無毒でくせが無く、
ほとんど野菜といっても良いレベルの、とても使いやすい野草です。
おひたしはもちろんあえもの、汁物、天ぷらと一通りの食べ方が可能。
おまけにあまり土質を選ばず、丈夫でよく殖えます。
何が起こるか分からないこれからの時代、
自家食料自給率を上げるためお宅にも一本、どスか!?(笑)

Yabukanzoume090305

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サクラと競争 -クサボケ-

予報では晴れのち曇りでしたが、日中いっぱいお日様が出てくれました。
しかし昼過ぎまでは強い北風が冷たくて、
気温を感じることができませんでした。
それでも最高気温は12.5℃、最低気温は夜に出た6℃ですから
数字の上では朝から温かかったのですね。

昨夜水辺でごった返していたアカガエルの産卵状況は
ゲンゴロウの繁殖プールで4、水路で18、いずれも一晩の卵塊数です。
ちょっと意外ですが池では0でした。
それまでの合計が19でしたから、昨夜だけでそれを上回る産卵数!
これで合計の産卵数は41となりました。

写真は蕾をだいぶ膨らませてきたクサボケの芽。
蕾をしたから支える様に、葉も展開を始めています。
玉の様な蕾のトップから鮮烈な朱色の花弁が顔を覗かせるのも
もう間もなくだと思います。
今年は例年より10日程早いと言われているソメイヨシノと競争ですね。
現在の大きさだけで比べればクサボケの圧勝ですが、
ソメイヨシノは芽が動き出してから凄い早さで開花に到達しますから
まだまだ油断は禁物でしょうか・・・

Kusabokehaname090305

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ちょっとボロですが・・・

今日の雨ですが、なかなかの雨量でした。
池も水路もオーバーフローしました。
夜になっても気温が7℃あり、お湿りと温かさで思った通り、
池も水路もアカガエルでごった返していました。
明日の朝卵塊の数を数えるのが楽しみです。

写真は晴れた昨日のものです。
ちょっとボロですが、これでも咲いたばかりのユキワリイチゲ。
今年の一輪目です。
弁先が欠けてボロに見えるのは、
まだ蕾のうちに毛虫君が齧ったからです。

他の草が目覚めていないこの時期に柔らかな花を開く
セツブンソウ、フクジュソウ、そしてこのユキワリイチゲは
にわか陽気で目覚めたはらぺこ虫には格好の御馳走ということになります。

このユキワリイチゲのちょっと紫っぽくもありローズピンクっぽくもある
独特の花色は、淡色のキクザキイチゲとは違うし、
桃色花のアズマイチゲともやっぱり違う、
個性的で微妙なピンクなのでとても気に入っています。
虫さんもう齧らんでくれい!今年は何輪咲くかなあ・・・

Yukiwariichige090305_2

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オタマ第一陣の誕生

また久し振りの・・・そしてまた一日だけの晴れでした。
のち曇りとの予報でしたが、
完全に雲に覆われたのは夕方になってからでしたので
思ったよりお天気がもちました。
最高気温は10℃、同じ10℃でも、晴れなかった時とは大違いで、
ぽかぽかとした春らしさが嬉しかったですね。

順調に発生を遂げた最初のオタマジャクシが、
今日卵塊から泳ぎ出てきました。
ニホンアカガエルのオタマジャクシで、
この卵塊が今年の第一号、2月10日に産卵したものです。
泳ぎ出て来るまでに、3週間あまりかかりましたね。

やはり水温が低いためか、発生速度が遅い様です。
泳ぎ出た後も、水温が高い時のオタマジャクシと違って、
動きが鈍く、ずっとボーッとしていますが、
時々思い出した様にピピピピッと泳ぎます。
まだ天敵の多くも活動していないので、
こんなんでもほとんど襲われたりはしないようですよ。

