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今年は女の子 -ウラシマソウ-

今日は肌寒くてどんより、季節が後戻りした様な日でした。
最低/最高気温は6.5℃/15℃。
さっき庭に出た時に温室の暖房が入っていたので、
外気温は10℃以下にまで下がっているのではないでしょうか。

写真はウラシマソウです。
これまで2回ほど芽出し〜伸長の様子をアップしていますが、
その後順調に開花し、花命が長いためまだ咲いています。
このウラシマソウを含むサトイモ科テンナンショウ属の花は
条件により性転換しながら雄花が咲くことも、
翌年には雌花になることもある・・・というのをご存知ですか?

庭のものは植えた時にはまだ実生から2年目の小さな株でしたので、
初めて花が咲いてから昨年までは雄花でした。
雌花は株が充分に充実してはじめて咲くのです。
株の充実は地下の塊茎の状態に裏付けられます。
サトイモ科らしいコンニャク芋のような塊茎は、順調に生育すると
毎年少しずつ肥大し、花を咲かせる事のできる大きさになって
まず雄花を咲かせるようになります。そこから更に順調に生育すると、
塊茎が一定のサイズに達した時点で今度は雌花になるのです。性転換ですね。

今年は、庭の株も初めて雌花になりました。
しかし近くに雄花が無いので、受粉の確率は低いでしょうね。
ウラシマソウはちょっと変わったポリネーターを頼んでいます。
花から一種の腐敗臭に似た匂いを出し、キノコバエやハエなどを呼ぶのです。
彼等はハチほどの行動半径を持たないので、近くに別の株が存在しないと
受粉の確率はかなり低くなると思われます。
受粉した花穂は秋に赤いトウモロコシのような見事な果実になりますが、
この作業にはなかなかエネルギーを費やすらしく、
まだキャリアの浅い雌花の株は、
消耗のため翌年にはまたまた雄花に逆戻りしてしまいます。

うちの株は多分受粉しないでしょうから、来年も雌花でしょうか?
でもって手前に出ている子株が、早ければ雄花を咲かせるかも知れません。
状況に応じて雄花になったり雌花になったり・・・面白い開花生態ですよね。

Urashimasou090418

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