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ラブコール -ヨダンハエトリ-

きれいな雨上がりの一日となりました。
少々暑いですけど、やっぱりお日様が出ると気分が弾みます。

庭はこの雨の最中にすっかり様変わりしました。
木々の若葉が大きく広がったためです。
昆虫たちの活動もいよいよ一段と活発になるため、
それをエサにする生き物たちも活気を帯びて動き出します。
庭で特に目に付くのが様々なクモの幼体。
多くのクモは夏に向け、盛んに摂食して体を大きくします。
オニグモ科やアシナガグモ科など、
網を張ってエサを捉えるタイプが多いでしょうか。

一方、網を張らずに徘徊して獲物を捕らえるタイプのクモは
多くがこの時期、繁殖行動に入ります。
写真のハエトリグモ「ヨダンハエトリ」もその一種。
左がメス、右がオスになります。

どうです?なかなか奇麗なハエトリでしょ。
もともと、黒い頭胸部と名前の由来ともなった腹部の四段重ねの
朱色の矢はず模様の対比が美しい種類ですが、
オスに至ってはメインカメラ(正面向きの単眼)の周りが真っ赤、
太くて丸い触肢の中程に横一文字に真っ白なライン、
腕の様に振り上げた第一歩脚にも白い房毛が付いたオレンジの部分があり、
非常に目を引く容姿をしています。

オスの派手な姿はもちろんメスの気を惹くためのもの、
この目立つ衣裳で他の多くのハエトリグモと同様、
ダンスの様なディスプレイをして、メスに一生懸命ラブコールを送ります。
写真の距離だとまず目一杯第一飛脚を振り上げ、
自分を大きく見せる様なポーズでメスの注意を引きます。
それが上手くいってメスが真正面を向くと、今度はもう少し近寄って、
第一歩脚を一転前方に伏せて拝む様にピタリと合わせ
房毛より先の部分だけをYの字に開くポーズをとります。
これがどんな意味があるのかわかりませんが、
どちらかというと自分を小さく見せる感じでしょうか?

メスがオスを気に入ると、ここからトントン拍子に事が進むのですが
大体そこに至るまでにメスにそっぽを向かれるようですね。
写真のケースもそうでした。
しかし諦めきれないオスは、この後一定の距離を置いてメスを尾行する
ストーカー行為に走っていました(笑;)
少し離れたイヌザンショウの枝先では、
アオオビハエトリも似た様なことをやってましたよ。
ハエトリグモの世界も、オスは楽じゃなさそうですねー・・・

Yodanhaetorilovecall

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