ここは池だから大丈夫ですが、
田んぼなどでは、最も脅威となるのはヤゴでもザリガニでもなく、
乾燥なのでしょうね。

周囲の卵塊でも、産卵された順に発生が進んでいる様です。
傍らでは今でも産卵行動が続いているので
アカガエルの場合、大きく育ったオタマジャクシの泳ぐ隣に
まだ発生の途中の卵塊があったりします。
ヒキガエルではこのような産卵期の幅は見られません。
そのヒキガエルもあと1週間前後で合流するはず。
池がカエルの親子で賑やかになる季節がやってきます。

Akagaerutanjou

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不思議なバニラ効果

結局大した事なかったですね、雪。
恐れていた路面凍結もありませんでした。
うっすらと積もった昨夜の雪は、午前中に消えてしまいました。
春の淡雪でした。

さて、先月世界らん展に出掛けた際、
自分用のランのお土産はパフィオペディラム・サンデリアヌムの
2作程度の苗ひとつっきりでしたが、実はもう一株ランを買いました。
当日は家人の誕生日でもあり、都合で一緒に出掛けられなかったので
彼女への誕生日のプレゼントとして購入したものです。
自分の誕生日に多忙で出掛けられない中、
私一人で観覧しちゃったものですから、そこはほら、
キッチリ押さえとかないと、ね(笑)

で、そのもう一株のランが写真の花です。
デンドロキラム・グルマケウム(Dendrochilum glumaceum)と言います。
写真はもう咲き終わりに近い状態で、ちゃんと咲いている間は
一輪一輪がもっとピッと開いています。
随分行儀良く並んで咲く花でしょー。秩序を感じます。
この花序も美しいのですが、この種を選んだのはその香りです。
実はこの花、強いバニラの香りがあるのですよ。

色や形ではなく、香りでランを選んだのはこれが初めてです。
もちろん、性質や管理方法は何となく知っていたので、
これは手に負えそうな種類だと思ったのも確かですが・・・

バニラと言えば、バニラエッセンスのバニラもランの一種ですよね。
バニラ属・・・というのがあります。
このバニラの花が受粉して出来た実を特殊な発酵処理したものが、
いわゆるバニラビーンズです。
確か那珂にある茨城県植物園の大温室に、このバニラの大きな株が
栽培展示されていたと思います。

さて、咲き終わりに近い今の状態でも、
デンドロキラム・グルマケウムのバニラの香りはまだまだ漂っています。
匂いが無意識のうちに食欲を刺激するという事はやはりあるらしく、
この花が来てからというもの、息子が夕食後
食器を台所に下げた拍子に
「デザートにアイス食べていい?」なんて言うんですよ(笑)
彼はこの花の事には気が付いていない様なので
無意識に香りに反応しているのだと思います。
それを聞くたびに家人と二人、ニンマリしています。
おっかしいの・・・(笑)

Ddc_glumaceum


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今年は3輪 -セツブンソウ-

夜になってから降り出した雪はうっすらと積もっていますが、
今はやんでいます。これからまた降り出すのかもしれませんね。
明日の朝は凍結に注意しないと・・・

写真は昨日撮影のセツブンソウ。
実生も含めたくさん出ていますが、
今年の開花はどうやら3輪だけになりそうです。
原因は、開花が期待できる大きな球根が食べられてしまったからです。
犯人はまだ判明していません。
しかし、大きな球根が植えてあるところには
見事にトンネルが貫通していて、全く芽が出てきません。

トンネルそのものはモグラかヒミズだと思うのですが、
そこを通って球根を食べる犯人は、アカネズミのような気がします。
何か対策を考えないと、せっかく実生苗も出ているのに、
球根が育ったところで片っ端から食べられてしまいますね。

同様の被害がキクザキイチゲ、ユキワリイチゲ、アマナ、フクジュソウ
カタクリ、ヤマエンゴサクと、多くの春植物で起きています。
この中で植物が消滅の危機に晒されていないのは、
既に数が多く、毎年増殖率も高いアマナだけです。
ほかの種類は増殖する前に大きな株からやられているので、
このままではいずれ消滅するかも知れません。

