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さよなら、青い流れ星


Sakurahayabusa

また風がざわついています。空気がかき混ぜられてますね。
近づいて来る低気圧が急速に発達しているそうで、
西日本から下り坂だとか・・・
雨だけならいいのですが、風が強く吹き荒れるようですから、
日本海側ではまた風雪ということになりそうですね。

今夜のお天気が気になります。
というのも、今日は東京-九州間を夜通し走り続けて結ぶ
長距離寝台特急ブルートレインのラストラン。
無事にダイヤ通り運行されればいいのですが。

ブルートレインには中学から高校にかけての時期、
幾度もお世話になりました。
当時九州の佐賀に住んでいたので、東京との往復、
そしてその後東京に引っ越してからも友人に会いに行くため
小遣いでまかなえる運賃の旅は、やはりブルートレインでした。
いや、実は時間や手間を考えたコスト的には
新幹線の方がメリットがあったのですが、好みの問題でブルトレでした。
よく利用したのは「さくら」と「みずほ」・・・
とても素敵な「旅の途中」をたくさん貰いました。

そも、旅というのはどこから始まるのか・・・
やはり私の場合は、自宅のドアを出たところからですね。
駅までの道程はいつも通りでも、心持ちが違います。
私鉄から山手線に乗り換え、歩き慣れた東京駅で駅弁を調達したら、
それはもういつもの東京駅ではありません。
こんな旅のわくわくする気持ちを決して追い越さない程度のスピードで
ブルートレインは目的地まで連れて行ってくれました。
食堂車の案内、消灯の案内、朝の挨拶・・・通常の列車の旅では
全くあり得ない、時間と空間を長く共有する列車ならではの
細やかな心遣いがありました。
関門トンネルの前後では、列車を牽引する機関車も交代します。
それぞれの役目に応じて3台の機関車が活躍するのです。
鉄道環境の異なる地方をまたぐ旅は、時間だけでなく手間もかかります。
それがまた非日常の楽しさでした。
そして、その手間を惜しまない職員の方や列車にありがたみを感じました。

今日、「旅は目的地に到着してから始まる」という感覚の人も
多くなったと聞いた事があります。
今時の子供たちは、バスや列車・・・マイカーでさえも
車中の時間は退屈なだけで、ゲームをしたりDVDを見たりしないと
間が持たない様ですね。
他事他人に関心が無い昨今の風潮を象徴するかの様です。
確かにこんな時代にはブルートレインは合わないのかもしれません。
早さと便利さは豊かさのひとつだったはずですが、
それを当たり前に手に入れた時、落っことした物もある様な気がします。

28年前「さくら」の車中で、下のベッドに一人で乗ってきた小学生を
食堂車に誘った事を思い出しました。
兄貴ぶってミートソースをごちそうしてあげました(笑)
ブルトレが好きで好きでたまらないと語っていたあの小学生は、
今日のこの日をどんな気持ちで迎えているでしょう。


●写真は2002年に撮影したもの、「さくら/はやぶさ」で到着した列車には
 次の進行方向から「富士」のヘッドマークを付けた機関車が付きました。
 もうこの頃、ブルートレインの運行の合理化はだいぶ進行していました。

Ef6653fuji

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