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駱駝虫

雨の一日は暑からず寒からず。
しかし手持ち無沙汰で少々消化不良気味(笑)
庭のあちこちに増えすぎたススキの小株を間引いて、
抜いた穴に腐葉土をすき込む作業をしようと思っていたのですが、
またの機会となりました。
最低/最高気温は16℃/20℃、最低の16℃は夜に出た気温です。
夕方一度スカッと晴れて夕日が照りましたが、今はまた雨が降ってきました。

こんな日は面白いものに出会えそうに無いと
半ば諦めつつ掃除ついでにサッシ周りウォッチングをしていると、
お、いたいた変なヤツが!
写真の昆虫、ラクダムシ(Inocellia japonica)といいます。
ラクダムシはアミメカゲロウ目(脈翅目)の昆虫で、ウスバカゲロウ、
ツノトンボ、ヘビトンボ、カマキリモドキなどと同じグループ。
そういえばラクダムシは、頭と頸(前胸)がヘビトンボに
翅と後胸部、腹部はカマキリモドキによく似ています。
ただ、メスの腹部には針状のやや長い産卵管が突き出していて、
これは他の仲間には無い特徴でしょうか。

この虫、完全変態の昆虫ですが、幼虫と成虫の姿がとても良く似ています。
幼虫は写真の虫から翅と産卵管をとった様な姿で、
マツなどの樹皮下で暮らすため、とても平べったい体をしています。
でも、石がゴロゴロしていたり、
枯れ木が積んである所でも見かけたことがあるので、
完全に樹皮下だけで暮らす訳ではなさそうです。
庭の落ち葉の上でもこれまでニ度ほど幼虫を見かけています。

この虫について調べていたら、とあるページに気になる記述がありました。
それは以下のようなもの。
「蛹は蛹室に入っているが、のちに適当な場所に移って羽化する。」
ええっ、ほんまかいな!日本語的に間違っていなければ、
蛹が羽化の前にわざわざとことこ移動するってことですよね?!
まあ・・・カゲロウには亜成虫なんてのがあるし、
偽蛹を経る昆虫もいますからね。ありえないことでもないですが・・・
でもやっぱり昆虫って不思議〜!!

それから、ラクダムシという名の由来について、「理解し難い」
という旨の記述が多く目に付きましたが、これについては異議アリ!
じつは初めてラクダムシを見た時に、以前から名前は知っていたのですが、
「ああ、これってひょっとしてラクダムシってヤツじゃない?」と
すぐにピンと来ましたよ。
だって横から見た時、頭部と前胸部をしゃくるように反り上げ、
翅を動かす筋肉の入った後胸部が二つの山状に盛り上がった姿は
まさにフタコブラクダのようでしたから・・・

庭では幼虫の他、スイカズラ科のカンボクの花で成虫を見た事があります。
花そのものに用があるのか、
花に来る昆虫を捕食するつもりだったのかは分かりません。
今度いつ会えるかも全くわかりませんが、撮影に協力してくれた彼女は
雨の当たらない軒下の壁にとまらせて放しました。
今度は何か食べてる所を見せてね〜・・・

Rakudamushi

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コメント

 こんばんは、昆虫系、食いつきのいいくわでんです。
 ラクダムシって初めて見たんですが、面白いですね。
なんか、ハサミムシを連想しちゃいました。
 ツノトンボを見たときも面白いな~って思ったんですが、
カゲロウの仲間って、ひそかに独自のミラクルワールド築いてますよね。
トンボかな?蛾かな?蜂かな?ハイ、全部間違い、ブブーって。
 ところで、以前デムの交尾について書き込みをした際に
『鞭状器を放出』と書きましたが、正しくは『精莢』でした。
お詫びして訂正させていただきます。
・・・そうですよね~・・・内臓放出しちゃまずいっしょ(^^;)

投稿: くわでん | 2009年5月24日 (日) 23時30分

くわでんさんどもです。
面白いでしょ、ラクダムシ。
でもって脈翅目ってみんな翅がきれいですよね。
昆虫としてはかなり古いグループみたいですね。地球の大先輩!

カタツムリの精莢の件訂正どうもです。
もっともツッコメる人がどれだけいるのだろう(笑)
いたとしたら、おそらくみんなくわでんさんの知り合いじゃないかな(追笑)

しかし・・・話は違いますが、ナマコはビビると内蔵を思いっきり放出しますね。
あ、ぐりおもビビると時々口から心臓を放出する・・・(爆)

投稿: ぐりお | 2009年5月25日 (月) 01時12分

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