鉢植えで作れば問題は解決ですが、これは本意ではありません。
理想論かも知れませんが、栽培ではなく共存がいいのです。
しかし言い換えると、露地植えで持続的な生育が出来ないという事は
食害も含め、環境の不備ということになります。
おそらく、まだ土壌と植物相が貧弱なので、
ターゲットにされやすいのでしょう。
普通のガーデナーの方には不思議がられそうですが、ビオトープ的には
共存に適した雑草(コンパニオンプランツ)が足りないということです。

確かに庭の雑草は、ヒメジョオンやオオアレチノギク、ブタナ、
セイタカアワダチソウ、メマツヨイグサ、メリケンカルカヤなど、
外来の侵略的な種類が優先しています。
これがもっと小型で多様な在来の雑草に置き換わると
共存したい野草たちとの折り合いもつきやすいのでしょう。

Setsubunsou090302

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侵略開始!? -ヤドリギ-

やっとやっと晴れましたよー!!
実に2月21日以来のちゃんとした晴れ。
でも、北風が強くて冷たかったです。
でもって明日は雪の予報、早くもぐずぐずどん冷えの天気が再開です。

久し振りの晴れなのでお昼に庭を一回りしたのですが、
その時何気なく「そういえばあのヤドリギの種はどうなったかな」と
昨年エノキの枝にくっ付けたヤドリギの種を見てみると・・・
何と、動きがありました!

種子は相変わらず元粘液の接着剤でしっかりと固定されていましたが、
種子を覆っていたウスカワがぱくっと割れて、
中から濃いオリーブグリーンの種子本体がちょこんと覗いています。
そして、その種子から左右斜め下方向に何か出てる!
種子と同じオリーブグリーンの腕の様なもの・・・

これ、出来立ての寄生根?
いよいよ侵略活動開始ですか!?
さあ〜て、これからどうなるのか。
興味津々で見届けたいと思います。乞うご期待!

Yadorigihatsuga

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怪獣の体重測定

結局、今日も晴れませんでしたねえ。
予報で明日は日射しが・・・とか言ってましたが、
がっかりするのも飽きたのでアテにしない事にします(笑)
それでも今日は夕方以降の冷え込みがやや弱く、
日付が替わろうとしている今の気温は4℃。

そのせいか、庭では池でも水路でも、アカガエルのググククククッ、
ココココココッという声が大合唱です。
あ、でもアカガエルの場合は、ひそひそ声の大合唱。
鳴嚢を持たない彼等は、大きな声を響かせる事ができませんから。
そのかわり、時として水中に沈みがら鳴くという特技をもっています。

写真は・・・またこんなグロものをすみません!
2月18日の記事に登場した、シェンクリングオオクワガタの3令幼虫です。
大きな菌糸瓶で飼育していたのですが、それでも殆どの部分を
食べ尽くしてしまったので、2本目の瓶に移すために取り出しました。
これはついでの体重測定です。

写真の幼虫は一番大きい個体で、体重は37グラムありました。
これがどの程度の成長ぶりなのか今ひとつピンと来ないのですが、
ぱっと見日本のカブトムシの幼虫より一回り大きい感じです。
以前飼っていたパラワンオオヒラタクワガタの幼虫ほどではありませんが
「うお、でかいな!」と言わせる迫力はありますね。
ピンと伸ばして広げた足が、赤ちゃんっぽくて好きです。(変すかね?)

二本目の瓶も特大サイズなので、さすがにこれも食べ尽くすということは
ないと思うのですが、頭のすぐ後の太さを見ると、
もうちょっと大きくなりそうです。
もしかすると40グラムを超えたりするのかも知れません。
あんまり大きくなると羽化不全の確率もぐっと高くなるので、
ほどほどにしといて欲しいなあ・・・

Schenk090228

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