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蛍何故 -ホタルカズラ-

この時期の雨には大きく二通りあって、
ひとつは単独の低気圧が通過する際に一日程度降る雨。
これは過ぎ去ったあとの低気圧がまだ発達しながら強い風を巻き起こすので
せっかくのお湿りだと思ったのにその潤いを感じる間もなく
吹き荒れる風が地面も空気もカラカラに乾かしてしまいます。
もうひとつは今回のように複合的に低気圧が干渉し合って
数日間ぐずつく雨。上がってもパッと晴れませんが、お湿り感は残ります。
プチ梅雨みたいなヤツですね。
どうやら明日もぐずついた空模様になりそうです。
気温の方は当初の予想より若干高めで、最低/最高は14℃/20℃でした。

写真はホタルカズラ。わすれな草でお馴染みのムラサキ科の多年草です。
花の直径はたった12〜15ミリほどですが、
なかなかビビッドな青い花が数輪がまとまって咲くので、存在感はあります。
初めて野に咲いている姿を見た時は、
可愛らしさと品のある美しさにしばし見惚れました。

しかし、山野草趣味の方がこの花を栽培している話は
あまり聞いた事がないので、一体どうしてなのかと思っていたのですが、
実際庭に植えてみてその理由が分かりましたよ。
ホタルカズラは、花と背丈は小さいのですが、
株はとんでもなく大きい草だったのです。
つまり茎が地面を横に這い、
今咲いている株から離れた所に来年の芽ができるのです。
「カズラ」という名は伊達じゃなかったという訳。
これじゃ鉢で栽培するのは至極困難!山草展にも出てこないはずです。
我が家の庭には2株ありますが、それぞれが畳一畳分より大きく広がって、
元の株の場所から見ると、随分方々に出先機関を設けています(笑)
離れて見ると広く転々と青い花が咲いているのですが、それでも2株。

もっともホタルカズラには、鉢栽培に向いた代替種が存在します。
その名はミヤマホタルカズラ(Lithodora diffusa)。
南欧産の常緑低木ですが、
クッション状になるグランドカバー向きのタイプで、鉢栽培も可能です。
花はホタルカズラを一層濃くしたような冴えたコバルトブルーで、
最近では花弁に白い覆輪の入る品種もよく見かけます。
もはや山野草のジャンルにとどまらず、ホームセンターなどでも売られる
ポピュラーなガーデニングプランツになりました。
ただ残念なのは、こちらは花の中心にホタルカズラのような
白いスターレリーフが入らないんですよねー。

ところで、和名のホタルカズラ・・・は、どうしてホタルなのでしょう。
別にホタルのライフステージに関わっている植物ではないし、
どちらかと言うと乾いた日当りの草地に生える植物ですから、
あまりホタルとの接点は感じないのですが・・・点々と咲く小さな花を
ホタルの光に例えた、なんて説明がいかにもつきそうですが、
個人的にはあまりピンと来ないのですよね。
もし、どなたかご存知の方がいたら教えてくださ〜い。

Hotarukazura090507


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